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臨獣クロウ拳ラスカ

りんじゅうくろうけんらすか

臨獣クロウ拳ラスカとは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する敵怪人で、臨獣クロウ拳の使い手である(メイン画像右の人物)。

「ダメージを受けた所を更に攻撃する。これは戦法の基本だ!」

データ(プロフィール)

身長207cm(邪身豪天変時E51.7m)
体重81kg(邪身豪天変時・20.2t)
得意リンギ
  • 飛翔拳(ひしょうけん)
  • 邪悪輪遇(じゃあくりんぐう)
  • 破死兜丹頂脚(はしぶとたんちょうきゃく)
  • 塵嵐(ごみあらし)
好きな場所木の上
好きな食べ物虫、小動物の死骸など
好きな言葉「烏に反哺の孝あり」
CV河本邦弘

概要

この世に蘇ったリンリンシーの1人。空の拳魔カタの配下でもある。

相方の獣人ルーツが純白なのに対し、こちらはカラスらしく全身が漆黒の外見をしており、胸部にカラスの頭部の意匠が見られる。背中の翼もルーツが右に生えているのに対してこちらは左側に生えているが、まるで鳥の翼と言うより木の枝と言った外見である。笑い声もカラスらしく「カァカァ」

「腐食蛮刀(ふしょくばんとう)」という刀で武装している。

カラスを手本とし、荒々しく空を飛んで相手を頭上から攻撃する臨獣クロウ拳の使い手。

戦闘ではカラスらしく空中戦を得意としており、空中で臨気を利用する事により、風と空気の流れに上手く乗って飛翔する事で相手の頭上から攻撃する。

地上でもルーツ同様、羽根手裏剣の様に無数の短刀を操って攻撃すると同時に、頭の良いカラスの特性に従い、「カァカァ!」と笑いながら相手のウィークポイントを執拗に攻撃する癖がある。

ルーツとのコンビネーションも抜群の一語に尽きる。

劇中ではルーツと共に空中に雷を蓄積させ、一気に落下させる事で全てを滅ぼそうと画策した。

好きな場所は木の上で、好きな食べ物もカラスらしく虫や小動物の死骸等。

そして好きな言葉は「烏に反哺の孝あり」

活躍

空中にいる相手に全く対処できないゲキレンジャーをルーツと共に圧倒。

邪身豪天変で巨大化するや、ゲキエレファントージャを敗北させると、そのまま空中に雷を蓄積して地上に落下させ、一気に滅ぼそうとする。

だが、其処へ拳聖・バット・リーとの修行で激獣バット拳を取得したブルーが駆けつけた事で形勢は逆転。

華麗に空を舞うブルーに圧倒され、負けじと巨大化するも来来獣で呼び出したゲキバットによって空に貯めた雷を砕かれてしまう。

そしてゲキトージャがゲキバットと合体したゲキバットージャと空中戦を繰り広げた末、最期は大分分扇で一刀両断され、カラスの鳴き声のような断末魔と共に爆散した。

なお、この戦いで相方を喪ったルーツはゲキレンジャーへの深い怒りと憎しみに取り憑かれ、次回復讐の鬼と化して襲い掛かって来る。

余談

モチーフと名前の由来は言うまでも無くカラス

ルーツの翼が鳥の白い羽なのに対し、ラスカの翼はどちらかと言うと木の枝なのは、前者が比翼の鳥、後者が連理の枝を差していると思われる。

四字熟語で「比翼連理」とも表現されるこの言葉は夫婦の仲の睦まじさのたとえを意味しており、両者の繋がりの深さを最も分かり易く表したデザインと言える。

彼の好きな言葉である「烏に反哺の孝あり」とは、成長した子供が育ててくれた親鳥の口に餌を含ませ(反哺し)て、養育の恩に報いると言うカラスの生態に倣い、子が親に孝行する事のたとえを意味している。

相棒のルーツはこれに対して、親の子に対する愛情を表す慣用句を好きな言葉として挙げており、対照の関係になっている他、両者互いに想いあっているということも示唆されている。

声を演じた河本氏はスーパー戦隊シリーズ、ひいては特撮作品での出演は今作が初となった。