はじめに(曖昧さ回避)
1.フランソワーズ・サガンが書いた小説タイトル。同名の映画(1958年公開:コロンビア映画配給)
2.「めぞん一刻」のオープニングテーマ(斉藤由貴の5枚目のシングル:本項で解説)
曲概要
作詞:森雪之丞
作曲:玉置浩二
編曲:武部聡志
BPM:142
構成:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ1→Aメロ→Bメロ→サビ2→間奏→サビ3→サビ2→アウトロ
歌:斉藤由貴
演奏時間:3:58(リミックスバージョン含む) 4:11(21st Centuryバージョン)
説明
アニメ「めぞん一刻」の初代オープニングテーマで、第1話~第23話、第25話~第37話で使われた(第24話はギルバート・オサリバンの「Alone Again」をOPに使用)。
この曲は、朝にシャンプーをするという「朝シャン」を狙うために資生堂が出した「モーニングフレッシュ」というシャンプーのCMソングにもなっている。
ちなみに、1986年9月10日の誕生日に行ったNHKホールでのライブでも2曲目で披露している。2007年には、新録音として「21st Centuryバージョン」をリリースした。
NHK「第37回NHK紅白歌合戦」に司会とこの曲で紅組で出場した。出場順番は7番目(紅組4番目)である。(ちなみに、対する白組は吉幾三であった)
当初、NHK連続テレビ小説「はね駒」のヒロインでも抜擢され、アニメなどの相乗効果で大ヒットした曲であるせいか、今でも多数の声優たちなどにより歌い継がれている。
タイトルについて
・正式には、「悲しみよ」と「こんにちは」の間に空白(スペース)が入る。→「悲しみよ こんにちは」
・タイトルを縮約して「かなこん」という呼び方もある。
・同名タイトルのサガンが書いた小説(映画化された)タイトルである「悲しみよこんにちは」と無関係である。(なお、この映画をあつかった歌は、別のアイドルによって歌われている。)
・1989年に女優の高岡早紀が同じタイトル曲(靴のマドラスCMソング)を歌っているが、まったく異なる曲である。(こちらは加藤和彦作曲)
・同じようなタイトルで「悲しみにさよなら」という安全地帯の曲がある。(作曲者が同一である。)
カバーしたアーティスト
多数のアーティストがカバーしているため、主要なものだけ掲載する。
アニメ・ゲーム関連
島本須美:1987年、めぞん一刻のヒロインである「音無響子」名義にてカバー。のち2009年に島本自身のカバーアルバム「島本須美sings Her Legends」でも新アレンジにてカバーしている。
中村繪里子:2007年、アイドルマスターの天海春香名義にてカバー。なお、間奏にオリジナルのセリフがある。余談だが、音無響子さんの娘の名前は「春香」であった。
田中理恵:2009年、ハヤテのごとく!のマリア名義にてカバー。なお、収録CD「ハヤテのごとく! キャラクターカバーCDアルバム」の付録CDに収録されている曲解説では、綾崎ハヤテが、発売年を1983年と言っているが、1986年の間違いである。
平野綾:2010年、WHITEALBUMの森川由綺名義にてカバー。
歌手など
つじあやの:2006年、作詞家・森雪之丞のコンピレーションアルバム「Words of 雪之丞」に収録。ウクレレを弾き語りしながら歌っている。
玉置浩二:2013年、作曲した玉置によるセルフカバーアルバム「Offer Music Box」に収録。オリジナルとは少々異なる。3代目OP「好きさ」も安全地帯で担当(第38話~第52話)。