禁忌降臨庭園セイレム
きんきこうりんていえんせいれむ
例えば…それは‘迷信’からの降臨
其は罪人なり 七つの縄の結び目なり
異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり
概要
特異点番号 | 亜種特異点IV |
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時代 | A.D.2017 → A.D.1692 |
人理定礎値 | 不明 |
場所 | 北米東海岸 マサチューセッツ州・セイレム村(現・ダンバース町) |
キーキャラクター | 無垢なる少女 |
事前告知キャラクター | 救済の巫女 |
章クリア報酬 | なし |
テーマ曲 | 『清廉なるHeretics』毛蟹 feat. DracoVirgo |
シナリオ担当 | 非公開 |
2017年11月29日に配信された1.5部シナリオ第4話。
ストーリー
"それ"は突如として何の前触れもなく現れた。
2017年のアメリカの東海岸を覆った"それ"は地上の明かりをすべてかき消し、夜の帳に紛れて町一つ覆い尽くすように広がる光景は"暗闇"と呼ぶに相応しい。
そこから放たれる悪意に満ちた特大の魔力は人理焼却を目論む魔神の影を彷彿とさせ、それが地球上で起こりうる最後の特異点である事を示していた。
そして…「セイレム」。それは闇の現れた地の忌み名であり、繰り返させてはならぬ惨劇の名。
暗闇の中は、まさにその惨劇の時代へと逆行した異端の世界が広がっていたのだ。
カルデアの面々は、この最後となるであろうレイシフトにあたり"劇団"という役を帯び、狂気と疑心の渦巻く、絶対悪なき暗澹の村へと潜入する。
ゲームにおいて
第1.5部「Fate/Grand Order - Epic of Remnant -」4番目のシナリオ。舞台は北米東海岸、現在のマサチューセッツ州にある田舎町「セイレム・ヴィレッジ」。暗い因習が根付いた町を舞台に、新たなサーヴァントたちとの探索の七日間が展開される。
PVで示されているキーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」。
キーキャラクターとされる少女の姿をしたサーヴァントはレアリティと紹介のさわり以外は真名どころかクラスすら一切明かされない異例の扱いとなっている。
史上最大のボリュームと言われたストーリーテキストの長さを持ち、メインクエストでは初の時限解放が実施されたクエストとなっている。
また、劇中ではカルデアの面々による(バトル込みの)"演劇"が披露されるのも特徴で、シナリオクリア後には番外版も追加されるなど、余り出番のなかったキャラのピックアップにも有用なギミックが設けられている。
登場キャラクター
少女(CV:大和田仁美) | 武術家(CV:小倉唯) | 魔女(CV:茜屋日海夏) |
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狩人(CV:鳥海浩輔) | 処刑人(CV:宮野真守) | 踊り子(CV:種田梨沙) |
魔女(CV:田中敦子) | 少女の友人 | 少女の伯父 |
召使い(CV:佐藤聡美) | 主席判事 | 闖入者(CV:???) |
カルデア側
漫画版
月刊ComicREX2019年3月号から連載開始。
なお、ストーリーがゲームとは異なっており、カルデア一行の「史実のセイレム魔女裁判」に関する知識が歪められておらず、魔女裁判の原因を作ったアビゲイル、悲劇を拡大させる一因となったティテュバに対して一定の不信感を持っている形になっている。
またゲームには存在しなかったキャラクターも登場しており、ゲームをプレイした者でも先の読めないストーリーが展開されていく。
余談
主題やキーワード・レイシフト先の「西暦1692年」などから分かる通り、イギリス植民地時代のアメリカで発生した「セイレム(セイラム)魔女裁判」をモチーフとしたエピソード。
他の三つの亜種特異点が元の歴史の出来事から窺えることはほとんど確認できず、空想やあり得ない存在で多くが構成されたエピソードではあるが、このシナリオだけは告知でのキーワードからして史実「セイレム魔女裁判」を明確に由来としたと思しい点で、他の三つよりも一番異質かつ危険と言えるものと予測されていた。
『カルデア放送局Vol.8 異端なるセイレム 配信直前SP』にて、全体が真っ赤なうえに遠めに小さくだが絞首台らしきものが小高い丘の上にある一枚絵が公開された。
(PVでも、背景に絞首台が映っている)
詳細は外部リンクを見てもらえばわかるが、「セイレム魔女裁判」という事件の凄惨さ、そして年内のイベントで度々これに接触する伏線のようなキーワードが幾つか言及されていたことから、このエピソードは1.5部でも鳴り物入りの危険物(屈指の鬱展開の描写)があるのでは?とプレイヤーから不安を抱かれていた。
魔女裁判当事者の少女「アビゲイル」と同名の人物が、『FGO material』にて「ジル・ド・レェ」の因縁キャラクターとして挙げられPVにも彼女らしき少女が出ていることから、彼女やクトゥルフ神話も関係ファクターに入ると考えられた。
『クトゥルフ神話』に登場する架空の都市「アーカム」はセイレムをモデルとしており、同様の魔女裁判が起きたという設定がされている。
また、テーブルゲーム『汝は人狼なりや?』を思わせる描写も多々存在する。
クトゥルフ関係(TRPG等)の知識を持っている人には、「この特異点は、邪神の力による閉鎖空間なのではないか?」という疑惑を持たれていたりする(空間を操る邪神はクトゥルフ神話作品には幾らかいるので)。
関連動画
関連タグ
Fate/GrandOrder Epic of Remnant 特異点(Fate)
クトゥルフ神話 セイラム魔女裁判 汝は人狼なりや? 疑心暗鬼
前後のストーリー
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屍山血河舞台下総国 | 禁忌降臨庭園セイレム | 序/2017年12月26日 |