CV:杉山里穂
人物
幽霊の少女。15歳で死去し、死後約200年。髪型はショートボブ。
かつてナスクーテ町のハルカラ製薬工場建設地に住んでいた商人の娘で、父から貴族に嫁げると言われていたが、実際はお金に困った父によって遊郭に売られることが判り、悲観して首吊り自殺。以後、地縛霊として唯一のゆかりの地である家があった土地を守る為に余所者を追い払っていた。
ハルカラが幽霊騒動に困ってアズサに話し、ベルゼブブの力を借りて捕縛。一通りの話を聞いた後、成仏したくないという彼女の希望とアズサの提案により、ハルカラに憑依して高原の家へ移動、一緒に住むことになった。住んでいた土地から離れたことで、土地に縛られることなく自由に移動できるようになり、ナスクーテ町にはアズサの助力も得ながら自己紹介して馴染んだことによって幽霊騒動も収束した。アズサのことは「姐さん」、ライカ、ハルカラ、フラットルテのことは「姉貴」または「姉御」と呼ぶ。
本人曰くかつては町でも評判のおしとやかな娘だったが、親に裏切られたことによって「グレた」とのことで、足を広げて座ったり、ぶっきらぼうな口調で話す。
幽霊なので壁などをすり抜けられ、ポルターガイストを使い物を動かすことが出来るため、家事の交代にも入っているが、味見だけはできないため、料理の当番はしていない。幽霊であるためか、独特の価値観を持つ。幽霊なので着替えはできなかったが、アズサがイメージを強化する魔法を作り、特別なときには着替えられるようになった。
なお、分類上は悪霊であるためか、ひょんなことから成仏しかけたことが何度もある。
後に正確な死亡年が分かり、サーサ・サーサ王国で盛大な二百回忌が行われた。