1969年から放送が始まり、2009年に放送40周年を迎えた。
世界各国で放送されるなど大人気に。
日本では1971年から2007年まで放送された。以前は英語オンリーだったが、1990年代に解説放送、1998年から吹替版に正式移行し、2004年秋から2007年までは日本オリジナル版として放送されている。
2020年5月17日にはコロナ対策のステイホームでの「エルモのおうちで遊ぼう」が放送され、
放送されるのは16年ぶりとなった。このスペシャル版ではエルモはビデオチャットでみんなと繋がっている。なお、続編も予定されている、日本での邦題は仮として「宝さがし」である。こちらの吹替版はUSJ版とテレビ東京版の声優が参加しているが、バートのみNHK版である。この状況になったきっかけは、youtube版から来ている。
キャラクター
名前 | 声優 | |
---|---|---|
ビッグバード | 真殿光昭(NHKレギュラー版)、鶴岡聡(テレビ東京版以降) | 黄色くて大きな鳥。番組当初から登場してるキャラクター。 |
スナッフィー | 大川透 | マンモスの子ども。ビッグバードと仲がいい。 |
エルモ | 落合弘治(NHKレギュラー版)、松本健太(テレビ東京版以降) | 人懐っこい小さな赤いモンスターの男の子、キャラクターの中で1番人気が高い。 |
クッキーモンスター | 大川透(NHKレギュラー版)、菊地慧(テレビ東京版以降) | クッキーが好物の青いモンスター。 |
オスカー | 大川透 | ゴミ缶に住む緑色のひねくれ者。ツンデレ。 |
アーニー | 真殿光昭 | バートの親友。インターネット上ではバートとともにドラムをたたく動画が有名。 |
バート | 落合弘治 | アーニーの親友。アーニーの対してのツッコミ担当。 |
グローバー | 落合弘治 | 青くて細いモンスター |
テリーモンスター | 玄田哲章 | 三角形が大好き。紫色のモンスター。 |
カウント伯爵 | 大川透 | 数えるのが大好きな吸血鬼(?) |
ベビー・ベア | 落合弘治 | 熊の男の子。 |
カーミット | 真殿光昭 | 世界一有名なカエル。マペット・ショーでは主役はこいつ。 |
ロジータ | 滝沢ロコ | 明るい青緑の女の子。 |
ゾーイ | 玉川紗己子 | オレンジ色の女の子。 |
プレーリー・ドーン | 玉川紗己子 | 金髪でおかっぱの女の子。 |
アビー・カダビー | 小桜エツ子 | ピンク色の妖精。 |
ルル | 堀越真己 | 金髪で青色の女の子、エルモと仲良しで「歌の日」でも一緒に歌っていた。 |
操り人形師
- ジム・ヘンソン 彼が、タオルでカエルのカーミットを作ったのがマペット第一作。後に、ファンタジー映画『ダーククリスタル』、『ラビリンス』などを手掛ける。故人。
- フランク・オズ ジム・ヘンソン氏の右腕的存在。SF映画『STARWARS』(スター・ウォーズ)で、マスター・ヨーダのマペット操作を担当した。
アメリカ版で登場した人物
名前 | 役者 | 声優 | |
---|---|---|---|
ボブ・ジョンソン | ボブ・マグラス | 田原アルノ(NHKレギュラー版) | 音楽担当の教師、フーパーさんのお店の上に在住している。 |
ゴードン・ロビンソン | ロスコー・オーマン | 玄田哲章(NHKレギュラー版) | かつては歴史担当の教師だったが、後に科学部門の教師になった。シーズン1の時点ではまだ若く髪があった。 |
スーザン・ロビンソン | ロレッタ・ロング | はやみけい(NHKレギュラー版) | ゴードンの妻で、看護師をしている。 |
アラン・ムラオカ | 本人 | 真殿光昭(NHKレギュラー版) | 第3786回「新しい住人がなかま入り(Welcoming Alan)」で初登場(NHKでは2000年4月8日の放送)、フーパーさんのお店の4代目店主である。 |
