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多餓椿の編集履歴

2021-05-24 04:41:10 バージョン

多餓椿

おおがつばき

多餓椿(おおがつばき)とは東方二次創作作品「東方居虫球」に登場するキャラクター。いわゆる東方オリキャラの一人である。

「私はオオガ虫、人間に恨みを抱いて死んだ怨霊が妖蟲になった者」


「は~くやっちゃあ!」


基本情報

種族オオガ虫椿象 with 怨霊
二つ名枯死をもたらす怨霊害虫(居虫球)、凶作の怨念(縁偽)
能力豊穣を奪う程度の能力
登場作品東方居虫球(エキストラボス)、幻想郷縁偽
テーマ曲ホシにされた夢死の生 ~ 無実の呪い
危険度高(農業に対して)
人間友好度極低

概要

多餓椿(おおがつばき)は東方二次創作作品東方居虫球」に登場するオオガ虫平四郎虫)を元としたオリキャラ


extra stage「仮名手本虫神蔵」(半翅林)のボスを担当する。(中ボスは津々禍ゆう

居虫球では唯一の元人間キャラクター。

より正確に言えば、元人間の怨霊と妖蟲の肉体が彼女を構成している。


容姿

枯死をもたらす怨霊害虫 多餓椿

怨霊らしく周囲に人魂を浮かべており、首にも撒いて傷跡を隠している。

チャバネアオカメムシに似た配色の鹿撃ち帽を被り、ポンチョ風の甚平を着ている。

甚平は死者らしく左前になっており、紐ではなく椿の形のボタンで留められている。

髪は一部がこげ茶の茶髪であり、左右で三回ずつまとめた長いおさげ。

一番下は結い紐ではなく手錠なようなものでまとめられており、左右が鎖でつながれている。

ポンチョの下には囚人服のような白黒ボーダーの長袖のシャツを着ている。

スカートはピンクや緑の複数のパーツで構成されており何とも形容しがたい。

象の足のような配色のタイツはつま先が足袋のように分かれている

背中にはカメムシの翅が生えているが広げているのは右側だけ。


左手には巻いた状態の緑のゴザを持っている。


種族

オオガ虫という種族名は彼女の自称であり、この言葉はカメムシを意味する。

実際カメムシとは無関係でなく、怨霊がカメムシに憑りつき妖蟲化させ、長い時間をかけて一つになったのが彼女の正体である。

存在が一つになったため怨霊は人格以外が消滅し、怨霊本来の性質を失っている。

そのため今の彼女はただの妖蟲とほぼ変わらない存在である。


人格の核となるのは憑りついた怨霊だが、カメムシ側の影響も大いに受けており、両者の精神の境界は曖昧。

カメムシに憑りついた怨霊は一時は祟り神神霊)にまでなり、その時代に霊を二つ分けている(分霊)。

その内の片方が彼女を構成する怨霊であり、もう片方は外の世界で祀られる「お堂の神霊」。


余談だが、怨霊とお堂の神霊は性別・本名ともに不明である。

「多餓椿」という妖蟲少女はあくまで怨霊を宿すカメムシ(のメス)なのだ。

ちなみに元ネタはオオガ虫の別名を持つ虫の怪異「平四郎虫」であり、こちらで怨霊となったのは「平四郎」という男。

あくまで平四郎虫はモチーフであり、彼女とはまた別に存在したのかもしれないので結局彼女の怨霊は性別不明である。


能力

「豊穣を奪う程度の能力」


なんともすごそうな名前になっているが、実態は「カメムシを操る力」である。

しかも現在は全盛期の力を失っており、個人を破滅に追い込むことはできても幻想郷全体を凶作にすることはできない。

彼女はこの力で不作を引き起こし、悲しむ人間を見て喜ぶ妖怪だ。

また、害虫以外のカメムシも操れるので、やり方によっては豊穣をもたらすこともできるかもしれない。


お堂の神霊から力を得る能力

もう一人の彼女とも言えるお堂の神霊は、毎年お祭りの主役となる。

そのときは神霊への信仰心が高まり、その片割れを宿す椿の方も大きな力を得ることができる。

が、季節が真冬なので椿自身の能力とは全く噛み合わず、冬眠中なことも多いらしい。


人物

怨霊と多餓椿

元々の性格は呑気でお調子者で山遊びが好き。また、頭も切れるほうだった。

そんな感じのただの村人だったのだが、冤罪によって処刑されたことで怨霊となって人間を憎むようになる。

(この辺りの事情は大体元ネタ通りなので平四郎虫の記事を参照)


