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北原穣の編集履歴

2021-06-27 12:40:04 バージョン

北原穣

きたはらじょう

北原穣とはウマ娘シンデレラグレイに登場する架空のキャラクターである。

いるじゃねぇか…ここに…!


概要

ウマ娘シンデレラグレイ」の登場人物。岐阜県のカサマツトレセン学園に所属する、中年に差し掛かった長身の男性トレーナー。愛称は「ジョー」。オグリキャップからは「キタハラ」と仮名文字で呼ばれる。


閑古鳥気味である地方を沸かす原石になるようなウマ娘もおらず、育成していたウマ娘たちも熱意に欠けていたため惰性で仕事をする日々を送っていたが、ゲート試験にてオグリと遭遇。共に東海ダービーを目指せる逸材だとしてスカウトし、彼女の育成に情熱を燃やす。

またこの時、のちのオグリのサポーターとなるベルノライトもスカウトしている。


最初の時点ではオグリからの印象は、あくまでレースに出してくれる奴ぐらいの認識でしかなかったが、スカウト後はペース配分や砂での走り方等、オグリキャップの資質を活かす数々の指導を行い、

その結果自身の走りを適切に指導してくれる存在として、次第に彼女から自身のトレーナーと認められるだけの信頼を得ていく。


オグリと共に破竹の勢いで勝利していく北原だったが、叔父の六平の忠告を無視し中京盃に参加させたことでシンボリルドルフの前で見せてしまった結果、オグリに中央へのスカウトが舞い込んでしまい状況は一変。

そのスカウトは凄まじい才能を有するオグリの将来性を鑑み、中央に送り出すという道が提示されたのだが、それは中央のトレーナーライセンスを持っていない自身ではオグリとのコンビを続けることが出来ない事を意味しており、また自分の夢である東海ダービー制覇もあきらめなければならないという道でもあったのだ。


自分は三流、彼女は一流のトレーナーの元で戦うべきウマ娘だと思いつつも、ベルノライトからのアドバイスから、まずはオグリの意思を確認すべきだと中央からのスカウトが来たことを伝えるが、中央に共に来てくれるのかという問いに中央のライセンスを持っていないことを伝えた結果、オグリは中央への移動を拒否。東海ダービーこそが互いの夢だと伝えられ、自身の夢が彼女を縛り付けてしまっていると思い込んでしまう。

そして葛藤した結果、ゴールドジュニアにて勝てば中央、負ければ東海ダービーを目指すという二択をオグリに迫ってしまい、それを聞いたルドルフからは自分のウマ娘の勝利のみを信じられない以上、彼女のトレーナーとして相応しくないと断言されてしまう。


そして迎えたゴールドジュニア当日、苦しさからオグリの走るレースに目を背けてしまうが六平によりオグリのレースを無理に見せつけられられてしまう、

そして目の前にあったのは、自分が悩んだ結果押し付けてしまった選択のせいで走ることが大好きであったオグリキャップが普段と違い苦悩して走る姿を目の当たりにしてしまう。

それを見て自分の悩みよりも、一番大事なのはパートナーであるオグリキャップを見るべきだったという事に遂に気が付く。

自身の迷いを吹っ切った彼はオグリの元へ駆け、勝利のために走るよう大声で応援。

誰よりもトレーナーである彼自身が勝利を望むことで、オグリの本来の走りを取り戻させる。

最後のゴール直前、それでも勝つことに迷いを覚え涙を流すオグリの背も強く押した。


そしてレースのウイニングライブ中、スカウトを提案した時に会ったルドルフとまた再度対面し、東海ダービーという夢を奪われたことには本音では憎らしく思っていたこと言いつつも、今度は新しい夢ができたことを伝える。

そのライブ後に中央への移籍を公表したオグリに対し様々な声が上がる中、共にステージに登壇。

演説にて会場全体を大きく盛り上げ、中央に行くというオグリの新たな門出を祝福させることに成功させた。


カサマツでの最後のレースが終わり、オグリと共にレース場を見つめる中、彼女に中央のトレーナーライセンス獲得への挑戦を決意。オグリに見合うトレーナーになることこそが新たな目標と称し、カサマツでの戦いは終わりを告げた。

中央移籍後のオグリに関しては六平にトレーナーを交代したものの、北原自身は中央ライセンス獲得に向け勉強し、再びオグリキャップのトレーナーとして共に歩む事を目指し日々努力をしている。


トレーナーとしての実力

あくまで地方のトレーナーである為か天才的な才覚があるわけではなく、靴の損傷などの小さな見落としなど詰めの甘い部分があるものの、オグリキャップの優れた柔らかさなど彼女の才能を見抜き、コースのペース配分や砂の走り方の指導を行う等、アドバイスそのものは的確である。

