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霹靂兵烽決之碧血玄黃の編集履歴

2021-07-26 10:25:21 バージョン

霹靂兵烽決之碧血玄黃

ぴりへいほうけつのへきけつげんこう

台湾の人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの第79作目。全42章予定。

概要

2021年6月に公開され、物語は前作「霹靂朝靈闕」に続く。「霹靂布袋戲」シリーズの主人公である素還真が化身も含め、一切登場していない。


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解説

前作「霹靂朝靈闕」までの戦いがすべて終わり、物語は前々作「霹靂兵烽決」の内容を中心に戻る。靖玄客と七大神秘の戦いに加え、新たに仏教の僧侶たちと魔族の戦いを描く。実質「霹靂兵烽決」の続編に該当する。視聴の際は、「霹靂兵烽決」を併せて見ると、より理解しやすい。


タイトルの碧血は、「熱血誠忠の士の流す血」を意味し、玄黃は「天地」を意味する。予告映像で月無缺のセリフによると、「碧血(熱血誠忠の心)を以て、玄黃(天地)を守る」という意味合いになる。


主な登場人物

佛劍分說

三先天の仏教先天である僧侶剣客。本作の主人公。


原無鄉

「銀驃當家」の二つ名を持つ道士。靖玄客の一人「天權解懸星」。


月無缺

金髪の仙人。靖玄客の一人「天璇龍琴星」。

靖玄島のリーダーとして、敵対勢力との戦闘に奔走する。


問菩提(もんぼだい)

文武両道な元僧侶。とある理由で還俗して、有名な賢人になる。


神道師(しんどうし)

道具の解体と製作に長じる謎の道具師。武林での立場を中立に徹する。


靖玄島

(せいげんとう)

武林を脅かす「七大神秘」と戦い、闇を平定する組織。

上位者は「靖玄客」、それ以外の構成員は「靖玄者」と呼ばれる。

本作における味方勢力の一つ。


倦收天

「名劍無名」の二つ名を持つ道士剣客。靖玄客の一人「瑤光破軍星」。


賦八落(ふはちらく)

靖玄者の一人。聡明な女性。

神道師とは友人だが、その間にさらなる秘密を隠し持つ。


道即墨(どうそくぼく)

靖玄者の一人。腕の冴えた青年剣客。


無滅靈界

(むめつれいかい)

七大神秘の一つ・天地主宰と深く関わる組織。

目的は人間の文明を破壊し、かつて人間に支配されなかった自然な世界に戻すことである。


戾禍(れいか)

無滅靈界の主。天地主宰の分身である「元神」。

「無限に自由な新世界」を目指す。


幽明瞳朦(ゆうめいどうもう)

戾禍の愛娘。残虐な性格。

辰砂十二爵に恋心を抱くが……。


歌舒莫邪(かじょばくや)

舒龍琴心の生き別れた兄。親族の情を捨て、戾禍に協力する。


墮天隳魔眾

(だてんきましゅう)

破壊を目論む魔族。かつて仏教組織「滅度梵宇」を滅亡寸前まで追い込んだ。

王者・禁世淒狂の再臨に伴い、仏門の征伐を再開する。

所属する魔族は「隳魔(きま)」と略して呼ばれる。


禁世淒狂(きんせいせいきょう)

隳魔眾の王者。隳魔たちを率い、仏教組織をせん滅していく。

戾禍と協力関係にある。


禁世龍囂(きんせいりゅうごう)

隳魔眾の武将にして、禁世淒狂の息子。

父を敵視するが、部下思いな一面もある。


命無思(めいむし)

隳魔眾の指揮官。感情に囚われないヴァイオリン使い。


昡祭冥司(げんさいめいし)

隳魔眾の司祭。マッドサイエンティストな呪術使い。


仏門

本作に登場する仏門の関係者は、組織が複数あり、無所属の人物も登場する。

主に活躍する仏教組織は「滅度梵宇(めつどぼんう)」で、靖玄島と同盟を結ぶ。

本作における味方勢力の一つ。


劍默言(けんもくげん)

