基礎データ
ずかん | No.514 |
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英語名 | Simisear |
和名英語風表記 | (Baokkie) |
ぶんるい | ひのこポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 28.0kg |
とくせい | くいしんぼう / もうか(夢特性) |
※くいしんぼう:「HP」がかなり減ってから使う「きのみ」をもっと早くに使う。
※もうか:自分の最大HPが3分の1以下になると、ほのおタイプのわざの威力が1.5倍になる。
進化
バオップ → バオッキー(『ほのおのいし』使用)
容姿
頭部の毛は進化前が一つの火のような毛であったが、進化したことでいくつもの火のような毛になった。
尻尾も大きな炎のような尻尾になった。両肩には、白いフサフサの毛が生えた。
なお、相変わらずジト目をしている。
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「バオ(爆の中国語読み)+キー(モンキー<monkey>:猿の意味または<木>)」
バオップにアイテム「ほのおのいし」を使うと進化することが出来る。
「ひのこポケモン」の名が示すように、体の炎を燃やして頭や尻尾から火の粉をまき散らせて敵を
焦がす。また甘い物が大好物でそれが体内の炎を燃やすエネルギーになる。
ストーリー進行においては御三家の弱点を補う重要な存在と言える(バオップの記事参照)。
ただ、ここで、同じタイプでありかつレベルアップだけで進化できる(進化の石を消費しない)ヒヒダルマの存在がネックになる。
そもそも進化前の時点で、覚えられるタイプ一致技が威力僅か"30"の「やきつくす」のみの期間が長いバオップと、特性「はりきり」での多少の命中不安があるものの、捕まえた時点で威力"65"の「ほのおのキバ」、少し上がれば"75"の「ほのおのパンチ」を覚えるダルマッカと差がついている。効率だけ考えた場合、わざわざバオッキーに進化させてパーティに入れ続ける意義は薄いのである。
こうした仕様が祟ったか、2016年に行われたポケモン総選挙では堂々最下位であった。
(ただし0票ではない。他の不遇ポケモンにも言える話だが、得票なしではないことが救いになっている。ちなみに他の三猿もヤナップ以外お察しくださいである。)
しかし2021年の投票企画「キミにきめた」では、総合の圏内(30位)入りは出来なかったものの「イッシュ地方部門14位」という地方別圏内入りを果たす。(地方別ランクも発表されるようになった)「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」及び「キミにきめた」において、三猿が総合あるいはイッシュ部門で圏内入りしたのは、実はこのバオッキーが初めてである。上述の結果を踏まえると、大躍進を遂げたと言っても過言ではないだろう。
育成について
このポケモンも他の石進化組同様、進化したことで進化前の技を覚えられなくなる為、進化させるタイミングを見図る必要がある。
進化したことで全体的にステータスは底上げされた。特に「すばやさ」の種族値"101"を筆頭に、
「こうげき」・「とくこう」の種族値は共に"98"となり、物理、特殊、又は両刀アタッカーにもなることが出来る。
(シナリオ上で扱う場合でのメリットとなるのがこれでもある)
しかし、シナリオを終えてイッシュ外のポケモンが解放されるとゴウカザルという強敵が現れる。
強力な技の大半をゴウカザルが持っているので非常に厳しく、炎単で二刀をやるにはやはりほしいフレアドライブも習得不可能(だった)。
キャラ被りのみならず役割まで奪われかねないとは何の嫌がらせであろうか。
他の二猿は性能は微妙とは言えここまでの扱いは受けておらず、それがさらに悲哀を誘う。
一応「かみくだく」「あくび」「しっぺがえし」「ドわすれ」などはゴウカザルは覚えない。
「かみくだく」は格闘持ちのゴウカザルでは相手にし難いエスパータイプに対しては格闘の無いバオッキーは撃ちやすいので差別化のカギとなると思われる。
…そしてUSUMでは、遺伝で遂に「フレアドライブ」を習得した。
その他にゲップも覚えたため、差別化には成功した。バオッキーとほぼ同等の攻撃と素早さ以外が高いあいつも出来るが、少なくとも以前よりは大分使えるようになっただろう。