プロフィール
生没年：1560年～1639年。
松平清康・広忠・家康の松平（徳川）三代に仕えた大久保忠員の八男。幼名は平助。諱は忠教。
概要
長篠の戦いまたは遠江・犬居城攻略戦で兄たちに従い初陣を飾る。高天神城の戦いで勇将・岡部元信を討ち名を馳せる。その後も大久保党の一員として武勇を見せ、第一次上田城攻防戦では味方が崩れ立つ中、勇戦しさらに武名を上げている。
その後は旗本として徳川家、また大久保本家当主である長兄・忠世、甥・忠隣を補佐していた。しかし、大久保長安事件で当主忠隣に連座し改易されてしまう。しかし、家康に再び召し出され旗奉行として大坂の陣を戦う。
60歳を過ぎてから『三河物語』を執筆する。最後は大甥・大久保忠職（忠隣の子）が大名に復帰するのを見届けたかのように没した。享年80歳。
余談
代々の将軍に憚らず直言し、また浪人を保護したり就職を斡旋するなど義侠の士としても知られた人物であった。このため庶民から人気があり特に講談においては魚屋の一心太助とのコンビで活躍している。
令和の現在でこそ意外に思えるが昭和時代末期までは誰でも知っていると言ってもいい人物であった。しかし、平成以降は時代劇の衰退もあり、信長の野望などのゲームとかにもあまり登場しなかったこともあり知名度は下がった。
信長の野望
天翔記に出たきりだったが最近になりレギュラーとして登場するようになった。能力は大久保党最強クラスであり武勇は服部正成・渡辺守綱の両半蔵に匹敵。また政治・智謀・統率も高めでオールマイティな能力を持ち猪武者だった天翔記の頃とは段違いに使い勝手が向上している。最新作の大志では四天王や結城秀康らがこの世を去ってからは徳川一族や譜代の中では水野勝成・井伊直孝・松平忠直らと共に武の核となりうる人材である。
