第一航空戦隊の正規空母加賀だ。
戦艦として設計され建造されたが、正規空母に生まれ変わったのも運命だろう。
―敵、か?言わずとも撃滅するだけだが、これは私の趣味ではなく義務だ。わかったか?
CV:茅野愛衣
公平も『概要』も強き者にのみ享受できる。弱き者はただ虚しく、すすり泣きをするだけよ
艦船擬人化シューティングゲーム「アズールレーン」に登場するキャラクター。
モチーフになった艦艇についてはこちらを参照。
ゲーム中では序盤よりプレイヤーの属する「アズールレーン」を離反し、何度もプレイヤーの前に立ちはだかる敵側の勢力として登場し、ストーリーの進行と共に数度の戦闘を行うことになる。
もっとも敵として登場する面々は「同じ姿をした別の存在」なので、"敵の手下にこちらとそっくりなやつがいる"というだけのことだが。
建造(=キャラガチャ)では絶対に出ないキャラで、赤城と同様に通常海域の3-4のボスか、3面の救援信号のボスで低確率でドロップする。
初回の挑戦時など、適正レベル帯であろう時期だと辛いかもしれないが、3面はまだまだ序盤で敵もそこまで強くはない。
なので戦力(装備・スキル含め)さえ整っていればSSレアとしては狙いやすい部類。
ゲーム内のスペックは耐久がB級と低いため打たれ弱いのは否めないが、火力はS級と申し分なく、スキル効果によって(初撃のみだが)速攻を仕掛けられるのが最大の魅力。
単体でも強いがやはり真骨頂は赤城と組んだときで、彼女たちを同じ艦隊に編成するとお互いにバフ効果のかかるスキルを持っているのだ。
以上の点からこの二人を目当てにひたすらに該当海域を彷徨うプレイヤーが多いようだ。
弱き『キャラクター像』が淘汰されるが運命だ。悔しかったら強くなることだ
「休むときは休む、戦うときは戦う」が座右の銘らしく、オンとオフの切り替えを大事にしている模様。また常識的でサッパリしており、「ホントに赤城の妹か?」と言いたくなるくらい落ち着きある女性といった印象。
……なのだがいざ戦場に立つと非常に好戦的で、俗に言う戦闘狂。元々戦闘が本職なのだからそれでいいのかもしれないが、自己紹介のテキストでは「敵の殲滅は趣味ではなく義務」だと言い張っている。
ただしダメージを受けて追い詰められるとどこか嬉しそうに「死合いの時間…ふふふ……」などとスイッチが入ったような事も言う。戦闘自体は大いに楽しんでいるということだろうか。
こういう性分故なのか弱肉強食を旨とするシビアな死生観を持ち、自らがそうであるように指揮官にも強者であることを求める。また翔鶴や瑞鶴の五航戦にも「頑張ればそれなりに評価する」と述べている。
とはいえ平和な状態もそれはそれで悪くないと感じている節があり、委託から帰還した子たちに軽食を用意しようとしてくれたり、指揮官に「もしお前が負ければそれがお前の弱さの証明だ」と語りつつも「だがお前は私のものだから仇くらいはとってやる」と続けていたりと、仲間への気遣いを見せる一面も。
というか冷ややかな物言いに反して情に厚くみんなに慕われていると名言されており、露骨に馴れ合うことこそないにせよ何だかんだでいい人ではあるようだ。
そして指揮官からのセクハラには「お前が少しすっきりするというのなら…」とかなり寛容。
ただしこのセリフの冒頭には「……」とついており、ボイスでも小さく唸っているのが聞ける辺り、嫌がってはいないにせよ「多少困惑している」ことがうかがえる。
なお彼女と同じく茅野がCVを務めるツェッペリンや愛宕もおさわりには寛容。
同じ一航戦の赤城の事を「姉さま」と呼び、物語上でも二人一緒に行動している事が多い。
本人のいない場所では呼び捨てにしたりもしているが不仲ではなく、むしろ超ヤンデレの赤城でさえも加賀には深い信頼を寄せているほど。
また、ゲーム内では空母として以外に当初の建造計画通り戦艦として完成していた場合のif設定を反映した戦艦加賀も登場する。
