概要
主に中央アメリカ(メキシコなど)に分布しているカブトムシ。「エレファス」はゾウのこと。単に「ゾウカブト」という時はこの種を指す。
メキシコからコロンビアに分布する。世界一重いカブトムシとして知られており、体重は50gにもなる。雄の体長は120mm(飼育下では、130mm以上の記録アリ)ほどになる。
全身に茶色の毛がびっしり生えているのが特徴。なおこの体毛は擦れるとハゲてしまう。
性格は非常に大人しく、昆虫相撲で明らかに体格やパワーに劣る相手に対しても闘うことはなく、逃げてしまうことも珍しくはない。しかし、本気で怒らせた場合は凄まじい強さを発揮し、重戦車のような巨体で簡単に相手を蹴散らしてしまう。
パワーも相当なモノで、足場さえ確保すればあのヘラクレスでも投げ飛ばすのを諦めるという。実際、虫王でもいきなり顔面を挟んできた強豪タランドゥスオオツヤクワガタの攻めにもビクともせず、逆にそのまま持ち上げて吹っ飛ばしている。
現地では夜間に水銀灯の光に飛来し、水銀灯に衝突して割る事故が起こることがある。
ちなみに、有毛種のゾウカブトにはエレファスの他に、ギアスゾウカブトやアヌビスゾウカブトなどがいる。
区別方法としては、前胸前部の角がエレファスは左右2本なのに対してギアスは中心にもう1本、合わせて3本ある。
また、アヌビスはギアス同様、前胸前部の角が3本あるが、アヌビスは左右の角が小さく目立たず、中央の角が発達し日本のカブトムシのように先端が枝分かれする。
甲虫王者ムシキングでのエレファスゾウカブト
初期シリーズより登場。肩書きは「ビロードの重戦車」。つよさ160(体格を考慮するとゲームバランスの関係から控えめに設定されている)、バランスタイプ。必殺技はグー。(体長は132㎜と養殖モノのようだ)
超必殺技は「ドラゴンアタック」。
強さ160以上のムシとしては珍しく、3億枚突破記念~2005セカンドプラスまでアダーコレクションが排出されていた。その後2006ファーストで排出停止、フォレストグリーンで究極必殺わざ「スーパードラゴンアタック」を引っさげ復活。また、最大・最強甲虫の集うアダー完結編第5弾では同属のアクティオンやマルスの代わりに参戦するなど、中型甲虫としては中々に待遇が良い。
※なおゲーム内での中型甲虫とは強さ160または140のムシのことであり、実際のエレファスは体格で言えば間違いなく大型甲虫である(これはネプチューンオオカブトやヘルクレスオキシデンタリス、アルケスツヤクワガタなどにも言えることである。)
新ムシキングでは2015年12月発売の「Vガジェ&カードセット」限定封入のEXカードとして先行登場、2016 3rdで正式に登場。階級はSR。
2016 3rdにおいては出現率が高めに調整されたピックアップステージが一つも用意されないという憂き目にあっており、入手難易度はやや高め。(その代わり、NPCの一人である君塚ユキヒコから確率で譲ってもらえるステージがある。)
激闘5弾でSSRに覚醒を果たす。覚醒後の肩書きは「ビロードの最終兵器」、必殺技は「スーパードラゴンアタック」……ではなく、新しい技「ドラゴニックブレイブ」。
新甲虫王者ムシキング激闘6弾より「メキシコゾウカブト」(メキシコに生息する亜種で、キタゾウカブト・オキシデンタリスゾウカブトとも呼ばれる)が参戦。
階級はSR、肩書きは「メキシカン・チャリオット」、必殺技はグー、「エレファンテ・アレルタ」。
関連タグ
アクティオンゾウカブト、マルスゾウカブト:毛が生えていない、黒いタイプのゾウカブト。
オオクワガタ…変更前の超必殺技が同じ