マリア・ロドリゲス | ソニア・マンザーノ | 堀越真己(NHKレギュラー版) | プエルトリコ出身で、スペイン語を話す女性。修理屋さんを経営し、ルイスの妻で娘のギャビーを持つ。 |
ジーナ | アリソン・バートレット | 小林優子(NHKレギュラー版) | 獣医師の資格に見事合格し獣医師になったが、シーズン37でセサミストリートから離れた。 |
ハロルド・フーパー | ウィル・リー | 小林修(NHKレギュラー版) | フーパーのお店の初代店長でフーパーさんとしても知られていたが、1982年12月7日に心臓発作で死去。日本国内では放映休止中だった。 |
デイビッド | ノーザン・キャロウェイ | 小林修(NHKレギュラー版) | 彼はダビデ像を描いたことで有名だが、1990年1月9日に死去。 |
ハンフォード | レナード・ジャクソン→デイビッド・L・スマイル | 中庸助(NHKレギュラー版) | フーパーのお店の3代目店長、1998年(日本では2000年)には4代目のアランに交代。 |
リンダ | リンダ・ボーヴ | - | 聴覚障害者で喋れない女性、会話の時は手話を使う。 |
ルイス・ロドリゲス | エミリオ・デルガード | 大川透(NHKレギュラー版) | メキシコ系アメリカ人、1987年に妻のマリアと結婚、1989年に娘のギャビーを誕生させた。 |
カルロ | カルロ・アルバン | 保志総一朗(NHKレギュラー版) | ゴードンの理科の授業の生徒、1993年から1998年まで登場(日本では1995年から2000年まで)。 |
この番組のゲスト
この番組には、ジュリア・ロバーツ(吹:勝生真沙子)や、ジム・キャリー、ウーピー・ゴールドバーグ、パトリック・スチュワート、クリストファー・リーヴなどと言った俳優たちがゲストとして登場している。俳優以外では、原作者のスタン・リーがマペットとして登場したことがある(日本では未放送)。吹き替えについては、俳優または女優に専属している声優かこの番組の吹き替えレギュラー声優が担当していた。日本オリジナル版では、大貫妙子などと言った人物がゲストとして登場していた。
テレビ放送
NHKでの放送
ビッグバードがやってきた
1989年1月16日にアメリカで放送された特別番組、
日本では1988年11月にNHK教育で日本語字幕として放送された。
テーマは一言で言えば、『ビッグバード、日本へ行く!』である。
特別ゲストでは、川上麻衣子も登場している。
美術館へ行こう
1983年11月16日にアメリカで放送された特別番組、
日本では1988年5月5日にNHK教育で日本語吹き替えで放送された。
内容は、セサミの仲間たちがメトロポリタン美術館に見学するお話。
浪川大輔が子役時代、この特番に出演したことがある。
この特番以降、声優は異なる。
世界の国からハッピーニューイヤー
1993年12月29日にアメリカで放送された特別番組、
日本では1994年1月1日にNHK教育で日本語吹き替え版として放送された。
セサミストリート危機一髪
1994年5月18日にアメリカで放送された特別番組、
日本では1995年1月3日にNHK教育で日本語吹き替え版として放送された。
セントラルパークでシング・シング
1994年7月にアメリカで放送された特別番組、1993年に先行としてVHSで販売。
日本では1995年1月2日にNHK教育で日本語吹き替え版として放送された。
レギュラー放送
1971年7月21日から8月31日まで夏特番がNHK教育で放送があり、同年12月25日から12月31日まで冬特番があって、1972年1月1日から1月7日までお正月特番があった。
1972年4月9日から英語版をそのまま放送していたが、その後1982年4月4日を持って約5年間中断し、1987年1月10日からBS2に移行、1988年3月27日をもってBS2の放送が終了し、翌4月からまたNHK教育に復帰、そして1990年10月5日から視覚障害者向けのための副音声による解説放送が実施され、1998年4月11日から日本語吹き替え版に移行された。