今までただ才能のままに走るだけであったオグリキャップにレースでの走りを指導し成長させたという結果を見るに、彼にトレーナーとしてのウマ娘を指導する実力は確かにあるという点は疑いようもないだろう。


ただし流石に中央ではなく地方の著名な結果を出したこともない一トレーナーということもあってか、自己評価もあまり高いとは言えず、それが原因となってオグリキャップの心情を見落としてしまうなどメンタル的な欠点も存在する。

しかし、ウマ娘とトレーナーの関係性の構築という最も大事な点では他のトレーナーに引けを取らず、僅かな時間でありながらオグリとの親和性を深いものに育て上げるなど、その点においては非常に有能といえる。



関連人物

オグリキャップ

トレーナーとしての相棒であるウマ娘であり本作における主人公。

当初オグリの才能の片鱗を見つけた事でスカウトしに来た彼に対して「レースに出る為に必要なトレーナー」ぐらいの認識でしかなかったが、彼の指導を受けて練習していくことで自身の実力が高くなっている事をレースで実感したことで徐々に信頼し始める。

最終的に彼の夢である「東海ダービーの制覇」を叶えてあげたいと思い、共に目標とするなどコンビとしての絆を深めていった。

そのため彼とのコンビが消える事になる中央行きを最初は拒否し、勝利することで中央に行くことになってしまうゴールドジュニアの勝利を苦悩したりするものの、最終的に彼の後押しもあって新たなステージである中央行きを決意した。

中央の舞台に行っても、自身を追いかけ中央トレーナーを目指す彼を相棒として待つことにしたようだ。


ベルノライト

オグリキャップと共にスカウトしたウマ娘。

残念ながら彼女を指導することで走りの面で大成をさせることは出来なかったものの、元から資質があったサポーターという立場でのオグリキャップを共に支える仲間としての関係性を構築している。


六平銀次郎

叔父にしてトレーナーとしての先輩でもある。

本来の名字の呼び方は「ムサカ」だが北原自身は「ロッペイ」と呼んで毎回怒られている(そしてオグリにも癖がうつった)

定職にもつかなかった自分をトレーナーにしてくれた恩人なので基本的に頭が上がらない。

後に中央に行く事になったオグリキャップを中央のトレーナーである彼に託した。



モデル?

一部読者の間では笠松時代に騎乗していた安藤勝己騎手、東海ダービーに対する思い入れから笠松時代の調教師、鷲見調教師がモデルではないかと言う説が上がっている。


逆にアプリ版メインストーリーに登場するチームシリウスを作った引退した先代の「ベテラントレーナー」も、「オグリキャップのトレーナーである」「トレードマークであるハンチング帽を被っている」という点で、先に漫画から登場していた北原穣がモチーフではないか?もしくはアプリ版の世界線の北原穣本人ではないか?という考察も上がっている。


またファン一部では「穣」という字が訓読みで「ゆたか」と読める事からオグリキャップの引退試合である第35回有馬記念にも騎乗した競馬界の有名騎手武豊もモデルの一人ではないかと言われている。

ただし武豊自身は当時むしろオグリキャップよりもスーパークリークバンブーメモリーといった当時の同世代ライバル馬との騎乗をしていた事の方がむしろ多く、

武豊自身もオグリキャップブームに翻弄された経緯から複雑な思いを抱いてるという事もあり現時点ではまだ信憑性は不確かとも言えるだろう。

またファンの中ではスーパークリークと組むという予想もされていたが後に明確に武豊モチーフである奈瀬トレーナーがクリークの相棒として登場するという形になった。


またモチーフの一人とされる安藤勝己騎手もオグリキャップと同じく地方から中央にわたって活躍した騎手として有名な人物であり、

彼自身が地方から中央へ移籍する騎手のきっかけとも言われる騎手でもある。

笠松時代ではオグリの主戦騎手であったものの制度上の理由により彼は中央で再度オグリに乗ることはなかったが、オグリの後を追い中央を目指す北原との境遇とも共通する部分が存在する。

安藤騎手自体も数々の名馬に乗り勝利した経験があるが、ウマ娘としてはダイワスカーレットにデビューから引退まで乗り続けた相棒であるという点が注目するポイントか。

このため北原もモデルと同じくオグリキャップとコンビを組むことはなく、オグリキャップが引退後にダイワスカーレットと共に中央へ参戦する事になるのではないかというファンの意見も存在する。

ただ逆に言うとオグリと北原のコンビ再結成は、オグリキャップに再び安藤勝己が騎手となり中央で戦うというある種の実現しなかった夢の展開がモチーフになり得るとも言えるだろう。


関連項目

ウマ娘プリティーダービー ウマ娘シンデレラグレイ

トレーナー(ウマ娘プリティーダービー)

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