アヤノ
あやの
「明日のこと、好きになれる」
「さよなら、大好きだよ」
プロフィール
名前 | 楯山文乃(アヤノ) |
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メカクシ団団員 | No.0(初代団長) |
楽曲 | アヤノの幸福理論、透明アンサー、ロスタイムメモリー、アディショナルメモリー |
能力 | 目をかける |
誕生日 | 11月22日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 155cm |
体重 | 43kg |
血液型 | B型 |
好きなキャラクター | 花京院○明 |
家族構成 | 父、母(故人) |
イメージカラー | 茜色 |
cv | 中原麻衣 |
物語の舞台は8月のため、シンタローと同い年ではあるが誕生日の設定より17歳となる。
概要
じん(自然の敵P)アルバム「メカクシティデイズ」の収録PV、透明アンサーにて初登場した少女。小説では2巻にて初登場。
コノハの世界事情 チルドレンコード 夕景イエスタデイにも一瞬のワンシーンに登場している。
アニメ「メカクシティアクターズ」では1話から登場。謎の少女としてシンタローの前に語りかけ続ける。***と名前を伏せての登場であるが、これはアヤノでなくあの方である可能性も高いため、詳細は不明。
人物
セーラー服姿の上に常に身に着けている赤マフラーが印象的で、儚げな雰囲気漂う美少女(ニュータイプにて表記)。
髪の長さについて、小説ではミドルロングと表記だが、透明アンサーや漫画カゲロウデイズでは背中までのロングヘア、アニメでは高校生時までセミロングだったが、エンディングでは髪が伸びたのかロングヘアとなっている。
いつも笑顔を絶やさない天真爛漫な性格で、皆から(特にキド、カノ、セト)に慕われている。成績はあまり良くはなかったが、決して努力を惜しむこともなかった。
誰よりも皆の幸せを願う思いやりの心と純粋さを持ち合わせており、多くのファンからも支持されている。
じん氏と中原麻衣の対談では「人間を超越した女神的存在」と評価されている。
また、じん氏はツイッターで「アヤノちゃんはカゲプロで彼女にしたい女の子断トツ一位」と述べており、アヤノに対して愛着があることが感じられる。
メカクシティアクターズBlu-ray&DVD「アヤノの幸福理論」ではTV版で3DだったOPがリメイクされている。
返却されたテスト用紙で鶴を折る癖があり、友人のシンタローが破り捨てた100点のテストも拾って鶴にしていた。
成績優秀故に日常をつまらなく感じていたシンタローとは積極的に声をかけたことで、次第に仲良くなっていった。 中学で出会った二人は偶然にも同じ高校に進学しても一緒のクラスで、席もまた中学の時と同じ窓際の隣同士の席だったようだ。
当時から人当たりが悪かったシンタローに対しても献身的に世話を焼き、時には注意し、母親のように彼を見守っていた。また彼が貴音に失礼な態度をとったときは、代わりに謝りに行っていた。
同時にシンタローに好意を抱いており、高校の文化祭に彼を誘い一緒に行けたことを喜んでいたり、貴音との会話で彼の話題になると口調のテンションを上げ、アヤノ曰く「シンタローの可愛い所」を嬉々として話す一面も。貴音と遥によるとアヤノは非常に「分かりやすい」らしく、この二人にはアヤノのシンタローに対する好意を見抜かれている。
しかし榎本貴音との会話では「ダメなんです・・・私じゃ。あの子には、もっとあの子以上にワガママであの子を引っ張ってくれる元気な子がいないと・・・。」と話していた。
貴音が遥のお見舞に行くことをためらっていた時は「貴音さんは遥さんに会って素直な気持ちを伝えるべき」といった旨の発言をし、普段温厚な彼女が珍しく叱った。そして「勇気出してください」と後押しをした。
そんな彼女の行動が登場人物達の救い、希望となることもあった。