カメムシに憑りついて「多餓椿」となり復讐を果たした後、神として祀られた。

神として祀られた後は徐々に性格も丸くなり、ちょっとの不作を起こす程度で満足するようになった。

しかし外の世界で怪異や神の類が信じられなくなってくると、ちょっとの不作でも存在を信じてもらえそうな幻想郷に妖蟲として移住してきた。

幻想郷に移住後は元怨霊だなんて誰も信じないので妖怪の社会に溶け込んで平和に暮らしている。

性格も本来の呑気なものに戻っていたが、死因が死因なので冤罪をひどく嫌っている。。


最近は妖怪と戦う異変解決の人間たちに興味を持っており、

霊夢のことは「途中で立ちはだかる者も全て容赦なく倒していくが最終的には必ず真の犯人に辿り着く」

魔理沙のことは「正々堂々盗んでいく、冤罪を生まない盗人さん」と認識している。


普段は中性的かつ冷静な口調で話すが、興奮すると甲州弁が出る。

どうやら甲斐出身らしい。(ちなみに元ネタの出身地も甲州弁が話される甲府盆地内である)


お堂の神霊

椿より地元愛が強く穏やかな性格。

外の世界で怪異や神の類が信じられなくなってきても村の人間たちと共にいることを選んだ。

本来分霊は元の霊と同じ性質・性格を持つはずなのだが、椿側はカメムシの精神の影響を受けるため「ずれ」が発生しているらしい。

今後、椿と神霊が完全に切り離された存在になってしまう可能性もあるという。


活躍

東方居虫球での多餓椿

鱗粉異変の最中、「虫を救い人間に味方する神が現れた」という情報を得た。

すると彼女は


「人間は虫に怯え、涙を流しながら被害が減るのを必死に祈っているのがお似合いだ」


と、再び怨霊の虫としての心を燃え上がらせてしまった。どうやら人間と虫が仲良く共存するという方針が気に食わなかったようだ。


人間にカメムシによる恐怖を与えるため、そして以前から戦ってみたかったを誘い出すため、

彼女は虫貴が起こした「虫の活性化異変」の影響が完全に無くならないうちに幻想郷中のカメムシを集め、カメムシの大量襲撃異変を起こした。

前述の通り全盛期の力は失われていたため、活性化異変が起こるまでは自ら異変を起こすことができなかったのである。

駆けつけてきた霊夢魔理沙に倒されると、彼女は満足して異変を終息させる。

彼女は「一度でも椿象で異変を起こせばその恐怖はずっと心に刻まれる」とも言っているため、もう一つの目的も達成できたと感じているようだ。


一方リグルが自機の場合は目的の人間と全く違う者が異変解決に来たためキレ気味になり、

虫の育成方針について論争したりと話を若干脱線させた後、八つ当たり気味に襲い掛かって来る。

リグルに負けても目的を達成できていないので異変は収束させない。

しかし真の目的を聞かされたリグルの提案により、休憩後に目的の人間のところまで案内してもらうことになった。

(リグルが先に駆け付けただけであり、他の自機達も異変の元凶を捜して飛び回っている)

彼女もまた霊夢ルートと同じ結末を迎え、この異変も収束するのだろう。


幻想郷縁偽での多餓椿

【幻想郷縁偽】凶作の怨念


一貫して「自称元怨霊」として扱われている。

害虫以外のカメムシを退治してしまうと彼女の嫌う冤罪に該当してしまい不作のターゲットにされるらしい。

また、彼女は益虫となるカメムシも操ることができ、植物を育てている妖怪にはそれらを貸し出すサービスを行っているようだ。


仮想スペルカード一覧

菜亀「枯草色の菜の花畑」

蜘蛛縁亀「斑点米の田園」

青臭亀「実り無き農地で無実のつみとり」

黒亀「僧侶善徳殺害事件」

臭木亀「福の枯れ切った豆畑」

怨敵「時効の蔵泥棒」

訓練中「刺亀暗殺部隊」

稲虫「長井別当の遺恨」

道連「椿象の密室殺人」

「オオガ裁きの凶作刑」

「全椿象の仇討ち」(ラストスペル

「ニシキキンフレクション」(ラストワード


関連タグ

東方オリキャラ

平四郎虫 カメムシ

姫虫百々世(公式の虫のEXボス。オオ○○○繋がりでもある)

東方居虫球

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