しかし、セサミ・ワークショップ側から『日本独自のセサミストリートを作ってくれ』と頼まれるも、NHKはオリジナルの継続をしたいと主張していたが、その意向が叶わぬまま2004年4月に終了した。
2018年2月11日には『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』でジュリアが紹介されたが、エルモたちの声優はテレ東版・USJ版(アビーのみ)であり、ジュリアの吹替版において、初起用は竹田だった。
レギュラー放送の吹き替え版
セサミストリート: エルモのおうちで遊ぼう
2020年4月14日にアメリカで放送された特別番組、各国で続々と放送された。
日本では、同年5月17日にNHK教育で16年ぶりに放送。
テイ・ディグスもゲストだったが、日本ではカット。
続編も予定されているが、日本では未定。
吹き替え版制作スタッフ
- 翻訳:いずみつかさ
- 演出:平野智子
- プロデューサー:長岡学
- 録音:戸島聡
- 吹替製作:スタジオ・エコー
テレビ東京での放送
単に言えばオリジナル、2004年10月10日から2007年9月30日まで放送された。
2006年10月1日から国際性を育むというテーマに変更、歌も日本語になったがNHK版と異なる。
声優は変更され、メインでは日本人しか登場しない。
ビデオ及びDVD
セサミストリートのクリスマス
1978年12月3日にアメリカで放送された特別番組、
日本では1989年10月21日にビデオ販売、テレビ未放送。
これが日本語字幕であるかは不明。
ザ・ベスト・オブ・エルモ
ザ・ベスト・オブ・エルモでは、アメリカでは1994年8月17日にVHSで発売され、日本では1999年4月21日に発売、後にDVD化された。
ザ・ベスト・オブ・カーミット
アメリカでは1998年9月1日にVHSで発売され、日本では1999年4月21日に発売、後にDVD化された。
こちらの声優は小伏伸之であり、真殿光昭ではない。
エルモのみんなでなかよく
アメリカでは1996年2月6日に発売、原題は『Learning to Share』。
日本では1998年10月21日にVHSで発売され、後にDVD化された。
声優は落合弘治(エルモ)と小桜エツコ(ゾーイ)と水島裕(ビッグバード)。
エルモ役については落合弘治が自分で担当した証言しており、1995年頃または96年頃か97年頃のどちらかに収録を受けたと話していた、DVDにもなったということは本人は知らなかったとしている。
エルモ・セイヴス・クリスマス
1996年12月2日にアメリカで放送された特別番組、
日本では『エルモのクリスマス』としてNHK教育で1997年12月27日に放送された。
声優は三ツ矢雄二、サイモンは長島雄一(後にレギュラーで青木誠)
2008年にDVDが発売された際、吹き替え声優がテレ東版に差し替えられた。
セサミストリートのテーマ
とても歌いやすいテーマソングとして知られているが、
正式名称は『キャン・ユー・テル・ミー・ハウ・トゥ・ゲット・トゥ・セサミストリート?』である。
1969年11月10日(アメリカ)に主題歌として起用され、現在も親しまれている。
余談
あまり知られてないが実はこの番組に刺激を受けたフジテレビがセサミストリートの製作サイドに日本での子供向け番組の依頼を出して様々な意見を受けて製作されたのがあのポンキッキである。
Wikipediaにおいて、NHK版に出演したことがない声優が記載されているが、特にシーズン34以降は虚偽の可能性が100%高い。
関連タグ
マペット放送局 - スタッフおよび一部登場人物が共通している。
ライオンたちとイングリッシュ - ビッグバードとアーニーとバートがゲストで登場。
セサミえいごワールド - コーナーで一部のマペットが登場している(その番組の主人公・ティンゴは真殿光昭)。