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クラウス(ゼノブレイド)の編集履歴

2021-05-05 00:49:34 バージョン

クラウス(ゼノブレイド)

かみにあこがれたおとこ

クラウス(ゼノブレイド)とは、ゼノブレイドに登場するキャラクターである。

存在自体がネタバレのため、『ゼノブレイド1、2』クリア済みの方のみ閲覧をお勧めします。




















「我々の世界は一つだけではない。多くの世界が、お互いの存在を知覚せぬまま重なり合って併存している」






















侵食/ゼノブレイド

CV:浅沼晋太郎

概要

ゼノブレイドの主人公であるシュルクに瓜二つな姿、同じ声の青年。

地球が存在するいわゆる「現実世界」の人間で、研究者(おそらくは物理学者)であり創世に関わる重大な研究を行っていた。『2』の第10話冒頭で『1』と同じ相転移実験実行のシーンが描かれるが『1』よりも状況が拡大解釈されており、実験を強行したのは当時起こっていた激しい生存競争で地球・宇宙を焼き尽くす人間達の姿を嘆き、「ゲート」の力を使ってその現状を打破できると信じて同僚のガラテアの制止も聞かず人類が神に近付く為として相転移実験を強行。

そして『1』と『2』の世界は彼が相転移実験を行って新しく生まれた世界(詳細はこちら)。と荒廃してしまった元の世界の成れの果て、という両作の舞台が一種のパラレルワールドであることが明かされた。


#37 ???

「私は禁断のとびらを開いた。それで世界が変わると信じて――」

その後、相転移実験によってクラウスは左半身を異次元に飛ばされ、右半身しかなく左半身が闇に包まれたような異形の姿となった(ゼノブレイド2での設定)。

この異次元に飛んだ左半身というのがザンザのことであり、ザンザが「自分が元はクラウスという地球人から分かれ出た分身」とは認識していない一方で、クラウスは自分が2つの次元に分裂していることを知覚している。


新たな世界の創世主となった巨神ザンザと違い、右半身のクラウスは何ら超常の力は持っていない(攻撃をバリアで無効化したり、悪夢を見せているが彼自身の力なのかは不明)。「ゲート」に接触した影響か肉体こそ不死身だが、世界の再生は久遠の歳月と科学者としての知見を駆使して行ったものであり、想像を絶する苦労故かその姿は痩せ老いた修行者めいたものになっている。


身体と魂が引き裂かれてなお一人生き残った彼は贖罪として新たな世界再生計画を始動、コアクリスタルと雲海、そしてそれから生まれた巨神獣を基礎とした生命循環システムを構築し、これが『2』の舞台である「アルスト」の原型となった。

さらにそこに知的生命体が栄えるようになるとコアクリスタルに「ブレイド」としての変化機能を与え、彼等とその種族を共生させてブレイドを介してその種族らの精神に関する情報も集めていた。


「己のために世界がある」と言わんばかりに独善的思考が強いザンザとは対照的に、クラウスは「世界のため」を思っており、自らのせいで世界を破壊してしまったことへの罪悪感を何千年・何万年というスケールで背負い続けたためかどこか自罰的な所がある。もとよりクラウスは「ゲート」の影響なのか軌道衛星ステーションから出られない身の上でもあった。そのためかアルストの住人達もクラウスのことは「神」と崇めつつも一切交流出来ず、様々な憶測をや誤解を生む切掛にもなってしまった。


当初はかつての過ちを繰り返さぬよう、アルストの生命には自分たちとは異なる精神構造を持つ種族になることを期待してたようだが、どれだけ時間が経っても人間の本質が結局愚かだった自分達と何も変わらないことに諦観と失望を抱き、もはや世界がどうなろうとどうしようもないとアルストをほとんど放置している状態であった。(この時のクラウスは老人の姿となっており声も嗄れてぼそぼそと話すようになっている)


しかし、自分たちの意思でゲートの力を引き出したレックスプネウマの姿を見て考えに変化が生まれ、その後二人と直接会話したことで再び未来に希望を見出し、ロゴスによる世界の破壊を阻止しようとする彼らを送り出した。


その際「向こう側の私(=ザンザ)が潰える時が近い」という発言をしており、『1』と『2』の物語は奇しくもほぼ同時進行で進んでいた事が伺える。

ザンザが予期していなかったシュルクへの敗北を未来視できている上、シュルクがザンザに言ったセリフが聞こえていることから、かなりザンザ側の状況も把握できていると思われる。


そしてレックス達が決着をつけるとほぼ同時に向こうの半身も滅ぼされ、自分も消滅する間際にレックスらを次代を担う者達と認めて、星を覆っていた雲海を取り払い地表全体をアルスト人に開放した。


かなり対照的なクラウスとザンザだが、クラウスによればそれもまた己の心の中の一面であり、人間は誰しもがそういった表と裏を抱えているという。パーティメンバーの心の裏を見せる幻影(悪夢)はそのことを伝えるためとされている。


余談


『ゼノブレイドシリーズ』に登場するモナド漢字(つまり地球の文字だが、作中では未知の文字とされている)が浮かぶのは、モナド、ひいては世界を創世した彼が地球の出身だからである。

もっとも、巨神=ザンザが地球人クラウスの記憶を持っている描写はないが、モナドに浮かんだ「神」の漢字を見て何の意味か悟っているため、地球で得た知識などはある程度引き継がれているようである。


劇中ではシン関連のイベントが終わった直後に顔が映されるシーンが何度か出ており、イーラ側の関係者であるかのようにミスリードされていた。


関連タグ


ゼノブレイド ゼノブレイド2 ゼノブレイドシリーズ


シュルク レックス


ザンザ メイナス 「ゲート」


アルヴィース ホムラ ヒカリ


メツ プネウマ


ゼノギアス:クラウス(ゼノブレイド2)のオマージュ元である「波動存在」が登場する。


天帝カイン:同じくゼノギアスからのオマージュ元。「かつては非道を働いたが改心し人のために行動する」「美形だったが長い歳月を生き見る影もない」「主人公に希望を見出し監視していた」など共通点がある。


サラ(クロノトリガー):波動存在のオマージュキャラ(クロノクロスでの設定)。

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