※この記事は僕のヒーローアカデミアの最大級のネタバレになります。未読者の方はご注意ください!
「今ここから 全てを壊す」
概要
オール・フォー・ワンとドクターの悲願にして、オール・フォー・ワンの後継である死柄木弔が、殻木の手術により究極の脳無である“マスターピース”として目覚めた姿。
その力はすさまじく、
- 主力である触れた先から伝播し、瞬く間に周囲一帯へと広がる『崩壊』(フルパワーで放った際の体のダメージが無くなり、弱点が完全に克服された)。
- 致命傷や焼けただれた傷すらも瞬時に回復する『超再生』。
- イレイザー・ヘッドによる“個性”無効化を受けてなお素の身体力だけで長距離跳躍したり、空中で自分の位置をずらせるほどの圧倒的な膂力を持っている。
- オール・フォー・ワンの貯め込んでいた全ての“個性”を託されており、その中にはオリジナルの“個性”『オール・フォー・ワン』も含まれる。そのため、非常に多くの“個性”を使える上、他人の“個性”を奪うことが可能である。
など、かつてオールマイトに言ったチートと呼ぶに相応しい“化物”となっている。
そして対の力であるワン・フォー・オールを手に入れることに執着しており、それを知り事態の泥沼化を防ぐべく自ら挑んできた緑谷出久(及びヒーロー達)と、早すぎる最終決戦を繰り広げる事となった。
ここに超常解放戦線および、ギガントマキア、そして大量の脳無などを傘下としているため、その総力はヒーローサイドからすれば絶望ともいえるほど前代未聞のもの。
それ故に万が一、先制攻撃が大成功した此度の決戦に敗走でもすれば、ヒーローサイドは完全に勝ちの目を失ってしまい、日本は死柄木の望み通りに滅ぼされる事になる。
ただ、改造による力の定着率が75%で止まっており、完全体には成り切れていない。そのため、力の制御自体が不安定になっており、消耗すると莫大な容量を持つ『オール・フォー・ワン』の“個性”の影響か、身体中にヒビのような黒い模様が走る(細胞という形ではあるものの、同じく『オール・フォー・ワン』を移植されたナインの身体にも同様のヒビが入っていた)。
死柄木の執念深い猛攻でイレイザー・ヘッドによる“個性”の抹消が解け、前述のヒビは再生したものの、No.283ではついに胴体の左側から右上腕にかけて巨大な亀裂が入り、ヒーローから受けた傷の再生が遅くなった。
ここがヒーローサイドの唯一の希望になっているといえる。