「生きてるヤツはみんな根っこに信念があるヤツだけだ」
「…なんで俺の家にヤバい奴ばかり集めるんですか」
「コン」
概要
公安退魔特異4課所属のデビルハンターで、
デンジの3年先輩にあたる人物。
過去に銃の悪魔に家族を皆殺しにされたため悪魔に対して強い復讐心を持ち、
とりわけ銃の悪魔に対しては命を賭けて復讐する覚悟を持つ。
性格は理性的かつ温厚、他者への同情心を持つ、何だかんだで甲斐甲斐しい常識人であり、当初は反発していたデンジとも縁を結んでいくことになる。
マキマには色々な意味で頭が上がらないようで、彼女からの命令でデンジと同居し普段の生活の世話をしている。後に同居人にパワーが加わる。→早川家
最初は常識を持たない2人を疎ましく思っていたが、一緒に暮らすうちに徐々に打ち解け、彼らに人間としての生活を教えていく。
最初のパートナーは姫野先輩で、彼女から悪魔狩りの心構えやスタンスといった様々なことを学んだ。
ちなみに彼女と初めて出会った時は未成年であった。現在は成人していることを考えるとアキの年齢は20代前半と推測される。
後に姫野がサムライソードとの戦いで命を落としてからは天使の悪魔とバディを組むようになる。
北海道出身で、毎年家族の墓参りに帰省している。
戦闘能力
身体能力
「最強のデビルハンター」である岸辺の訓練を受けており、公安のデビルハンター達の中でも実力は高い方と思われる。
対魔2課のメンバーとのスパーリングではアキよりも一回りは太そうな相手を一方的に打ちのめした描写があり一目置かれている他、実戦でもサムライソードやレゼといった人間以上の身体能力を持つ武器人間ともある程度切り結べる程の剣術の腕を見せている。
契約悪魔
作中で最初に披露した契約悪魔。皮膚や髪の毛の一部を喰わせる代わりに狐の頭部を呼び出し敵を飲み込ませる契約を結んでいる。公安メンバーの契約悪魔としては一般的だが、アキは顔がいいため特別に頭部を呼び出せる契約を結ばせてもらっている(普通は手足)。
サムライソード戦で狐の不興を買い、以後は呼び出せなくなる。
呪いの悪魔
サムライソード戦で使用。
呪いの悪魔の力が宿った釘状の刀で三度刺すと対象を殺すことが可能だが、代償として寿命が縮む。
アキの寿命が大幅に減ってしまった事でこれ以上は使えないと判断され、以降は呪いの悪魔の代わりに天使の悪魔の能力で生成された日本刀を使用するようになる。
上記の2体の悪魔が使えなくなった事で、新たな力として右目に住まわせるという条件で契約を結んだ。
能力によって少し先の未来が見えるが、見えるだけなのでその見えた未来を活かせるかどうかはアキの判断力と身体能力頼みである。また、未来の悪魔が見せたいと思った未来(大抵は悪いもの)を強制的に見せられる場合もある。
他の悪魔と比べると契約条件がかなり軽いが、これはアキが近い将来に迎える「最悪の死に方」を未来の悪魔が直接見たいがためであり、未来の悪魔によると彼の最期は相当凄惨なものになるらしい。
単行本9巻のネタバレ注意。
未来の悪魔によって「最悪の死に方」をする未来を見せられたアキがその未来を回避するため、更なる力を求めてマキマに「どんな悪魔と、どんな契約でもするから力を貸してくれ」と頼んだ事で強制的にこの悪魔と契約を結ばされる事となった。
余談
- 第1回公式人気投票では3位と男性キャラでは最高位を獲得している(主人公のデンジは5位だった)。
- 総投票数60万票を超えた第2回公式人気投票では2位に1万票以上の大差をつけ堂々の1位を獲得した。
https://www.shonenjump.com/j/vote_chainsaw2/index.html
- 呪術廻戦公式ファンブックで登場人物の一人伏黒恵の玉犬・渾とアキの狐の悪魔を呼び出す「コン」のお披露目が被ったことが言及されていた(気になる方はジャンプ2019年12号のバックナンバーを確認してみてほしい)。ちなみに作者の芥見下々からは「アキ君」と呼ばれていた。
関連イラスト
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ネタバレ注意
名前の由来※ネタバレ注意
※以下、9巻のネタバレの内容が含まれます。未読の方はブラウザバックをお願いします。
2021年開催のジャンプフェスタにて、作者の藤本タツキへのインタビューでアキの名前の由来が明かされた。
9巻にて彼は家族の仇である銃の悪魔に肉体を乗っ取られ銃の魔人へと変貌するが、アキというキャラクターを造形する段階でこの結末はすでに決まっており、そこから名前を付けるにあたり、数ある銃の中でも特に有名なロシア製の自動小銃であるAK-47をもじり、「AK」→「AKI」→「アキ」と名付けられた。
また、マキマへの好意は彼女の支配の能力によるものであり彼女への好意の根本は元々無いため「空き」→「アキ」という意味もあるとのこと。
作中でも何故好きなのか問われた際「なんでだっけ…?」と理由を思い出せないシーンがある。