cv:鳥海浩輔
概要
ガレマール帝国軍第XII軍団軍団長にして、現皇帝ヴァリスの実子。皇位継承権第一位の第一皇子。
自他ともに認める生粋の戦闘狂にして破綻者であり、皇位継承権第一位でありながら最前線にて剣を振るうことも多い。
彼にとっての「戦い」とは悦楽であり、唯一の生き甲斐であり、ただ一つの関心事である。そのために直接戦闘以外にはほとんど興味を示さず、いつもつまらなそうな様子が見られる。軍団長の身分ではあるが平時では軍の指揮や支配地域の統治自体に関心はなく、これらも彼にとっては自身の欲を満たすための手段でしかない。
ドマの反乱を鎮圧したことでその名が広まったが、自身で統治することなくヨツユを代理総督にしてその地を去る。
極めて冷酷かつ残忍で、敵味方に関係なく容赦がない。
また自身の闘争には絶対的なこだわりを持っており、邪魔するものは敵味方関係なくその場で処分する。
戦線では最高指揮官にあるにも関わらず、積極的に前線に出ては自ら剣を振るい、「狩り」を楽しむ。
戦闘力自体も作中最強クラスであり、いくつもの蛮神を屠ってきた光の戦士であっても、当初は足元にも及ばなかった。
武器はドマ制圧時にドマ反乱軍が使っていた「刀」であり、それに興味を持ったことで自ら愛用するようになった。それ以前はガイウスと同じく、帝国式のガンブレードを使用していた。
DFFACに参戦
FFシリーズのキャラ達が共演するディシディアファイナルファンタジー(アーケード)にアップデートキャラとして2019年3月26日に参戦。(NTでは4月11日解禁)
FF14のキャラではヤ・シュトラに続いて2人目であり、ヴィラン側としては初参戦となる。
3種類の刀を使い分けるキャラで装備している刀で技が変化する。3種類の刀でそれぞれEXスキルを一度ずつヒットさせると強力な攻撃を発動可能。
さらに専用のEXスキルゲージを持ち、自動で増加しないかわりに特定の攻撃を当てることでゲージが増加する。これにより高頻度でEXスキルを連発できるキャラとなっている。
関連タグ
FF14 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア ガレマール帝国 ガレマール帝国軍第XII軍団
ここから先、ネタバレ注意!!
当初は光の戦士の事を歯牙にもかけなかったが、二度目の邂逅でゼノスの兜を欠けさせたことをきっかけに光の戦士を自身の「獲物」として認識。より強く成長する事を望み、見逃す。
その後アラミゴにおける決戦で、自身に匹敵する強さとなった光の戦士を「戦いに悦楽を求める同類」と見なして、一方的に「唯一の友」と呼ぶようになる。
帝国の改造手術によって人工的な超える力の持ち主「超越者」となったゼノスは、蛮神・神龍の力さえも意のままに操り、光の戦士と激闘を繰り広げる。
最期は光の戦士に敗北するが、かつてない充足感から「自身の生はこれより後にも先にない」と断じる。笑みを浮かべたままアラミゴ空中庭園で自ら首を切り、命を絶った。
……と思われたが……
「案ずるな……。」
「私の望みは星の救済なのだから……。」
何と、死んだと思われていたゼノスは帝国に帰還しており、埋葬されていたはずのギラバニア湖畔地帯の墓地からは遺体が消えていた。
その正体は、アシエンの能力でゼノスの肉体に憑依したアシエン・エリディブス。
ゼノスの剣技に加え、本来ガレアン族であるゼノスには使用できない魔法も行使できるようになり、一時は本来のゼノスを討ち果たした光の戦士をも圧倒するほどの力を得ている。
ギムリトダークでの戦いにおいて、光の戦士の意識に何者かが干渉した事で生まれた隙を狙ってトドメを刺そうとする。しかしエスティニアンの横槍が入ったことで失敗に終わり、同時に帝国内での情報撹乱(ゼノスは死んでおり、肉体に憑依されているだけの存在であると触れ回った)が功を奏して撤退した。
そうした中で、帝国とエオルゼアの戦乱の中、刀を手にしたエレゼン族の闘士が戦場を闊歩していた。
しかし、そのフードから覗く顔と声は…
「よいだろう、大いに愉しめ。そして、己が牙と爪をいっそう研ぐがいい。その間に俺は……失ったものを取り戻すとしよう。」
漆黒のヴィランズのネタバレ注意!
