曖昧さ回避
1.フランソワーズ・サガンが書いた小説タイトル。また、1958年公開、コロンビア映画配給の同名の映画。
2.『めぞん一刻』の初代オープニングテーマ。斉藤由貴の5枚目のシングル。本項で解説。
曲の概要
作詞:森雪之丞
作曲:玉置浩二
編曲:武部聡志
歌:斉藤由貴
BPM:142(2021年バージョンは134)
構成:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ1→Aメロ→Bメロ→サビ2→間奏→ラストサビ→アウトロ
演奏時間:3:58(リミックスバージョン含む) 4:11(21st Centuryバージョン) 4:33(2021年バージョン:CD「水響曲」収録)
概要
アニメ「めぞん一刻」の初代オープニングテーマで、第1話~第23話、第25話~第37話まで使用された(第24話のみギルバート・オサリバンの「Alone Again」を使用)。
本曲は、朝にシャンプーをするという「朝シャン」を狙うために資生堂が出した「モーニングフレッシュ」というシャンプーのCMソングにもなっている。
ちなみに、1986年9月10日(斉藤由貴の誕生日)に行ったNHKホールでのライブでも、2曲目で披露している。
2007年には、新録音として「21st Centuryバージョン」をリリースしている。
2021年2月21日には、デビュー曲発売36周年を記念し、シングル曲をリアレンジし新録音したアルバム「水響曲」にも収録された。オリジナルよりややゆっくり目である。
NHK「第37回NHK紅白歌合戦」に司会とこの曲で紅組で出場した。出場順番は7番目(紅組4番目)(ちなみに、対する白組は吉幾三であった)。
当初、NHK連続テレビ小説『はね駒』のヒロインに抜擢され、アニメなどの相乗効果で大ヒットし、今でも多数の声優たちなどにより歌い継がれている。
タイトルについて
- 正式には、「悲しみよ」と「こんにちは」の間に空白(スペース)が入る。→「悲しみよ こんにちは」
- タイトルを縮約して「かなこん」という呼び方もある。
- 同名タイトルのサガンが書いた小説(映画化もされた)タイトルである「悲しみよこんにちは」と無関係である(なお、この映画を扱った歌は、別のアイドルによって歌われている)。
- 1989年に女優の高岡早紀が同名の曲(靴のマドラスCMソング)を歌っているが、別の曲である(こちらは加藤和彦作曲)。
- 同じようなタイトルで「悲しみにさよなら」という安全地帯の曲がある(作曲者が同一)。
カバーしたアーティスト
多数のアーティストがカバーしているため、主要なもののみ掲載する。
アニメ・ゲーム関連
島本須美:1987年、めぞん一刻のヒロインである「音無響子」名義にてカバー。のち2009年に島本自身のカバーアルバム「島本須美sings Her Legends」でも新アレンジにてカバーしている。
中村繪里子:2007年、アイドルマスターの天海春香名義にてカバー。なお、間奏にオリジナルのセリフがある。余談だが、音無響子の娘の名前は「春香」であった。
田中理恵:2009年、ハヤテのごとく!のマリア名義にてカバー。なお、収録CD「ハヤテのごとく! キャラクターカバーCDアルバム」の付録CDに収録されている曲解説では、綾崎ハヤテが発売年を1983年と言っているが、1986年の間違いである。
平野綾:2010年、WHITEALBUMの森川由綺名義にてカバー。
歌手
つじあやの:2006年、作詞家・森雪之丞のコンピレーションアルバム「Words of 雪之丞」に収録。ウクレレを弾き語りしながら歌っている。
玉置浩二:2013年、作曲した玉置によるセルフカバーアルバム「Offer Music Box」に収録。オリジナルとは少々異なる。
なお、3代目OP「好きさ」も安全地帯で担当している(第38話~第52話まで使用された)。