日野道生
ひのみちお
概要
CV:堀秀行
人類軍のファフナーであるメガセリオン・モデルの搭乗者。コードネームは「666(トリプルシックス)」。「マスターセリオン」の異名と、メガセリオン搭乗時の心理的重圧に耐えうる強靭な精神を持つ、人類軍きってのエースパイロット。
竜宮島出身で、島で生まれた第一世代の子供の1人。幼い頃は近藤剣司に似た子供だった様で、幼い真壁一騎達からも頼れる兄貴的存在として慕われていた。
本編の5年前に、母親の日野恵を残して父の日野洋治と共に離島し、人類軍に加わり、この頃に難民の1人だったカノン・メンフィスを救出して、彼女の上官となった。
竜宮島への侵攻作戦で、かつて出立を知らせないまま別れた幼馴染の遠見弓子と再会するも、フェストゥムだけでなく同じ人間とも戦った自分はもう島には帰れないという思いから、再び島を去ろうとした。
しかし、もう1人の幼馴染である狩谷由紀恵から軍が島を消滅させようとしているとリークされる。それを聞いてすぐさま心を決めると、由紀恵の助力もあって軍を脱走し、島を守って弓子のもとへと戻った。
実は、弓子に対してずっと互いに想いを寄せ合っており、島を出たのは自分と同じ世代の子供達が次々と死ぬ中で(これは弓子の父であるミツヒロ・バートランドの無茶なファフナーへの搭乗実験の影響も大きかった)、弓子もこのままでは死ぬのではと考えて、いてもたってもいられずに弓子を助ける方法を探そうと思ったのがきっかけである。
また、メガセリオン搭乗による心理的重圧や激戦に耐えられたのは、「弓子を守りたい」という思いが強く働いていた為である。
家を出た弓子と同棲を始め、やがて島で久しぶり(剣司と皆城乙姫以来)の自然受胎で子供を授かる(弓子は島で生まれた子供である為、受胎能力を失っていなかった)。
だがパイロットに犠牲が相次ぎ、本来ファフナーを降りる年齢でありながら、弓子と生まれてくる子供のために戦いを続けることを決意し、ファフナーとの一体化を促進する同化促進薬を自ら投与する。
そしてノートゥング・モデル「マークアイン」で、島を急襲したマスター型フェストゥムのイドゥンが操るマークニヒトを迎え撃ち、追い詰められるが、島に行かせないために自分ごと拘束した上で自分がいるブロックをCDCに島から切り離なさせ、その上でフェンリルを起動する。
そしてファフナーからの脱出を図るも、同化した由紀恵から既に憎しみを学んでいたイドゥンに射出されたコックピットブロックを捕らえられて、アインに叩きつけられて殺害された。
奇しくも弓子の父が作った機体の妨害によって、生きて帰り一緒になるという彼女との約束を守ることは叶わなかった。
続編以降では彼の遺児である日野美羽が、物語のキーパーソンの1人として重要な役割を果たしている。
『スーパーロボット大戦K』及び『スーパーロボット大戦UX』では、いずれも生存ルートが用意されている。