ちなみに広告にもしばしば出ており、ヤンデレの赤城に対し「クーデレ」と紹介されていた彼女。
そんな加賀のデレはケッコンすると堪能でき、結婚するときの赤面や新たに見せる良妻ぶりは必見だ(ちなみにおさわりのときも赤面する)。
私は征服者だ。『容姿』に対しても
一言で言うならば九尾の白狐。
というわけで、思わず抱きつきたくなりそうな白いもふもふの尻尾が特徴。またかなりの巨乳であり赤城にも引けをとらない(爆乳まではいかないためそれなり程度に落ち着いているが)。
ちなみに赤城は黒と赤を基調としているが、彼女は白と青が基調となっている。
式神も青色のものを用いる他、モチーフの狐のお面を手にしている(なお公式のぬいぐるみではどちらも持っていない。式神はともかく、狐の面はいつも持ち歩いているのだからあってもよさそうだが……)。
余談だが、このスキンで倒されると大きな青い炎を出して消える。
その様子はまるで化け狐のとんずらのようで、対になる赤城は大きな赤い炎を出して消える事と合わせなかなか風情を感じさせる。
ストーリーのボスとして出てきた際には見られないが、図鑑や演習で見ることができるので注目してみよう。
『性能』で生き残れるのは強き者だけだ!
- 攻撃スキル『先手必勝!』
自身の1回目の航空攻撃のみ、装填時間を20%(レベルMAX 50%)軽減する。
とりわけ演習では敵の攻撃前に先手を取って大打撃を与えられる。
- 支援スキル『一航戦』
同じ一航戦持ちの赤城と一緒に出撃した場合、自身の航空性能が15%(レベルMAX 35%)向上する。
赤城とのセット運用が望ましいが、元々の航空ステータスは他の空母と同等であり、絶対に必須という訳ではない。
赤城が戦艦の方の加賀とのセットでもスキルを発動できるのと同じように、加賀も小さい方の赤城とのセットでもこのスキルは発動する。
いい調子だ……新しい『関連イラスト』をいくつか思いついた
加賀型戦艦一番艦「加賀」
加賀は当初、加賀型戦艦として計画されていた。アズールレーンでも、「もし加賀が戦艦として建造されていたら…」という設定で、戦艦の加賀も実装された。
空母の加賀と区別するため、詳しくは加賀(重桜戦艦)を参照。
アズールレーン(アニメ)での加賀
第1話にて赤城と共にレッドアクシズからの宣戦布告と称してアズールレーンの基地を襲撃。
その戦闘時、原作の弾幕を再現する為、(艤装を装備した)巨大な白い九尾の狐を顕現させたことで視聴者を驚かせている。召喚シークエンスは携えた狐の面を燃やすと、空母加賀が桜の花びらに包まれた事で狐の姿に変形すると言うもの。
また、青い式神を操って偵察や防御などに使用しているなど妖術(?)の類に長けている様子。
本気を出すと尻尾や目が青い炎に包まれて発光し、幻影のような飛行甲板を出現させる事が出来るようになる。また、至近距離でエンタープライズの矢を浴びた際には血では無く、傷口や目、口から青い炎が吹き出すという演出が取られている。オイルに引火するイメージだろうか?
鉄血のプリンツ・オイゲンに対しては敵意を抱いている。
第4話ではアズールレーンとの戦争に迷う長門に不満を漏らす。また赤城と共にオブザーバーと内通している模様で偶然それを目撃してしまった明石を発見した。
第7話ではエンタープライズ同様に艦載機に乗って戦う というなかなか斬新な戦法をやってのけ、エンタープライズとドッグファイト(?)を繰り広げた(それを見た瑞鶴は「あんなのありなの?」と言った)が覚醒したエンタープライズの覇気により墜落。
第8話で救出されるが、赤城の救出を中断して撤収しようとする蒼龍に反発する。
その後の第10話ではオロチ計画の一時中止を決定した長門に反発。
自分の居場所が赤城のそばに無いどころか天城の代用品にすらなれないと嘆き、遂にオロチを無断で発進させる。