意味
成長したカラスはやがて年老いた親に餌を運んでやり、巣立ちまで育ててくれた恩に報いるとされる。カラスでさえそのように親孝行をするのだから、人間なら尚更親孝行に励みなさい。
ちなみに「鴉」ではなく「烏」。
類義語
慈烏反哺
じうはんぽ。四字熟語バージョン。
鳩に三枝之礼あり
はとにさんしのれいあり。
鳩は木に止まる時、親鳥の3本下の枝に止まって礼儀を示すという。鳩ですらそうして礼儀を弁えるんだから、人間だったらなおのことわきまえなさい。
関連
臨獣クロウ拳ラスカ:「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の怪人。カラスモチーフのためか、好きな言葉としてこれがチョイスされている。
その他カラスの慣用句
烏の頭白くなる:あり得ないことのたとえ。
烏之雌雄:カラスはオス・メスとも真っ黒で見分けがつかないように、物事や善悪が分かりにくいことのたとえ。類義語として「闇夜に烏雪に鷺」というのがある。
濡烏:カラスのように真っ黒な髪色。古来日本人の理想的な色とされた。
鵜の真似する烏/鵜の烏真似:安易な人真似は失敗するので、自分の能力や適正を見極めなさい。