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サイクロプスの編集履歴

2011-10-24 13:00:23 バージョン

サイクロプス

ひとつめきょじん

ギリシャ神話に登場する種族。 地母神ガイアによって生み出された一つ目の巨人で、無類の怪力を誇る粗暴な存在。 その一方で、非常に高い鍛冶職人としての資質を持ち、鍛冶神・ヘパイストスの助手として数多の武器や道具を精製している。

サイクロプス【cyclops】とは、ギリシャ神話に登場する巨人の一種である。

ギリシャ語では『キュプロクス【Κύκλωψ】』と発音する。

なお、MARVELコミックの作品『X-MEN』のキャラのコードネームでもあるが、こちらは正確にはサイクロップスである。


概要

 天空神ウラノスによって生み出された巨人の一族。

 名前の意味は『丸い目玉』。

 アルゲース(Arges)、ステロペース(Steropes)、ブロンテース(Brontes)の三兄弟を筆頭とし、みな巨人としての巨躯に加え、単眼という容姿を備えた異形であった。

 この容姿が災いし、ウラノスから疎まれてタルタロス送りにされていたが、ティタノマキア(クロノスゼウスの世代交代戦争)の際にゼウスによってタルタロスから解放され、ゼウス軍に加勢することとなった。その際、ゼウスに雷霆ポセイドントライデントハーデスに透明になれるという、自分たちの造った強力な品々を供物として捧げたという。


 その後は、鍛冶神・ヘパイストス下で働き、彼の助手として多くのアイテムを作っている。


・・・あれ? どこが凶暴?

 以上の逸話から分かると思うが、『粗野で乱暴な種族』は後付け設定である。


 その源流となっているのが、同じくギリシャ神話の叙情詩『オデュッセイア』に登場したポセイドンと海の精霊ネレイスの子ポリュペーモスで、粗野で凶暴な性格と人を食うという怪物性を備えており、彼をはじめとしたサイクロプス達の棲む島に立ち寄ったオデュッセウスたちの船団を捕えて彼と12人の部下を食べようとした。

 しかし、オデュッセイアの即興の奇策にまんまと引っ掛かり、生き残ったオデュッセイアと船員たちを取り逃がしてしまったうえに、大事な眼を潰されてしまう。

 これが原因となり、ポリュペーモスは父神に泣きつき、ポセイドンは仕返しとばかりにオデュッセイアの航海を妨害し続けたという。


ファンタジーでの「サイクロプス」

 後世でのサイクロプスは、もっぱらポリュペーモスをベースに描かれており、そのほとんどが粗野で凶暴、人を食う、脳筋といったイメージで統一されており、"ウラノスの三兄弟"のイメージがほとんど消えている。


関連タグ

ギリシャ神話 巨人 モンスター

単眼 サイクロップス

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