KOF95、KOF96、KOF97で展開されたストーリーライン「オロチ編」
のキーキャラクターであり、完結編である97のラスボス。
地球意思と呼ばれる、精霊のような意識体であり、エネルギー体。
自然を見守る存在であり、かつては人間もその一部であったが、
人類が自然の摂理を外れ、環境を破壊するようになると
オロチは人類を悪とみなし、様々な災いで苦しめ始めた。
三種の神器と呼ばれる武術家たちによって1800年前に封じられた。
主の復活のため、転生を繰り返しながら歴史の裏で暗躍していた。
もともと肉体を備えた存在ではないため、地上で自ら活動する場合は依り代を使用する。
97ではクリス(炎のさだめのクリス)の体を用いて降臨したが、
三種の神器たちの子孫草薙京、八神庵、神楽ちづるによって再び封印される。
アッシュ編では西洋に存在するもう一つの地球意思に仕える
「遥けし彼の地より出づる者」たちによって、彼らの主に捧げるエネルギー源として狙われる。
彼らの介入によりオロチの封印が解除されてしまう。
アッシュ編では「遥けし彼の地より出づる者」たちの目的が果たされることはなかったが、
オロチが復活することもなかった。
『ネオジオバトルコロシアム』では彼のクローンだというミズチが
敵の組織WAREZによって生み出されているが、本来なら肉体を持たない存在である
オロチのクローンなるものは成立せず、不可解な点が残る。
不安定な存在であるのか、戦闘後にはミズチは急激に老衰し息絶えてしまう。
97の時点ではオロチに技名は設定されていなかったが、KOF98のリメイク作KOF98UMでは『ネオジオバトルコロシアム』でのミズチの技名が流用された。