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ニジマスの編集履歴

2020-12-05 04:53:54 バージョン

ニジマス

にじます

サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属の淡水魚。食用であり、釣りの対象魚としても知られる。虹鱒。

曖昧さ回避

ADKがリリースした格ゲー『ニンジャマスターズ~覇王忍法帖~』の略。


概要

北米大陸の太平洋沿岸部、およびカムチャッカ半島原産である。


標準和名は、成熟したオスの婚姻色が鮮やかな虹のような模様になることから名づけられた英名のレインボートラウトを日本語訳したもの。

一生のほとんどを川で暮らす淡水魚だが、サケの仲間であるためエサを求めて海に降りる事もある。ほかの降海型のサケ科と同様海に降りた個体は川にとどまっている陸封型と比べてかなり大型化し、そして再び川へ遡上した個体はスチールヘッドと呼ばれ、釣り人の間では憧れの魚の一つである。

北米大陸西岸の山間部の河川には、「ゴールデントラウト」と呼ばれる複数の亜種も生息する。


サケ科としては比較的高温に強く早く成長する事から、日本国内だけでなく世界各地でも養殖が行われている。

日本では温暖で地下水の豊富な静岡県が最大の産地である。

海面養殖も可能であり、この方法で大型化させたものは「トラウトサーモン」又は「サーモントラウト」と呼ばれ、日本では寿司刺身で単純にサーモンとして提供されている。

サケとマスには分類学上の違いはないが、日本で出回る生食用の「〜サーモン」のほとんどがニジマスなのである。


生食用の養殖ニジマスはシロザケやギンザケなどと同様に身が薄紅色をしているが、これは海に降りてからエサにする甲殻類の色素を身に蓄えるからである。

この性質を利用して養殖では餌に天然の赤系色素が入ったものを使用している。

また白身のままで育てられた個体も、加熱すれば寄生虫を心配せずに美味しく食べられる。


食用魚として

先述の通り生食用に養殖されたモノは寿司や刺身で賞味される他、定番の塩焼き、ホイル焼き、ムニエル、ハーブ焼き、フライ、からあげ、ソテーなど料理のレパートリーが豊富である。


釣りの対象魚として

現在食材として日本でも一般的に見かけるニジマスだが、釣りの対象魚としても非常に人気がある。

特に原産地のひとつである北米では古くからターゲットとして親しまれており、日本でも養殖しやすい事と取り扱いが非常に安全である事から管理釣り場での放流によって認知が広まった。


元々の食欲旺盛に加えてエサ釣りの釣り堀に放された個体はイクラやトウモロコシの粒などでも食らいつき、女性や子どもでも簡単に釣り上げられる。

近年では都市部の公園遊園地の遊泳プールに冬季限定で放流されたり、水族館に併設された釣り堀でも見かけるようになり、ある意味で最も日本人の身近にいるマスであるといえよう。


外来種として

一方で生命力が強いがために無作為な放流などによって生息域を広げており、遺伝子汚染や競合といったせいで在来のサケ・マス類が駆逐されることも少なくない。日本ではイワナの近縁種であるオショロコマなどの珍しい在来種の確認数が減ったり、サクラマス(陸封型はヤマメ)が追いやられるといった事例が存在する。

北米でも一部の地域ではサケ類も含めて希少種が駆逐された事例がある。


日本では基本的に厳密な放流管理がされたり梅雨による増水で川床の卵が全滅しやすいなどから、北海道などの一部を除けば深刻な自然定着は食い止められてはいるようである。それでも国内の釣り場や自治体などでは再放流や無許可の放流を禁止していたりするなどの処置がとられている。


関連項目

淡水魚 マス

サーモン トラウト サケ亜科

ギンザケ イワナ ヤマメ


釣り 釣り堀 養殖

静岡県 富士宮市

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