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「知水為命順逆同,浩然莫測深淺中。

無波滄海掩洶湧,淵渟不動現魚龍。」

概要編集

称号:淵渟無跡(えんていむせき)


霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

霹靂魔封」では主要人物の一人として活躍した。


青陽子の親友である道術の達人。

熾煉界の魔族が中原に侵攻した際、青陽子の要請を受け、道教組織「聖龍口」の副道主に就任した。青陽子のために、権謀術数を巡らす。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂驚濤 第42章
根拠地定濤居、聖龍口
身分聖龍口副道主
友人青陽子、吞日馭龍主
弟子昔月影
部下豁青雲、凝塵、歐陽鐵血
武器渟淵劍
所有物拂塵

人物編集

青白い髪が印象的な、道教の道士。道術に長けるほか、知略にも優れる。青陽子の古くからの友人である。青陽子の赤い炎のイメージと対照的に、靜濤君の髪・衣装は青色と水を基にデザインされた。


紫陽子と青陽子たちが玄天六陽を結成する際に、一度誘われるも、勧誘に断った。このことから、「霹靂狂刀」より前の時期に青陽子と知り合ったことが分かる。

経歴編集

幼少期に道教で修行し、当時道教に所属した問奈何から武芸の教えを受けた。そのため、問奈何が三教にいた経歴を把握している。問奈何が道教を去った際に、落ち込んで自信をなくす。青陽子と出会ってから、やっと自信を取り戻した。


長らく隠居の身で、青陽子の要請を断り続けてきた。熾煉界の封印と、青陽子八歧邪神との戦いで、バラバラになった「無敵戰龍」の龍魂を集めるために、聖龍口の副道主になる。


宗教戦争編集

聖龍口の副道主に就任して間もなく、天道主が歸元道盟を率いて、青陽子と対立。聖龍口の道主を巡って、道教内部の争いが始まる。歸元道盟との対決にて、道術の名手である別惜樓に圧勝するも、青陽子らの敗北で聖龍口は天道主が実権を握る。


天道主の野心により、聖龍口は儒教組織「德風古道」と戦うことになる。死傷を減らすために、道術を使い、道士たちを退却させた。このことから、天道主に目を付けられ、青陽子と共に命が狙われる。青陽子と考えた策で、一度死を装う。天道主を油断させたところで、青陽子が勝利し、聖龍口の主導権を見事に取り戻した。


吞日馭龍主編集

天道主の敗北で、聖龍口が落ち着くように見えた。しかし靜濤君は、今の穏やかな青陽子より、昔に三教(仏教道教儒教)統一を目指す、強気な覇者だった青陽子に心酔していた。あらゆる計略で、青陽子に人を殺させ、四散した龍魂を集めさせる。次第に青陽子の性格が変わり、体内にある龍魂の悪気が暴走。


靜濤君の計略がきっかけで、龍魂の悪気は、青陽子と同じ容姿・知力・記憶を持つ存在「吞日馭龍主」が生まれる。馭龍主の性格は、靜濤君が求めていた覇者そのものだが、青陽子と敵対していた。その存在を解明すべく、靜濤君は青陽子を背いて、馭龍主に従う。


馭龍主は強気な勢いで、青陽子を追い込まれていく。その姿を見た靜濤君は葛藤するも、馭龍主の計で青陽子と決裂してしまう。やがて馭龍主は青陽子を吸収し、しまいに靜濤君自身にも命の危険が晒される。


自分の私欲で生んでしまった悲劇を挽回するために、三教頂峰を始めとする人々と協力して、ようやく青陽子を元の姿に戻した。


逆時無跡編集

元に戻った青陽子は、全ての龍魂を集め、熾煉界の封印に向かう。そこにいるのは、熾煉界の魔王「虛無」の力を吸い取った天道主だった。馭龍主の影響で、戦力が削られた青陽子たちは、靜濤君がどう占っても勝ち目はなかった。


負けを目前にする瞬間、青陽子を守るために、長年研究してきた禁術「逆時無跡(ぎゃくじむせき)」を発動。これにより、時間が巻き戻され、青陽子は天道主に勝利した。熾煉界の封印も無事に成功。


逆時無跡を使った代償として、靜濤君は力を失い、急激に老化する。白髪の老人になった靜濤君は、何も告げずに聖龍口から去り、姿をくらました。肉体が老衰しても、ずっと青陽子のことを案じ続けた。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 青陽子


霹靂魔封


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