「すべては難波重工のために!!」
概要
難波重工は慈善事業の一環として身寄りのない子供達を傘下の施設で引き取っていた。
しかし、慈善事業と言うのはあくまで表向きの話であり、その裏で引き取られた子供達は難波重工会長である難波重三郎によって洗脳を施された上で、戦争の道具となるべく科学者や兵器開発者、スパイ、戦闘員など様々な分野で活躍できるよう子供の頃から英才教育を受けていた。
そんな子供達を総称して難波チルドレンと呼ぶ。
成長した難波チルドレン達は難波重工だけでなく、日本各政府や研究施設などに素性を隠しつつ散らばりながら勤務し、難波重工のために暗躍を続けている。
いずれの人物も難波重工への絶対的な忠誠を誓っており、必要とあれば自ら命を絶つことも厭わない。
一般人が洗脳されて組織の傘下となっているケースは他作品でもよく見られるものであり、あからさまに「洗脳されている」事が分かりやすいが、この難波チルドレンは一般の人間に溶け込むという都合から普段は洗脳状態には見えないように振る舞っており、この普通の人間的な振る舞いこそが難波チルドレンの恐ろしさであり厄介な一面であると言える。
難波チルドレン一覧
- 内海成彰(東都首相補佐官秘書→難波重工開発担当→難波重工から離反、仮面ライダーマッドローグの変身者に→第47話で戦死)
- 鷲尾風(西都の戦士、リモコンブロスの変身者→第38話で戦死)
- 鷲尾雷(西都の戦士、エンジンブロスの変身者→同じく第38話で戦死)
一般人とはいえ、幼少時から英才教育を受けているだけあって彼らの頭脳・身体能力はいずれもかなり高い水準である。特に身体能力については、劇中に登場する難波チルドレンのうち唯一の女性である紗羽ですら、相応の訓練を積んだ警備員に応戦したり奇行に走った猿渡一海を痛がることなく殴り飛ばしたりできるほど。
その一方で自分たちの境遇については彼らなりに思うところもあるようで、人の優しさに触れ自らの意思で離反した紗羽、仮面ライダーの戦う理由に思いを馳せつつ最期まで戦士として戦い抜いた鷲尾兄弟、難波重工のために自らの使命を全うした増沢、誰かに支配される以外の生き方を知らず苦悩しつつも悪魔に魂を売ったフリをしてまで難波の仇を討とうとした内海といった具合に、彼らの辿っていった道は様々である。
新世界では、紗羽は会社勤めの普通のジャーナリストとして、内海は難波機械製作所の従業員・作業員として日常を送っている姿が見られる。
関連タグ
流星塾 仮面ライダー555に登場した孤児の集まり。同じく出資者の野望のために集められたが、出資者が子供を愛する心に目覚めたため比較的温かい環境の下で育った点は異なる。
ユグドラシル・コーポレーション こちらも似たような事業を行っていた事がVシネマで発覚している。