「あー…なんつーか… 通りすがりの正義の味方です」
注意事項
編集に際しまして、作品の根幹に関わるようなネタバレの記載はできるだけ避けて下さい。
プロフィール
概要
アクションゲーム「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」にて新たに登場するキャラクター。
その正体は京都府警から警視庁公安部に出向中の捜査官で、階級は警部補。
あごヒゲを生やした40過ぎの中年男性で、刑事なので普段着はスーツで、髪はやや長め。
警察は日本各地で起こり始めた「改心事件」が「心の怪盗団」によるものではないかと考えており、逮捕しようと考えているとのこと。
それを自分が預かるという形で防ぐ見返りに、怪盗団の情報や事件解決への協力を取引として持ちかける。そして彼らとひと夏の共闘関係となり、付かず離れずの体で、共に全国を巡る調査行脚に臨む事となる。
妻の葵は、2年前にひき逃げ事故に遭い故人。茜という一人娘がいるが、その頃から親子仲が冷え始め、現在彼女からは敬語の他人行儀な態度で接されている。
人物
掴みどころのなさと軽薄さの二面性を有する人物。自称「イケオジ」だが、どこか胡散臭く、今ひとつ信用ならない雰囲気が漂う。
怪盗団+惣治郎からの第一印象もあまり良くはなく、名前負けしているとも称された。
実際序盤は彼らが諸事情で公安警察を嫌っていることもあり、捜査協力を持ちかけたり申し出たりしても「警察が嫌いなんです」「あ、いっす。自分らでなんとかする」と素っ気なく接されていた。
その一方、「正義」というものに対して何らかの諦観を抱いている節があり、上述の人物像もそうした経緯が関係していると思われる。
実際、シロと分かった怪盗団をスケープゴートとして捕まえる事に内心では呵責を抱く、仲間を置いて逃げるチンピラにツッコむ、迷子の子供の保護を渋った同僚に怒る等、任務を抜きにすれば決して冷酷な人間ではない面を伺わせている。
物語が進むにつれ三枚目な一面も覗かせ、ジェイルや怪盗服姿の怪盗団を目の当たりにしてかなり混乱していたり(それでも最終的には受け入れようと努力すると言ったが)、怪盗団の「オッサン」呼びにヘコんだり、上記の「イケオジ」を自称して引かれたり、沖縄のビーチで怪盗団にいたずらされたのちにマジギレして「逮捕だ!」と追い回したり、といったことをしている。
ちなみに大人だからなのか、怪盗団メンバーのことは下の名前では呼ばず、名字の呼び捨てで呼んでいる(それがたとえ社長令嬢の春などでも)。
またなぜか刑事と言われると「刑事というか公安」と条件反射で返答することが多い。
能力
…俺はもう見逃さねぇ。
本当の悪党を…一匹残らず!
自宅がある京都でのとある出来事がきっかけでペルソナ能力に目覚める。
コードネームは「ウルフ」。
もう犬ではなく自分1匹でも悪に食らいつく狼になるという決意で善吉本人が名乗った。
怪盗時は西部劇のガンマンのような帽子や装備に、ロングコートを羽織っている。仮面はピンポイントアイマスク。
固有ペルソナはバルジャン。アルカナはシリーズ初登場の、「神官」。番号はV。トート版の法王に相当する。
万能属性と銃撃属性、味方強化を得意とする。
自身の体力と引き換えに攻撃力を高める「狂化」と、敵から体力を奪い回復する「吸収」を使い分けて戦う。
強力な物理スキルを習得しつつ、弱点はないが耐性もないところは彼のペルソナと似ている。
名前の由来はレ・ミゼラブルの主人公、ジャン・バルジャンから来たと思われる。
彼は、姉の家族を助ける為に何回か食べ物の盗みを繰り返している。
余談
大人の味方ペルソナ使いは『ペルソナ2罰』以来で、現在のシリーズの基礎となったペルソナ3以降では初である。
また、シリーズ全体で見ても、パオフゥの32歳を超えて、シリーズ最年長のペルソナ使いとなる。
関連動画
関連タグ
主人公 モルガナ 高巻杏 坂本竜司 喜多川祐介 新島真 佐倉双葉 奥村春 ソフィア
堂島遼太郎…同じくペルソナシリーズの警察官。妻をひき逃げ事故で失い、娘との仲がうまくいっていない、コミュのアルカナが法王など、共通点が多い。
次元大介…黒スーツに顎ヒゲ、怪盗時の大きなハットとリボルバーとビジュアル面の共通点が散見される。それが「アルセーヌ」の仲間になるのもまた妙と言えるか(さらに既に「ゴエモン」もいる)。
高尾ノエル…同じく警察にして怪盗のキャラ。そして、大切な人を失っている。