パールル
ぱーるる
基礎データ
概要
水色の2枚貝の意匠をしたポケモン。殻には規則正しい大きな溝が付いている。
貝殻の中にある本体の部分は真珠ではなく、真珠は貝の端のほうに別途に作られる。常に寝ているような顔をしているがこういう表情なだけ。ポケモン全キャラ大事典のコメントによれば、あまりこの本体は触ってほしくない模様。
硬い殻は力も強く、獲物を掴む事も出来るうえに逃がさない。育ったパールルの殻は傷だらけ。成長して中身が殻に収まり切らなくなると進化が近付いた証拠。
一生で1回、進化の時に1個だけ見事な真珠を作れる。この真珠にはサイコパワーを増幅させる作用があり、バネブーの頭の上に乗せられてバネブーの力の基となる。ちなみにシェルダーの10倍以上の価値があるという。
…しかし、深海に棲むパールルと陸に暮らすバネブーは一体どうやって出会ったのだろう?
サイズの割に体重が鋼タイプの第一形態並。その重さは、同じ分類であるシェルダーの13倍以上。パールルの貝殻は分厚くてフチが角ばったデザインで貝を開ける角度も大きく、見た目からしてシェルダーより重量がありそうな物になっている。
進化するといずれにしても体重がおよそ半分になる。
真珠貝がモチーフだが、殻自体はシャコガイという別の二枚貝がモデルだと思われる。ちなみにシャコガイは肉食ではなく、光合成で生活している。詳しくはシャコガイの項目にて。
ゲームにおける特徴
初登場はRS。RSとORASではダイビング使用時の海草エリアで高確率で出現する。DP・BW・BW2・XYでは一部海域ですごいつりざおを使うと釣れる。HGSSでは大量発生すると19版道路の水上に現れる。
野生の個体は「おおきなしんじゅ」を5%の確率で所持している。RSE版のみ「あおいかけら」のほうを同確率で所持。
進化は、パールルの能力を上げる専用道具「しんかいのキバ」「しんかいのウロコ」のどちらかを持たせて通信させることで任意のほうになれる。
2つの道具はどちらも貴重品で、イベントや道路で1個だけ拾える他の入手法は、ホワイトフォレスト・バトルツリー等施設で購入やBP交換、そしてDPt~ORAS頃は野生の「キバニア・サメハダー・バスラオ赤・ハンテール(キバ)」「チョンチー・ランターン・ジーランス、バスラオ青・サクラビス(ウロコ)」が低確率で所持しているくらいである。
パールル時は防御が高く、次いで特攻が高い。しかし、防御は重い貝殻の割りにシェルダーに結構差をつけられて負けている。
また、素早さとHPもかなり低めである。
だが、このポケモンの真骨頂は専用道具の内の1つである「しんかいのキバ」にある。
この道具は「パールルに持たせると特攻が2倍になる」という効果がある(一方、対になる「しんかいのウロコ」のほうは持たせると特防が2倍になる)ため、
ピカチュウ同様あえて進化させずにパールルのまま使用するトレーナーも少なくない。
また、前述どおり鈍足なのでトリックルーム下においては意外な強さを発揮する。BW以降はかの凶悪な積み技「からをやぶる」の会得により、1回積むだけで「しんかいのキバ」込みで特攻種族値が実質298までアップできるようになった。