「ゲームオーバーだ」
概要
CV:東地宏樹
ミソラ商店街の喫茶店「ブルーキャッツ」のマスターを務める、28歳の男性。
山野博士の助手としての一面を持ち、AX-00を持ち出した石森里奈よりも先にイノベーターの研究所から脱出していた。
さらに、伝説のLBXプレイヤー「レックス」としての顔も持っており、非公式のLBXバトル大会「アングラビシダス」を主催している。
伝説のプレイヤーの名に違わず、LBXの操作技術は非常に高いものであり、山野バンに必殺ファンクション「超プラズマバースト」をレクチャーしたり、郷田ハンゾウに稽古を付ける事もあった。
同じ山野博士の助手でブルーキャッツの常連である宇崎拓也とは、親友に近い関係である。
使用LBX
Gレックス
量産機「サラマンダー」をベースに、徹底的なカスタマイズが施されたLBX。
詳細は個別記事参照。
物語終盤(ネタバレ注意!)
彼の父親は18年前に海道義光に大事故の責任を押し付けられ失意のうちに死亡、さらには世間のバッシングを避けるため一家離散したことが判明する。
海道義光に復讐するため、シーカーVSイノベーターの構図を作り上げ、アルテミス決勝戦直後に海道を暗殺することに成功する。
復讐自体は完遂するが海道を調べている途中「管理戦争」という世界の闇を知ってしまい、海道は世界の歪みの一つに過ぎないと悟る。これにより元々あった世界への憎しみが増幅、A国Nシティの世界国家首脳会議会場をサターンで襲撃、世界の指導者を駆逐し、世界の指導者がなくなった後にメッセージを送るという計画を企てる。
シーカーVSイノベーター最終決戦時サターンコクピットでのバンとの死闘の末敗北、愛機イフリートの破壊やサターン自爆プログラムにより野望は完全に断たれた。
サターン内で死を迎えようとするがバンに助られ、自分がしたかったことについて語る。この時語られる彼が世界に送ろうとしたメッセージは名言中の名言。
サターンからバンと共に脱出する直前バンのみを脱出させ、自身はサターンに残り、自爆するサターンと共に雲の中へ消えた。
ちなみに、上記の回想の中で妹がいる事も判明しており、続編の『W』では、とある形でその妹がストーリーに関わってくる。
使用LBX(真)
イフリート
彼が十数年に渡って心に宿し続けた、怒り・哀しみ・憎しみを具現化したLBX。
無印のラスボスを担当している存在でもある。
詳細は個別記事参照。
イフリート改
ゲーム『BOOST』『爆ブースト』の裏ボスバトルで使用。
イフリートに酷似したシルエットを持ち、攻撃パターンも同じだが、機体性能は格段に上昇している。
名言
レックスが世界に伝えたかったメッセージ。
「人は獣にあらず。人は神にあらず。
人が人であるために今一度考えるのだ。
人とは何かを……何をするべきかを……。」
「賢くなり過ぎた人間は、この世の全てを管理し支配しようとする。
まるで神であるかのように。
大きな力を手に入れた人間は弱者を喰らい、どんな残酷な行いもいとわない。
まるで獣であるかのように。
進歩しすぎた人は、人であることを、いつの間にか忘れてしまったんだ。
俺は世界の人々に考えさせたかった。
人はどうあるべきか、人が人である為の真実の姿を……。」
余談
ゲーム版と比較すると、アニメ版では顔周辺の骨格がかなりの骨太状態で描かれており、作画差の激しいシーンでは年齢が一回り違って見えるので、比較してみるのも面白いだろう。