『プライド光る、剛腕のまなざし』
概要
誕生日5月15日。名の由来は都道府県の山口県。
猪狩守達と同様の第一世代に当たる。
帝王実業高校、帝王大学のエース。サクセスのラスボス的な存在でもある。
初登場となるパワプロ6から多くのシリーズに登場しているが、フルネームが明らかになったのは12から(パワプロ5でも山口と思われる選手がいたが名前は未設定で、パワプロ5・6サクセスのリメイク作品『サクセス・レジェンド』では山口で固定)。
帽子を目深に被っているため目元は影に隠れ、常に眼光のみが鋭く光っているという特徴的な外見の持ち主。どんなに覗き込もうが帽子をかぶっている限りその影の下が見える事はない。
性格は冷静かつ厳格。ラスボス扱いの作品もあるだけに、普通に「笑止!」とか言えるタイプ。
しかし同時に責任感が強く、仲間思いの人格者でもある。疲労した主人公を労ったり、他人にチームを少しでも馬鹿にされると怒りを露わにしたりする。
ただし、本人は意図せずともかなりの威圧感を放っており、パワプロアプリの自己紹介イベントでは後輩から畏怖されている様子が見受けられる。後輩が声を掛けてきたので普通に返事をしたら、それにビビッて逃げられてしまったことには流石の山口自身も困惑していた。
自らが肩を壊した経験から選手の故障には敏感で、パワフェスでは同じく肩に不安を抱える太刀川に対してその心情を見抜き、優しく声を掛けたこともある。
また帝王の後輩蛇島が、意図的に冴木に怪我をさせようとしたシーンでも颯爽と現れると彼を追い返し、代わりに謝罪すると同時に、もう二度と起こさないよう「目を光らせておく」と誓っていた。お前最初から光ってるだろとか言ってはならない。
素顔
表に出す機会は多くないが、実は帽子をかぶっていない時の素顔は人当たりの良い銀髪のイケメンである。作品によっては後ろで束ねられるほどの長髪のことも。
帽子の着脱は一種のスイッチらしく、被ると性格、喋り方まで変貌する。被っている時は強い威圧感を放っているが、帽子を脱ぐと温和な好青年になる。
この状態だと相当女性にモテるのだが、帽子着用時の冷静かつ厳格な性格からは想像の付かない、女性への免疫に乏しい初心な性格に変貌してしまう。
アプリにおける「帽子無しver.」のイベントでは、帽子を紛失してキャラが変わってしまうと、そのハンサムな素顔に食いついた女子生徒になすがまま振り回されてしまっていた。素顔だとNoと言えない性格らしい。その後選択肢次第で新しい帽子を得て普段の厳格なキャラに戻るが、「そういう山口君もしぶーい」と、結局モテモテなのは変わらなかった。
12の社会人野球編では帽子なしの「山口主任」状態がデフォルトであるため、同様の特徴が見受けられる。野球選手として復活する際のイベントで、同僚で野球部マネージャーの瀬久椎佳織から情熱的な励ましを受けたことで奮起すると同時に、「佳織のためにも頑張る」と完全に舞い上がってしまっていた。
ちなみに佳織は彼女候補の一人であり、このイベントも佳織と主人公が付き合っている状態でも発生する(しかも展開の都合上主人公の目の前で)ため、場合によっては軽く修羅場にもなりかねない状況だったりする。
あくまで佳織にとっては奮起を促すためのサービスに過ぎないらしく、このイベントが起きたからと言って某ライバルキャラのように彼女が山口に取られたりするような事はないので安心すべし。
故障と再起
元々は右投右打であったが、「パワプロ12」からは左投げに変わっている。
その理由は右肩の故障によるもので、高校時代から通院していた様子。(パワプロ2011)
帝王実業を卒業後は帝王大学に進学。当時弱小だった帝王大を一人で支え、瞬く間にチームを全国屈指の強豪へと成長させた。大学野球史上最高の右腕と称され、そのため監督やチームメイトからは非常に頼りにされていたのだが、その責任感の強さから右肩の状態が悪い事を言い出せないまま投げ続け、4年生の時にとうとう肩の爆弾が爆発して再起不能となってしまった。(パワプロ11)
その後はミゾットスポーツに就職。会社員の「山口主任」として勤務していたが、主人公やマネージャーに後押しされ、左投げに転向して投手として再起を誓う。本人は否定していたが、以前から日常生活で右利きから左利きに矯正していたり、野球を嫌っていると言いながら社会人野球リーグに加盟しているスポーツ用品メーカーに就職していたりと、野球に対する捨てきれない想いがあったことも描写されている。猛特訓を重ねた末に右投げの時と遜色ない実力を身に着け、復活を果たした。(パワプロ12)
その後プロ入りし、NPBでは高校時代の因縁の相手、大西と同じ中日ドラゴンズ所属の設定となっている。
パワプロ2018では前作の2016と同様「左投げ」で登録されているが、連動作品のサクセススペシャルとの連動で帽子無し仕様の山口が登場。こちらは高校時代の設定なので選手データは「右投げ」で登録されている。
また「右投げから肩を壊し、左投げとして再起した」という共通のストーリーを持つことから、コラボではMAJORの茂野吾郎とのイベントが発生する。
実力
村田兆治と同じマサカリ投法から繰り出される速球は140キロ台後半をマーク。何よりの代名詞は大きく落ちるフォークボールで、全ての作品で変化量はMAXの「7」に設定されている。
サクセスキャラとして変化量MAXの球種を持つキャラクターは極めて希少である。
他にも作品によってはカーブより劣るがシンカー(5)、スライダー(12)、シュート(6、'99、2013帽子無し)を投げる。
野手能力もなかなか高い。