あの日の秘密組織は。
赤いマフラー巻きつけた
「秘密組織みたい!」
概要
カゲロウプロジェクトの主人公団体であるメカクシ団だが、元々この団体を作ったのはアヤノ(楯山文乃)である。彼女のナンバーはNo.0。
アヤノの母であるアヤカが引き取った幼少期のキド、セト、カノを喜ばせるために、アヤノ曰く「主人公の色」である赤色のマフラーを身にまとい、ヒーローごっこをしたところ、三人が「秘密組織みたい!」と初めて喜んだのがよほど嬉しかったのか、アヤノは毎日マフラーを身に付け4人で秘密組織ごっこをしてたという。
それがメカクシ団の始まり。3人のフードつきのパーカーは、赤い目の能力を隠すためにアヤノが与えたものだった。「メカクシ団」という名はカノが勝手に命名したが、「自分たちの目の能力を隠すための秘密組織」であった事に由来している。
自分たちの能力を知っても家族として大切に想ってくれるアヤノを、3人は実の姉として慕っていた。しかしそんな家族の幸せは、母が事故で亡くなった事で永遠に失われてしまう。狂ってしまった父の目論みが、大切な弟妹や友人たちを殺す事に繋がると知ったアヤノは、「独りぼっちの作戦」を決意し大切な人たちを守るために投身自殺を図り、行方不明になる。その瞬間までアヤノは残される事になるメカクシ団の事を案じ続けていた。
シンタローはアヤノと交流があったが、アヤノが初代メカクシ団長だった事を小説1~4巻の時点ではまだ知らない模様。それ故にシンタローはメカクシ団で楽しく過ごす事でアヤノの事を忘れてしまうのではないかという不安も抱いている。
しかしメカクシ団もアヤノが守りたかった物である事は間違いなく、アヤノを失って引きこもったシンタローがメカクシ団と出会って前を向くようになった事に運命的なものはあるのかもしれない。
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