概要
第2話Bパート『アンパンマンとカレーパンマン』(1988年10月10日関東地方で放送)で初登場。
アンパンマンと同様、ジャムおじさんによって作られた正義の味方である。
アンパンマン、メロンパンナ、ロールパンナとは異なり生まれた時の様子は描かれておらず、アンパンマンもカレーパンマンをパン工場へ連れ帰るまで、彼がジャムおじさんによって作られた事を知らなかった。
アニメ中ではアンパンマンとカレーパンマンがどちらが先に生まれたのかは正式に言及されていない(原作絵本ではアンパンマンのあとにカレーパンマンが作られた描写がある。いちごえほんで連載されていた『アンパンマン(連載当初はひらがな表記)』では、ジャムおじさんがアンパンマンの「弟が欲しい」という要望を聞いて制作し、誕生した。漫画『とべ!アンパンマン』ではジャムおじさん製ではなく、カレー星から来た宇宙人という設定)。また、「パンの仲間の兄弟さ」という表現もある。
頭部がカレーパンで出来ており、強さとは“辛さ”と考えている。お腹を空かせて困っている者には主にカレーライスをあげる。
カレーの作り方は、アニメ初期では具材を入れてから自らの口の中のカレーを使っていたが、中盤からは予めカレールーを用意して普通に作っている。
胸には、自身の顔とほぼ同じ形の黄色いマークがある。服の色は山吹色でマークと同じ黄色い手袋とブーツ、マントを付けている。ベルトもアンパンマンと同じく黄色だが、配色が異なる。よくしょくぱんまんと言い争いになる事が多いが、ケンカするほど仲の良いと本人は語っている。
性格
短気で喧嘩っ早く熱血な一方で、非常に人情に厚く涙もろい江戸っ子のような性格。口が悪く、落ち込んでいる相手を辛口で責め立てて更に落ち込ませることもある。女性に対しては奥手。芸術センスはあまり無い。
口調も相当荒っぽいが、ジャムおじさん等の目上の人には敬語で話す事もあり、ある程度の礼儀は弁えている。「さん」「ちゃん」「くん」など敬称まで正式名になっているキャラクターに対しても呼び捨てで呼ぶことがある。
得意技
『カレーパンチ』と『カレーキック』が得意技。他にも、口から熱いカレーを飛ばす攻撃『カレービュー』も出来るが、エネルギー源のカレーを使用するため、カレーがなくなると顔がシワシワになって元気がなくなる。この弱点はばいきんまんも熟知しており、口唇状のノズルの付いた掃除機やホースをカレーパンマンが油断してる所に口に当て、カレーを吸い取って倒すというパターンがある。ジャムおじさんやほかのキャラクターにカレーを作ってもらい補充すると直る。
アンパンマンもしくはしょくぱんまんとの同時技『ダブルパンチ』やアンパンマン・しょくぱんまんとの同時技『トリプルパンチ』も非常に強力である。カレーを補給し復活した後の決め台詞は「辛さ100倍、カレーパンマン!」(背景には本人の顔を模した花火が打ち上がる)。
劇場版
劇場版での扱いは、同時上映作で主役級を演じるパートはあるものの、本編では準主役級の作品は、第29作目の『ブルブルの宝探し大冒険!』まで務まる事は無かった。
劇場版アンパンマンでおなじみとなった強制変身や固めを早々と遭うことが多い。
また、遊園地やイベント会場等で行われるキャラクターショーでは、準主役級を務める演目が多い。
その他
(1)やなせたかしが好物であったカレー及び、昔よく食べていたカレーパンをモチーフに造形したキャラクター。やなせ氏曰く「スパイス役」。作った本人もカレーパンマンのテーマソングがお気に入りである。
(2)カレーパンマンの作ったカレーは子供が食べても美味しいというほどの辛さらしい。基本的には中辛だが、攻撃する際には激辛カレーを吐き出すこともある。ばいきんまんは「辛い」と驚くこともあれば、カレーパンマンの料理を「おいしい」と言って食べている描写がある。作中では、本人の気合の入れようによって辛さが変化する描写がある。
(3)甘い物(スイーツ)は苦手だが、たまにはいいと口にすることもありバタコさんやめいけんチーズに「すっかり甘口」などと突っ込まれている。シュークリーム姫やおしるこちゃんなど、なにかと甘いキャラクターの助っ人として登場することも多い。
人称・口調・呼称だぜ!
一人称 |
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二人称 |
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口調 | |
呼称 |
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