帝都ガレマルドに潜入し、エスティニアンと合流したガイウスはある情報を掴む。
「ギムリトの戦場から百人隊長が一人姿を消したが、その後帝都で姿を見かけられた」
本来であれば、帝国軍兵士の敵前逃亡は死罪が相当する。かつてネロ・トル・スカエウァが帝国に帰還しなかったのも死刑を回避する為であり、幕僚長クラスの地位にあっても例外は認められない事が判明している。
つまり、余程の事がない限り、逃亡者が自らの意思でわざわざ戻ってくる筈がない。
この情報を聞いたガイウスは、アシエンの一体が百人隊長の体を乗っ取ったと考えていたが……
5.0メインクエストクリア後のネタバレ注意!!
皇帝の間に駆け付けたガイウスとエスティニアンは、そこで衝撃の光景を目撃する。
「しかして、俺は俺の体を取り戻した……。」
「ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、ここに再び結ばれたのだ!」
それは自らの肉体を取り戻したゼノスの姿だった。
実はゼノスは「超越者」となったことで、アシエンと同じくエーテル体(霊体)での活動を可能とし、他者の肉体を乗っ取ることが可能な「不滅なる者となっていた。
光の戦士との闘いの後、魂のみとなった彼はエレゼン族の闘士から百人隊長へと肉体を乗り換え、元の肉体を取り戻す機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
ただし、一時は自らの生に満足した彼が、なぜ生きながらえようとしているのかは謎である。
帝都ガレマルド・魔導城において、ゼノスはヴァリスとエリディブスの密会の現場を強襲。
光の戦士ですら苦戦したゼノスの身体のエリディブスを、百人隊長の姿のままで圧倒。エリディブスは撤退を余儀なくされ、ゼノスは己の肉体を取り戻したのだ。
この時エリディブスから「原初世界と鏡像世界の存在」「帝国誕生のあらまし」「アシエンの目的」などを聞かされて説得されるが、ゼノスが興味を覚える事はなかった。
「友」たる光の戦士が第一世界で戦い、更に強くなっていることを期待し、自身もそれに応えられる強敵であろうと画策。
黒薔薇による大量殺戮で合切を台無しにする者=自分を邪魔する者と断じてヴァリスを殺害。ガイウスとエスティニアンの共闘を軽々といなすと、皇帝暗殺で混乱する帝国を後にしたのだった。
その後、自分に協力を申し出た「白いローブの男」ことアシエン・ファダニエルから「終末の災厄」についての話を聞く。そこでいかなる密約が結ばれたのかは不明だが、魔導城を制圧し、無数の死体が転がる中で玉座に坐したまま、ファダニエルが「終末の再現」に向けて暗躍するのを黙認した。
ただしアラミゴにて光の戦士達を前に「テロフォロイ」を名乗り、ルナバハムートに強襲させた事を得意げに語ったファダニエルには、殺意をにじませた不快感を表している。
その後は異世界より帰還してより強さを増した「友」と戦うため、刀に代わり新たな武器を求める。
吟味の末、最終的に手にしたその武器は……→???
実は昔から「アーモロートを襲った災厄の夢」を繰り返し見ていた事が判明。
終末の日に空を覆った、かの流星雨の幻影を見る事で「超える力」に覚醒する事から、超越者となる以前から何がしかの影響を受けていた可能性が示唆されている。
このことについてファダニエルは「エメトセルクが何かしたのではないか」と疑っているが……