概要
ロー・ファンタジー(Low Fantasy)とは、ファンタジーに分類される作品のうち、現実世界や現実世界と繫がりのある世界を舞台とするものを指す。したがって、現実と異世界の間を転生・転移する描写がある作品はローファンタジーとなる。
ハイ・ファンタジー(異世界ファンタジー)の対義語として作られた語。
エブリデイ・マジックは限りなく同義語。エブリデイ・マジックが現代が舞台の日常ドラマが基盤なのに対して、ローファンタジーは現代の比率がちまちである(例:「現代が舞台だが、話の殆どが魔法や超能力を使ったバトル」「異世界転生・転移前にしか現代が提示されず、異世界転生後はずっと異世界の文化にちなんだシリアスな展開が続く」等、広義の意味のジャンルも指すことが多い)。
異世界転生や異世界転移の小説がメインである小説家になろうでも、過去に行われたジャンル再構成でハイ・ファンタジーとロー・ファンタジーは別ジャンルとして扱われるようになっている。
ただし小説家になろうでは「物語の舞台」によってジャンルを分けているため、異世界転生でも異世界が話の主要な舞台の場合はハイファンタジーとして定義される。混乱を避けるための異世界ファンタジーという単語もある。
典型的なローファンタジーの例
- 『はてしない物語』(ネバーエンディングストーリー)
- 『メリーポピンズ』
- 『ドリトル先生物語』
- 『ハリー・ポッターシリーズ』
- 『十二国記』
- 『サモンナイトシリーズ』
- 『デジタルモンスターシリーズ』
- 『ギルティギアシリーズ』(※若干SFに近い設定もあるが……)
- 『Re:CREATORS』(※星雲賞にノミネートされたため、SFと見る人もいるかもしれない)
表記揺れ
関連タグ
外部リンク
- ロー・ファンタジー(Wikipedia)