曖昧さ回避
概要
キャリイ(Suzuki Carry)はスズキの軽トラック、または軽ワンボックスカー。
兄弟車のエブリイ(Suzuki Every)についても本項目で述べる。
以下のメーカーにOEM供給が行われている。
マツダ:スクラム(Mazda Scrum→Autozam Scrum→Mazda Scrum)
日産自動車:NT100/NV100クリッパー
三菱自動車:ミニキャブ
※クリッパーは6代目ミニキャブのOEMから、ミニキャブと共に11代目キャリイ/5代目エブリイのOEMとなる。
有名な動画としてはYouTubeやニコニコ動画などにUPされている軽トラドリフト動画があり、ハチロクを追い回している軽トラはこの車の10代目後期型(DC51T型と思われる)である。
[nicovideo:sm3409164]
キャリイは「田ンボルギーニ」と呼ばれている。
エブリイとの関係
同車から独立して生まれた1BOXのエブリイに関しては
- キャリイから独立して生まれたこと
- Dx51x系(3代目エブリイ/10代目キャリイ)まで同一形式のワンボックスでありながらエブリイを名乗るモデルとキャリイを名乗るモデルが混在していたこと
- その上キャリイ1BOXに乗用仕様があったり、逆にエブリイにバンがあったりと用途での明確な線引きも困難である。
など、その歴史からかキャリイと混同、または同一のものとしてみなしているようなタグのつけ方(キャリイとエブリイの併記など)をされることがある。
トリビア
- 10代目キャリイは丸ライトと角型ライトが一時並行販売されていた。
- 初代以来にして安全対策から他メーカーのミニキャブ&アクティに習って前輪軸をキャビン前方へ移動しセミキャブ・スタイルをとったキャリイであったが、赤帽等の要請から安全性を考慮しつつも積載量と小回りを最重視したハイゼット&サンバーのキャブオーバー連合軍に追い詰められてしまう(「振り向けばハイゼット&サンバー」状態)。メインの農家や意外な畳店等のオーナー達のクレーム(=「耕運機や畳が積めない!」・「田畑のあぜ道で小回りが利かない!」)殺到で買い替え控えや顧客流れによってミニキャブ&アクティを蹴散らしたキャブオーバー連合軍に煽られたトップのスズキはついに「敗北」を認めざるを得ず、その後は「このままではシェアを食い荒らされる!仕方ない!我社も急いでキャブオーバー・トラックを出せ!!」とばかりに急開発されたキャビン直下に前軸が有るキャブオーバー・モデルと併売せざるを得ず現在はキャブオーバーに完全統一された…。
- 2014年、ドリフトシティのアニバーサリー企画においてDA52T型が「OMD Convey」の名称で限定実装されている。
誤植
メーカー公式の表記では「キャリイ」「エブリイ」(最後の"イ"が大文字)である。
だがCarry/Everyの一般的なカタカナ表記がキャリー/エブリーであるせいか、兄弟車の1BOX「エブリイ」共々「キャリィ/エブリィ(最後の"ィ"が小文字。正式には大文字の"イ"。)」、「キャリー/エブリー」など表記揺れが発生しやすい車種である。