概要
- 体長:54メートル
- 体重:5万8千トン
初登場は第28話「強さと力」。
以前チームEYESが保護に失敗した怪獣で、性格はおとなしいが、身を守る時は両肩の噴射口から毒ガスを放つ。カオスヘッダーに対する免疫を持っていたがチームEYESの放った麻酔弾の影響で制御できなくなり、カオスヘッダーに侵食され暴れ始める。この影響で体にも変化が生じ口からも毒ガスを吐くようになった上、毒ガス自体も金属を融解する成分に変質した。
コスモスもカオスヘッダーが進化した影響でルナエキストラクトが効かず苦戦を強いられ、やむなくコロナモードに変身し力でねじ伏せざるを得ず、最大パワーで放ったコロナエキストラクトでカオスヘッダーを切り離す事はできたが、激しい戦いに肉体が持たず最終的に死亡してしまった。
この戦いはコスモス及びムサシに大きなトラウマを残し、以降コロナエキストラクトは使わなくなった。
「何故なんだコスモス!」
「力は…優しさを消してしまうのか!?」
(戦いが終わった後の春野ムサシの叫び)
その後
エリガルⅡ
- 体長:エリガルと同じ
- 体重:エリガルと同じ
第63話「カオス激襲」に登場。
コスモスが以前助けることができなかったエリガルの同族で、とある山中に眠っていたが、カオスヘッダーがチームEYESと防衛軍が推し進める『カオスヘッダー殲滅作戦』を妨害する為に呼び起され、カオスヘッダーに憑りつかれカオスエリガルⅡとなって暴れる。
おまけにカオスヘッダーの進化によりカオス抗体にも抵抗力を身に付けていたが、最後はトラウマを乗り越えエクリプスモードを体得していたコスモスに『細胞組織変化能力(仮称)』で毒ガスを出さない体に変化させられると、コズミューム光線でカオスヘッダーを分離され元の姿に戻った。
その後の動向は不明だが、恐らく鏑矢諸島に移送されて保護されたと思われる。
また、カオスヘッダーは分離された際コスモスがエリガルを毒ガスを出さない体へと体質改善した事に対し「我々の行っていることと何が違うのか?」という怨嗟の声と共に消滅している。
『ウルトラマンサーガ』では
コスモス本編から数年たった世界が描かれており、複数の別個体が遊星ジュランで暮らしている姿が描かれていた。
この「ムサシもコスモスも真の意味で救われた」と言える光景はファンにとっては必見である。
派生作品での登場
『大怪獣バトル』では第1弾から登場しており、強力な毒攻撃が使用可能だった。
『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では惑星ボリスの単なるモブ怪獣としてしか登場せず、最後は人工太陽の落下に巻き込まれて焼死したと思われる。
余談
鳴き声は『ウルトラマンティガ』に登場したゴルザ(強化)の流用。
関連項目
ステゴン:同じくおとなしい性質だが自衛手段として毒ガスを噴射する能力を持った怪獣。