彼女は何か重大なことで悩みを抱いていた。
そして 高校1年の夏のある日、学校の屋上から飛び降り自殺した。
シンタローは以前アヤノが誰もいない教室で一人泣いていたのを見かけたことがあり、その時の泣き顔がいつも笑顔でいる彼女の本当の顔である事に気付きつつも、声をかけずに素通りしてしまった。
シンタローはアヤノを失ったことで、彼女の存在が自分にとっていかに大きかったのか気づいた。そしてアヤノの本心を解ろうとせず、彼女を自殺させてしまった事を後悔し続けており、彼はその後高校を中退し引きこもりになってしまう。
ロスタイムメモリーにて「目をかける能力」を持っていたことが判明。
アザミが娘のシオンに愛情を抱いた時点で生まれた能力らしいが詳細は不明。
のちにアニメにて正体が判明する。
一方で漫画版第二ルートでは辿った経緯の大きな違いから、性格が大きく異なっている。
カゲロウデイズから生還した現実世界のヒビヤの前に、「目をかける能力」を持つアヤノが現れ、自らの能力でカゲロウデイズの誕生経緯を伝えた。このアヤノは「セトが楯山家に連れてきたマリーと面識がある」「シンタローとは出会わなかった」と、他のルートにはない大きな違いがある(現にシンタローもエネは住み着いているが引きこもりではない)。
性格は冷淡で、能力とは無関係なシンタローがヒビヤとの話に割り込んでくるのにイライラしたり、メカクシ団の仲間なのかとヒビヤに問われた時は「仲間なんかじゃない」「化け物という意味では同じ仲間」と一蹴したりと、今までのアヤノからは想像もつかない性格をしている。共通しているのは「目が冴える蛇から弟妹たちを守ること」という目的くらいである。
過去の回想から、かつては他のルートと同じように優しく家族想いな少女であったらしく、マリーも「お姉ちゃん」と呼んでいる。マリー曰く自分が楯山家に来た時からみんな変わってしまったとの事で、アヤノと再会したカノの反応も「生きていたんだ」と冷ややかなものであった。
家庭環境
アヤノの幸福理論にて、母のアヤカが幼いキド、カノ、セトを孤児院から引き取り、アヤノは彼らの「お姉ちゃん」になる事を頼まれていたようだ。
自らの目の能力に怯えていた3人に「真っ赤な色は主人公の色だから、怯えなくてもいいんだよ」と赤いスカーフのヒーローを見せながら説き、「ヒーローごっこ」としてメカクシ団を設立する。(→初代メカクシ団)
三人に与えたフードは彼らの赤い目を隠す為で、キドとカノとセトはアヤノを実の姉として慕っていた。キドの話によると、母親同様怒ると怖かったらしく、特にカノにはよく叱ってたらしい。また強い人であったとも語っている。
想像フォレストにてセトがマリーに「案外怯えなくていいんだよ」と説いた事、3人がまだメカクシ団を引き継いでいる事などから、アヤノは今もなお「お姉ちゃん」として大切に思われていることが窺われる。
ちなみにセト以外の家族はアヤノの好きな人の話題に関しては非常に敏感のようで、父からは常々「嫁に行ったら死ぬ」と言われていたり、父が酔った勢いで教え子の遥を紹介すると言うとカノとキドが本気に捉えてしまい、遥が合宿に来た時はキドは窓から見ていたにも関わらず無視し、カノはアヤノに化けて下心がないかと詰問した程。
幸せだった家族は、母が亡くなり、父が三人と同じ目の能力を得た時を境に、取り返しのつかない程までに狂い始めていく。『目が冴える蛇』の陰謀に気付いた彼女は、大切な弟妹や友人たちを守るために「ひとりぼっちの作戦」を実行し目論みを阻止させようとする。
一方シンタローはアヤノが自殺した時に「あいつの事を何も知らなかった」と独白しており、彼女の詳しい家庭環境は知らなかったようである。
メカクシ団電波ジャック台詞
こんばんは、アヤノです!
今日まで皆ちゃんと紹介してくれたのかな?
えぇっと、メカクシティアクターズが始まります。
皆で頑張るので応援してもらえると嬉しいです!
