殺島飛露鬼
やじまひろき
「よう 神(オレ)だぜ」
概要
講男會傘下長澤組若頭。『破壊の八極道』の一人。39歳。
男女共に好かれる絶世の美貌を持つ。愛煙家。
実家は生花店。母子家庭に育っていたが、中学時代に母親を病気で亡くす。
その後、同級生のα(有羽汰久)とΣ(師隈殴偉人)、いじめられっ子だったΩ(逢魔賀広偉)と共に暴走族『聖華天』を結成。
気づけば10万人の兵隊を抱え、暴走族神<ゾクガミ>と称されるヤンキーたちのカリスマ的頭目となった。
彼にとっての暴走行為とは「日々の辛さや退屈をブッ飛ばしてくれる夢の世界」であり、黄金時代(オウゴン)であった。
その為ならば、「暴走(ユメ)を邪魔する全部(すべて)」を破壊し尽くす。
聖華天が忍者によって「半殺し」と称し5万人のメンバーを殺害された後、極道ドラフトによって暴力団入り。
結婚し、娘の花奈が生まれた時には涙を流し歓喜。自分の命に代えても惜しくないとして溺愛するが、いつまでも少年らしく浮ついた生き方を妻に責められ、離婚。
彼女は後に組長と再婚し、そこで忍者のカチコミを食らう。その際、反撃しようとした暴力団員の流れ弾によって、偶然事務所に居合わせた花奈が犠牲となってしまった。
花奈の死に無気力となり、ホームレスにまでなっていた所を輝村極道・夢澤恒星両名と出会い、破壊の八極道入りを果たす。
同じ八極道であるガムテには「殺島のニイチャン」と慕われている。
現在でもそのカリスマ性はまったく失われておらず、彼が一声かけるだけで地球全土から聖華天のバカヤロウたちが集まる。
きわみからの資金援助を受け、3万台の極道車による大爆走(と周囲数百軒の民家への目くらまし放火)を敢行。
しのはとの死闘の末、一度は彼に銃弾を叩き込むが、頭蓋骨による受け流しでしのいだしのはに敗北。拳銃自殺に見せかけた最後の反撃も見切られ、引導を渡された。
死後、花奈の待つ上り階段と、地獄へと向かう下り階段の前に立っている事に彼は気づく。
『どちらに行ってもいい』
思わず上り階段に向かいかけた殺島だったが、悩んだ末に「人に迷惑を掛けた」事へのケジメとして花奈に「そっちには行けない」と謝り、地獄への階段を下ってゆく。
そこには彼に先んじて散った聖華天のバカヤロウたちが総結集し、彼の号令を待っていた。その期待に応え、殺島は叫ぶ。
ッッしゃぁああオメーラァ!!!
これが最後だ!!!
ビッと気合入れろやァァァァ!!!
暴走師団聖華天!!! 地獄の底まで“出発(デッパツ)”だァ!!!
ちなみに聖華天時代、チ○コに『暴走族神』の刺青をセルフで入れている。
マジパネッス。