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REエンジンの編集履歴

2021-05-11 11:15:13 バージョン

REエンジン

あーるいーえんじん

REエンジンとはゲームエンジンの一種。

概要

カプコンが開発したゲームエンジンの一種。2017年から、バイオハザードシリーズなどで使用されている。


経緯

それまでカプコンは15年に渡り「MT Framework」を使用してきたが、運用が長くなるにつれて各チームによってエンジンコードのカスタム化が進み、データの互換性や移植性が喪われる状態にあった。

特にエンジンコード上の問題で『大幅な新機能の追加や仕様変更が(特に開発後半に成程)困難』という性質があった。例えば試作工程と量産工程が重なるような追加DLCを前提とした開発計画において多大な労力を要するものであった。


そこで、「フォトリアルなグラフィックエンジンと説得力の高い世界観をイメージさせること」を達成しつつ、開発環境をスマートにする内製エンジンの開発に乗り出した。

統合整備計画めいた話であるが、結果的には成功し、バイオハザード7 レジデント イービルにて本エンジンの初陣を飾ることとなった。


特徴

  • ロゴは『月に手を伸ばす手』である。これは不可能への挑戦を意味する「Reach for the moon」を意味するものである。バイオハザードシリーズの海外タイトル「Resident Evil」の頭文字と揃ったのは偶然とのこと。
  • 「MT Framework」が階層型(上位階層のデータに触りにくい)エンジンだったのが、「REエンジン」ではモジュール型(個別追加可能)になっているため、開発後半からでも追加要素を盛り込みやすい。
  • 開発環境とテスト環境が同一エンジン上で分離しており、テスト環境がクラッシュしても開発が継続できる。
  • 非常に高い描写能力を持ち、PC版バイオハザードRE:2はベンチマークソフト(性能テスト)として用いられるほどで、最高級ゲーミングPCでも限界まで画質を引き出せないほど。
  • 別エンジンである「モンスターハンター:ワールド」初出のモンスターや同等クラスのディテールの造形をモンスターハンターライズにて登場させることに成功している。後方互換性の優秀さを感じ取れる部分であるといえる。

REエンジンが採用されたゲーム


関連タグ

ゲームエンジン カプコン

バイオハザード デビルメイクライ モンスターハンター

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