緊張したぁ…
ニコニコはこちら
関連タグ
透明アンサー ロスタイムメモリー アヤノの幸福理論 アディショナルメモリー
ケンジロウ アヤカ(カゲロウプロジェクト) ヒヨリ(カゲロウプロジェクト) キド カノ セト(カゲロウプロジェクト) 如月シンタロー 榎本貴音 九ノ瀬遥
ネタバレ
能力
「目をかける」。
アニメ最終話にて能力が判明。能力は「相手に思いを伝える」。
アザミが生まれたばかりのシオンに対して、「早く、どれだけ愛おしく思っているのかを伝えたい」と願ったことから生まれた。
以下に「カゲロウデイズⅤ-the_deceiving-」、アニメ最終話のネタバレあり
父親の様子がおかしいことに気づいたアヤノは、カノに自分の代わりに学校に行ってもらっている間に彼のことを調べた。
その結果、両親がかつてメデューサの目の能力について調べていた事、父は『目が冴える蛇』に取り憑かれ人格が蛇そのものになっており、あらゆる機関の勢力を裏で支配する存在となっている事を知る。
『目が冴える蛇』の目的は、父の「アヤカにもう一度会いたい」という願いの成就だった。
そのためには10の蛇をカゲロウデイズから現実世界に出し、その全てを女王に宿させる必要があった。
つまり 蛇によって生かされている者たちは、蛇を抜かれると死んでしまう
このまま『目が冴える蛇』の計画が進めば、いずれは大切な家族や友人たちが殺されるという事実にたどり着いてしまったのである。
その故にアヤノは貴音と遥を利用した実験は残りの蛇を二人に宿させるためであり、二人がそのために一度殺されてしまうことを知っていた。だが既に冴える蛇に支配されている街で大人に頼ることは出来なかった。
彼女は弟妹や友人たちを守るために、一人で『目が冴える蛇』の計画を阻止することを決意する。
8月15日に学校の屋上から飛び降り自殺してカゲロウデイズに接触し、『目をかける蛇』を宿すことに成功すると、そのままカゲロウデイズに留まる事を選んだ。
このことにより、例え他の人物がカゲロウデイズに接触しても、彼女が既に宿している『目をかける蛇』を宿して現実世界に脱出することが不可能になる。『目をかける蛇』だけが現実世界に出せなくなった『目が冴える蛇』の計画は失敗に終わることとなったのだが・・・。
カゲロウデイズに入り込んだアヤノの身体は現実世界では遺体は残らず、失踪したということになっていた。しかし、『目が冴える蛇』が失踪では後々まで騒ぎになってしまうとして、カノを脅してアヤノの遺体役をさせ、自分の息のかかった警察に自殺という形で処理を済まさせていた。
アニメ最終話にて自身の「目をかける」能力でシンタローの記憶をマリーに伝え、目が冴える蛇を倒す鍵となる。
その後「目が冴える蛇」と対峙し、惨殺をくい止めた。
エンディングでは私服を着た可愛らしいアヤノが見られ、シンタローとカップルのように仲の良い姿を見せている。
漫画版第二ルートのアヤノ
マリーが楯山家に娘として迎えられた事で、シンタローとは出会う事のなかったアヤノ。
そのため、シンタローと出会うきっかけが変わり、自分に関わろうとするシンタローを最初は邪険に扱うものの、シンタローの妹の目にまつわる境遇を知り、協力する姿勢を見せる。
マリーが目の能力にまつわるメデューサである事に気付いたアヤカは、3人の持つ目の能力に関する手掛かりを得られないかと思ってマリーの家に行く事になり、アヤノやケンジロウも同行する形で8月15日に4人で車に乗って向かっていた。
しかし、そこで土砂崩れが発生し、アヤノはアヤカやケンジロウと共に土砂に巻き込まれて死亡。母と共にカゲロウデイズに接触して「目をかける蛇」を得て、カゲロウデイズに関する知識や過去に起きた出来事を地獄の中で見せられ続け、アヤノだけが生還する。「目を合体させる蛇」の影響でただ一人助かっていたマリーが駆け寄るも、カゲロウデイズの中で狂ってしまったアヤノはマリーを拒絶して「お前さえいなければ」と言い放ち、全ての元凶である「目が冴える蛇」や、蛇たちが現実世界に出てくるきっかけとなったマリーへの憎悪を露わにした。
その後家に戻ったアヤノは自分の得た知識を弟妹たちに話し、「目が冴える蛇」の陰謀を阻止し蛇の能力を得た自分たちが助かるには、マリーを殺すしかないと告げた。両親が亡くなり何があってもキド、カノ、セトを守らなければいけないという想いと、自分たち家族を狂わせたマリーへの憎悪からきた言葉であった。当然3人は別人のように豹変してマリーを殺そうとしている姉よりも、妹として受け入れたマリーを守る事を選び、マリーを連れて楯山家を出て行った。
そのため現在でもアヤノの方はキド、カノ、セトを守りたいと思っているが、3人はマリーを殺そうとしたアヤノを今でも許せず拒絶しており、カノのアヤノに対する対応が冷ややかだったのもそのため。アヤノも狂っているのは自分の方だと理解しつつも、今もなお妹のマリーを殺そうと思っているとシンタローに語っている。しかし妹を想うシンタローの気持ちに触れていくうちに、マリーを妹として迎えた時の嬉しさを思い出していき、彼女にも徐々に変化が訪れた。
作戦の末に「目が冴える蛇」を倒したものの、生き残ったのはアヤノとシンタローとマリーだけであった。「みんなと未来に進みたかった」というマリーの想いを聞き巻き戻しに賛成するも、「この悔しさを忘れない、焼き付けておかなければいけない」というアヤノ自身の思いによって、マリーに自分の命を使い「目に焼き付きける蛇」としてシンタローに宿すように伝えた。
つまりシンタローが生まれながらに宿していた「目に焼き付きける能力」とは、コミック版第二ルートのアヤノ自身であった。