ルーファス・スクリムジョール
るーふぁすすくりむじょーる
概要
第33代魔法省大臣。コーネリウス・ファッジの後任でありパイアス・シックネスの前任。(パイアスは臨時の肩書であり正式にはキングズリー・シャックルボルトが後任に当たる。)第6巻から登場。
闇祓いとして魔法省に入って以降、キャリアのほとんどを闇陣営との戦闘に費やしてきた百戦錬磨の魔法使いであり、闇祓い局の局長を務める。戦いの中で傷を負ったためか足を少し引きずっている。ライオンのたてがみのような髪型をしており、「年老いたライオンのよう」と称されている。髪の色は黄褐色。眼鏡をかけている。
闇祓い出身なだけあり、ヴォルデモートの復活を認めたがらなかったファッジとは異なり、ヴォルデモート及び死喰い人に対して真っ向から立ち向かうスタンスを表明、強硬的な政策を取り一定の成果を上げたが、同時に数多くの無実の人もアズカバンに送り込まれることとなった。
徹底した反ヴォルデモートの姿勢を貫く気骨ある人物であったが、ドローレス・アンブリッジを役職に置いたままにしたり、ハリー・ポッターを「選ばれし者」として魔法省のアイコンに祀りあげようとした事、(本人の虚言癖が原因とは言え)無実のスタン・シャンパイクをアズカバン送りにした事などからハリーからはっきりと協力を拒絶(この時、既にハリーは、前年度にファッジやアンブリッジから受けた散々な仕打ちから、魔法省に対して完全に見切りをつけたも同然の状態で、端から協力する気など毛頭なかった)されており、スクリムジョールもハリーの態度には「骨の髄までダンブルドアに忠実だな」と怒りを露わにしている。
また、ダンブルドアの遺品をハリーたちに渡す際にも、実際に受け渡された物以外に「グリフィンドールの剣」もハリーへ贈呈するようダンブルドアの遺書にあったのだが、スクリムジョールはホグワーツの歴史的価値を持った重要な品だとしてこれを渡す事を許さず、ここでも2人は大口論を交わし完全に決裂した。
死喰い人による魔法省陥落作戦を受けた際は魔法省側の最後の砦であったが、最後はヴォルデモートに襲撃を受け敗北、拷問を受けて殺された。これにより魔法省の全権が闇陣営に乗っ取られることになり、不死鳥の騎士団やマグル生まれ側は既存の住宅や隠れ家から逃げることを余儀なくされた。
なお、スクリムジョールはヴォルデモートに拷問されて尚も、死ぬまでハリーの居場所を一切割らなかったという。
ハリーはこの事実に驚愕し、同時にスクリムジョールへの感謝を表した。