【注意】 |
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この記事にはストーリー上のネタバレがある可能性があります。それでも良いという方はお読みください。 |
アルドゥイン (伝承)
ノルドの神話や伝承において、ノルド版アカトシュとされているドラゴンの神。
世界を喰らう者(World Eater)の異名を持つ。次の世界を作るために前の世界を破壊する存在として伝わっており、「創造主」でもあると同時に「終末を伝える者(破壊者)」でもあると認識されている。 (※1) (※2)
過去には竜教団に崇拝されていたが、長らく竜教団が非合法化されているため、アルドゥインを公然と崇拝する者はいないとされている。 (※2)
- 帝国大学のミカエル・カルクソル修道士著『帝国内の様々な宗派』
- 帝国大学 ミカエル・カルクソル修道士著『様々な宗派:ノルド』
- 帝国大学 ミカエル・カルクソル修道士著『様々な宗派:ノルド』
アルドゥイン (Skyrim)
『Skyrim』において登場したドラゴン。突如としてスカイリム地方の町ヘルゲンに現れ町を襲撃、崩壊させた。ウルフリック・ストームクロークの処刑に際して突然現れたので、その経緯については様々な憶測が乱れ飛んでいる。
このドラゴンの登場以降、第四紀のスカイリム地方の各地にドラゴンが現れては破壊の限りを尽くしていくようになり、スカイリムで「帝国」と「ストームクローク」の二大勢力による内戦で不安定な状態にあったスカイリムは、さらに混迷を深めていく事となった。
正体
その正体は、ドラゴンの父とされる竜神アカトシュが作り出したという、最初にして最強のドラゴン。シロディール語(英語)での表記は『Alduin』。
名前はドラゴン語で
- Al: 破壊者
- Du: 喰らう
- In: 支配者、王
を意味する。
ほぼ全てのドラゴンが忠誠を誓うドラゴンの王である。「世界を喰らう者」(World Eater)とも呼ばれ、伝説によればその名の通り世界を滅ぼす為に現れる竜ともされる。つまりはこの世界に生きる全ての人類にとって最凶の天敵。
その能力は他のドラゴンとは一線を画し、空から炎を降らせ、あたりを濃霧に包み、死んだドラゴンを復活させるという、アルドゥイン専用のシャウトを使いこなす。また、定命の概念を持たぬ不滅の存在であり、殺すこともできないという。現世と戦死した英雄の楽園ソブンガルデを行き来しながら、戦死者の魂を喰らうことで自身の力とすることもできるとされる。
遥かな太古の時代に起こったとされる竜戦争で滅んだと思われていたが、実は星霜の書(Elder Scrolls)の力で一時的に別次元に封印されていただけであり、星霜の書に示された予言どおり、長き封印から復活した。そしてかつての配下のドラゴン達を蘇らせて手駒を増やし、次々と各地を襲ってスカイリムを恐怖に陥れていく。
このアルドゥインこそがTES5 Skyrimのメインクエストルートにおけるラスボスである。
活動
『Skyrim』に登場。主人公の処刑の直前、突如としてヘルゲンの町に現れ、炎の雨を降らせてヘルゲンを壊滅に追い込む。ヘルゲンが滅んだ後は、ブリーク・フォール墓地の方向へと飛び去っていった。
のちにドラゴンボーン(ドヴァキン)として覚醒した主人公とブレイズの生き残りによる調査で、大昔のドラゴンが復活していることが突き止められる。ドラゴンボーンが見たのは、そのドラゴンたちを復活させているアルドゥインであった。
ドラゴンボーンがいることに気づいたアルドゥインは、ドラゴン語がわからないその定命の者を「ドヴァー(ドラゴン)を名乗るとは不届き」として、復活させたばかりの手下のドラゴンに始末を任せて去っていった。(※1)
しかし、かつて自身を封印するのに使われた星霜の書が解放されたことを感じると、ドラゴンボーンを倒すべく「世界のノド」の頂上に姿を現すが、書を用いて過去の英雄たちから新たなるシャウトを身に着けたドラゴンボーンに敗北。
このままではドラゴンボーンに勝てないとして、もっと力をつけるべく、ノルドたちの天国であるソブンガルデへと飛び立つ。
ソブンガルデにおいては霧を張り巡らせ、過去の英雄から内戦で失われた現代の兵士たちまで、霧に迷い込んだノルドたちの魂を貪り食うことによって力をつけていた。
しかし、ソブンガルデにまでドラゴンボーンは追ってくる。
実は、ドラゴンボーンとの戦いははるか遠くにまでそのシャウトが伝わっており、本来自分たちドラゴンより下等とされてきたはずの定命の者に敗走した上それを隠蔽しようとしたことで、強さ至上主義であるドラゴンたちの間ではアルドゥインの王としての権威が失墜しており、世界のノドでの敗北を知っていたドラゴンの一部からはすでに見限られ、新たな勝者であるドラゴンボーンに助力する者まで現れるようになっていたのである。
ソブンガルデにおいてドラゴンボーンと再戦するアルドゥインだったが、ドラゴンボーンとの前の戦いで弱体化しており、過去の英雄たちの力を借りて戦うドラゴンボーンの手によって、今度こそ完全に討ち滅ぼされるのであった。
- サーロクニル(Skyrim)。この時サーロクニルとドラゴン語で話しているため、ドラゴン語が分かるユーザーなら何を話しているのかが分かる。
その他
【アルドゥインの扱い】
ちなみにSkyrimに登場するドラゴンの中では唯一、ドラゴンソウルが吸収できない存在であり、アルドゥインだけは体が天に昇っていく現象が起きている。
グレイビアードによると「世界を喰らう者として再び次の"終末の時"に戻って来る可能性がある」という。 (※1)
【可能性】
アルドゥイン戦のあとには世界のノドにおいてドラゴンたちが集まっている。アルドゥインが死んだことを感じとっているものの、ドラゴンたちは「最も強かった大君主は倒された」「我らは自由だ」と喜んでおり、あくまでアルドゥインが最強だから従っていただけで、アルドゥインによる支配を喜んで受け入れていたわけでもなかったようである。
しかし、パーサーナックスが他のドラゴンたちを声の道に勧誘して大人しくさせようとすることを語っているが、オダハヴィーングからは「大半のドラゴンは従わないだろう」と否定されている。 (※2) (※3)
- アーンゲール(Skyrim)。ただしあくまで想像や推測。
- ドラゴンたちにとっては戦う事や支配する事は本能や性質そのものであり、「声の道」に入れられる事を人間的にいうならば、食う・寝る・ヤるをぜんぶ否定されたうえ「神仏(神々)のために念仏(シャウト)唱えていればみんな幸せになれるよ」と、完全に宗教じみた事を言われているのに等しいため。
- パーサーナックス自身も過去に比べて力が衰えていることから、強さ至上主義のドラゴンには通用しない場合がある。