概要
筋肉の発揮する力の向上、増強などを目的としたトレーニングのことである。
筋肉を酷使すると一旦筋肉繊維がダメージを受け損傷することになる。
要するにこれが筋肉痛などと言われるものであるがその後数日で普通筋肉は元の強さに修復されることになる。
しかしながら、この際に筋肉は再び負荷が掛かった時に備えてより強く修復しようと試みる。「超回復」という現象で、これにより筋肉は大きく、強くなっていく。
なお、筋肉の修復には当然材料となるタンパク質が必要であり、食事から多めにとる必要がある。怠れば上記の筋肉痛になりかねない。
食事だけでは脂肪などの余分な栄養素も摂取してしまうため、大抵はタンパク質だけを精製したプロテインを飲むことが推奨され、筋トレ終了後30分以内はタンパク質を吸収しやすい時間帯とされる。
また、筋トレは継続して行うことが重要であるが、筋肉の修復には時間がかかるため、毎日行うと修復が追い付かず、逆に筋肉が痩せてしまう。
このため、1日か2日おきにトレーニングを行うことが望ましいとされる(NHKの『みんなで筋肉体操』でも、「週に2〜3回を目安に行ってください」とのテロップが出る)。
pixivでは、文字通りキャラクターが筋トレしているイラストに付けられる事が多い。
なお、フェチ的な側面もあるため、(特に女性キャラクターの)R-18に該当する作品も多数投稿されているので、閲覧・検索時にはある程度の注意をすることを推奨したい。
特に女性の場合はある種の自慰行為自体が筋トレとなると言われている。
クリトリスを刺激するオナニーは、男性ホルモンが分泌されるとされており、それによって筋トレの効率を上げるために、トレーニングメニューとしてクリトリスオナニーを行うという場合がある。
クリトリスは女の子のおちんちんとも呼ばれるがペニスと違って射精することが無い。
それ故に、絶頂によってたんぱく質を浪費することが無く男性ホルモンを分泌できる。
オナニー自体が人体の下腹部のコアマッスル筋肉を鍛えることに有効でもあるが、筋トレをしている女性ならば膣やアナルを使うよりもクリトリスを使うことが多いのかも知れない。
BIG3
筋トレにおける主要種目3種のことを指す。関節や筋肉に問題がない限りはこれらをトレーニングメニューのメインに据えることが望ましいとされる。いずれもバーベルを用いるため単純な筋力だけではなくバランス感覚を養い、加えて鍛えたい筋肉以外の部位にも刺激を与えられる。
筋トレマニアでも有名なダルビッシュ有も、「トレーナーにメニューを組んでもらうときは、他のことよりもBIG3をメインにしてもらうようした方がいい」と語るほど筋トレにおいては基本かつ重要な種目として位置づけられている。
ベンチプレス
恐らくもっとも認知度の高い種目。ベンチに寝そべって胸に向かってバーベルを上下させる運動で、主に胸と上腕三頭筋(力こぶの反対側の筋肉)を狙って鍛える。「力持ち」の象徴でもあり、筋トレに詳しくない人でも「ベンチプレス100kgを挙げられる」と言われれば単純にすごいと感じられるほどの知名度を持つ。
スクワット
キングオブエクササイズの誉れ高い種目。バーベルを背負って足の屈伸運動を行うことで下半身全体の筋肉を鍛えることができる。下半身の筋肉は巨大で、鍛えればカロリー消費も激しいのでダイエットの際には必ずと言ってよいほどスクワットは推奨される種目である。
しかし、巨大であるがゆえに鍛えるのが非常に辛く難しいために敬遠する人も多く、上半身だけ立派で下半身はまるで鳥のように細い脚は「チキンレッグ」と揶揄され嘲笑の対象となることもある。
デッドリフト
床に置いたバーベルを引き揚げる種目。主に背中と下半身の裏側を鍛えることができる。全身の筋肉を総動員させるため上記に種目よりも高重量を扱えるもののフォームの習得が難しい上その負担は他の種目の比ではなく、動画サイトではデッドリフトをやって気絶したり、嘔吐してしまうシーンがまとめられた動画が投稿されるほど過酷な種目として恐れられている。
名の由来は「床に置いたバーベルを死体を持ち上げるように挙げるから」という説が有効だが、「死ぬほどきつい」という説も有力ではないにも関わらずしばしばまことしやかに語られること自体、この種目の過酷さを示すものである。