ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:アオ
編集内容:メイン画像を変更

概要

藤子・F・不二雄原作のアニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。2010年9月17日に放送された水田わさび版アニメオリジナルエピソード。

主人公・ドラえもんネコロボットでありながらネズミが大の苦手であることはもはや周知の事実であり、原作版でもドラえもんがネズミのせいで暴走するエピソードが描かれているが、本作もドラえもんのネズミ嫌いによって人類が滅亡しかける事態にまで陥ってしまう衝撃のエピソードである。

また、ドラえもんが中心となり物語が進んでいくという原作版初期を彷彿とさせるエピソードでもある。

ストーリー

ある昼下がり、野比家にネズミが現れ、いつものように逃げ惑うドラえもん。その後ネズミはドラえもんの傍から立ち去って行くが、いつも現れては自分を怖がらせるネズミに嫌気が差したドラえもんはポケットから「世界変換マシン」を取り出す。

ドラえもんはマシンに「すべて ネズミ」と入力し、次に「消去」と入力しようとしたところ、ママから声をかけられたことでうっかり決定ボタンを押してしまう。

その結果、マシンは「すべて ネズミ」というキーワードを読み取り、この世界全てをネズミだらけにすると認識し、起動し始めてしまった。慌てて取り消しボタンを押そうとするドラえもんだったが、このタイミングでマシンが故障してしまい、世界改変の取り消しが出来なくなってしまう。

外に出て様子を伺うドラえもんだったが、親友ののび太や、しずかジャイアンスネ夫がマシンの効果で徐々にネズミの姿へ変わり果てていき、更にはガールフレンドのミイちゃんまでネズミになってしまった(それだけでなく、しずかが「尻尾なんて誰にでも生えてるでしょ?」と言っており、その言葉を聞いたドラえもんも「なんてことだ!本人達の意識もネズミにすり替わっていくなんて!」と言っている)。

ドラえもんは既に未来デパートに連絡してマシンの修理を依頼しておいたのだが、何も知らないのび太が未来デパートの店員ロボットから「修理用CD」を受け取り、世界中のチーズを集めたチーズフェアに出かけてしまう。

ママから事情を聴いたドラえもんはチーズフェア会場へ急ぐが、既にネズミと化した人々で賑わっていた。すぐにでも逃げ出したくなるドラえもんだったが、のび太とミイちゃんを元に戻す為、死に物狂いでネズミの集団の中を駆け抜けて行く。

そしてのび太を発見するが、彼は他のネズミ集団の波にのまれてしまう。ドラえもんは「タケコプター」で飛行しながらのび太を救出し、彼から受け取ったディスクで世界変換マシンを修復する。

ようやく全てが元通りになり安心するドラえもんだったが、顔をパックしているママの顔(彼女曰く「パックチュウ」)を見た瞬間、ネズミと勘違いして野比家から飛び出して行くのだった。

登場人物

ドラえもん

ご存知主人公。

今回は自身の失態により、地球上の生物が全てネズミに変わってしまうという危機的状況を招いてしまう。

自分が最も苦手とする存在に変わり果てたのび太やミイちゃんの姿を見て一度は絶望する。しかし親友とガールフレンドを元に戻す為、苦手なネズミに立ち向かいながら必死に足掻く姿は必見

のび太

ご存知副主人公。ドラえもんの親友。

「世界変換マシン」の効果により、時間経過と共にネズミの姿へと変わり果ててゆく。

しずかジャイアンスネ夫

ドラえもんとのび太の友人達。

今回は終始物語の蚊帳の外であり、出番も極僅か。

のび太同様、徐々にネズミの姿へ変わっていく。

ママ

のび太の母親。

のび太達と同様、徐々にネズミの姿へ変わっていく。

のび太にチーズを買って来るようお願いする。

ミイちゃん

ドラえもんのガールフレンド。

世界変換マシンの効果により、猫でありながらネズミの姿へと変貌を遂げてしまう

このマシンにキーワードを入力すると、24時間でこの世界全てを自由自在に改変することが出来る。詳しくは項目を参照。

  • タケコプター

毎度お馴染み空を飛ぶ道具。

今回はあるシーンでドラえもんが使用。この場面は作画・演出共にかなり気合が入っており、まるで大長編映画版と感じる程にドラえもんが力強く動く為、一見の価値あり。

編集者:アオ
編集内容:メイン画像を変更