概要
妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する坊主(ヒーロー)で主人公の一人。
ざっくり説明すれば、助平な凄腕坊主と「おろ?」な流浪人を足して二つにパッカーンと割ったような人物。
ござる」口調の敬語で話し、物腰柔らかで優しいが助平な坊主。しかも「坊主なのは服装(ファッション)だけ」で、肉食は禁止などの戒律はない模様。善人なのか疑う一面に、出会う人らから突っ込みを受け、それで当人は反省したりしなかったりとおちゃらけている。
「だがやる時はやる男で、瞬足の速さ、大鬼を体裁きだけで転がす強さ、妖怪事情や式術・式神に精通する賢さ―
そして、万物を切り伏せる鋭さ
等々、相当な手練れである。
そして普段の陽気さに隠れ、何か重いものも背負っている様子。
関連項目
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
桃の正体は、かつて日の本一となった武士(さむらい)で、現実世界にも名が知れた伝承で語られる英雄(ヒーロー)だった。
その関係で、当初は鬼である小紅に複雑な心境を抱いていたが、彼女の心意気に救われ、ちゃっかり旅のお共になると同時に、彼の重い過去を理解してくれるかけがえのない相手にもなった。
因みに単行本4巻は桃の過去に焦点が当たり、単行本のあらすじでは「やっぱりアレだと思うのでアレがドバッと出てきます!」との事。