佛劍分說の弟子と自称する、僧侶剣士の青年。


地僧無塵(ちそうむじん)

滅度梵宇に所属する「禪海四修」の筆頭。砂塵を使いこなす僧侶。


宗佛(そうぶつ)

滅度梵宇の主である高僧。

魔族の邪念を払い、帰依させる能力「渡世三昧」を持つ。


瑯笑衣(ろうしょうい)

滅度梵宇の異端者と呼ばれる僧侶。

元は隳魔眾の策士だったが、宗佛の力により仏門に帰依した。


道教

本作の道教組織は、新たに武林の裁判を執り行う「道門法宗(どうもんほうしゅう)」が登場する。


靜濤君

道教組織「聖龍口」の先代副道主。

老衰した肉体を回復するために奔走する。


太玄封羲(たいげんふうき)

靜濤君の師匠。靜濤君に謎の組織「六蝕玄曜」の参加を要求する。


解天籟(かいてんらい)

先代「道門法宗」の当主。

無滅靈界に協力するが、その真意は果たして……。


その他

戲須臾(ぎしゅゆ)

神道師の従者。表情の乏しい女性だが、武術の腕前は並外れた強さを誇る。


辰砂十二爵(しんしゃじゅうにしゃく)

七大神秘の一つ「混沌一族」出身の男性。無滅靈界に協力。

原無鄉を探しているが、その目的は……。


用語

靖玄客(せいげんかく)

武林を襲う災いや闇の勢力と対抗するために、選ばれた者たち。

「靖玄」という単語は、「闇を平定する」という意味である。靖玄島を修行拠点として、時に応じて姿を現すとされる。靖玄客を補佐して、その候補生となる者は「靖玄者(せいげんしゃ)」と呼ばれる。

モチーフは北斗七星


名称対応する星読み方備考
意琦行開陽武曲星かいようぶきょくせい
倦收天瑤光破軍星ようこうはぐんせい
原無鄉天權解懸星てんけんかいけんせい
劍風雲天樞貪狼星てんすうどんろうせい死亡
月無缺天璇龍琴星てんせんりゅうきんせい
不明天璣伽藍星てんきがらんせい
不明玉衡冥神星ぎょくこうめいしんせい加入を拒む
不明輔星ほせい
不明弼星ひつせい

滅度梵宇(めつどぼんう)

武林の裁判を執り行う仏教組織。「仏門法宗(ぶつもんほうしゅう)」とも呼ばれる。

「道門法宗」「儒門法宗」と共に、三教の裁判所として、武林の事件に審判を行う。

僧侶の修行聖地としても有名であり、境内に聖なる菩提樹「聖菩提」が根を張っている。

かつて墮天隳魔眾に襲われ、滅亡寸前まで追い込まれた因縁がある。隳魔眾の仏教征伐を防ぐために動き出す。


聖菩提(しょうぼだい)

仏教組織「滅度梵宇」の境内「萬佛頂」に根を張る、聖なる菩提樹。不思議な力が秘めており、この樹によって、問菩提が「因果之子」として生まれ変わった。

前作「霹靂朝靈闕」に登場した七趣寶樹(しちしゅほうじゅ)は、聖菩提から漏れた霊気と地獄鳥の力が偶然結合したことで、生まれた産物である。


塵昏魔天羅(じんこんまてんら)

無滅靈界が起こした災い。夢丹青を利用して、膨大な魔性の霧を作り、中原全体を覆い隠す。その霧で形成した壁「雺牆(ぼうきょう)」で、中原を東西に分かれた。靖玄島が西側に、滅度梵宇が東側に隔てられる。塵昏魔天羅の中心が、無滅靈界の所在地である。

無滅靈界がこの霧に経由して、靖玄島の者たちが使う技をまねることもできる。魔性の霧に侵食された一般人は理性を失い、果てに醜悪な異形に変貌してしまう。モチーフは映画『ミスト』。


関連タグ

霹靂布袋戲 霹靂兵烽決


佛劍分說 原無鄉 月無缺 問菩提


霹靂朝靈闕前作次回作

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