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走れコウタローの編集履歴

2021-10-16 14:39:07 バージョン

走れコウタロー

はしれこうたろー

「走れコウタロー」は1970年に発売された、ソルティー・シュガーの2枚目のシングルである。

概要


1970年に発売されたソルティー・シュガーの2枚目のシングル。

曲の内容はギャンブル狂いが一発逆転の大穴狙いで人気の無い馬に賭けてその馬が日本ダービーで一着になると言う、いわゆるコミックソングである。ちなみにコウタローはゴールする前に騎手を落馬させるというオチが付く。

そのコミカルで明るい曲調や歌詞も相まって、「競馬の歌といえばコレ」といえるほど親しまれ愛されている曲。



登場する馬名が麻雀などの他の博打に関連する用語になっていたり、当時の人気ギャグ、早口の実況中継といった様々なパロディネタが盛り込まれているのが特徴である。

特に曲の中盤には、公営ギャンブル廃止に取り組んでいた当時の東京都知事・美濃部亮吉の声マネをしながら、麻雀の役の馬名に釣られて麻雀の役を言ってしまうという痛烈な風刺ネタ(「偉そうなこと抜かして、どーせ隠れて麻雀打ってんだろ」という皮肉)が織り込まれている。


元々はメンバーの山本コウタローがいつも練習に遅刻することから生まれた囃し歌であった。

ジャケットは針すなおが描いた。

1971年の1月にオリコン週間チャート1位を獲得。最終的に約60万枚を売り上げた。


名前の元ネタとなった山本コウタローはソルティー・シュガー解散後も音楽活動を続けている。


当時の競馬界

1970年にタニノムーティエ、1971年にはヒカルイマイが2年連続で二冠馬となった。どちらも皐月賞日本ダービーを勝利している。

また、3番の歌詞にあるような「レースで勝った勢いで騎手を振り落とす競走馬」は当時は居なかったが、2010年、2011年にオルフェーヴルがやらかしてしまっている。(しかも、2回目は騎手の横腹を埒に叩きつけている

これぞ三冠コンビ


カバー・替え歌

内容や曲調がアレンジしやすいのか、カバーや替え歌として採用されることがままある上に、競馬を題材にした大ヒットソングということもあって、特に競馬コンテンツのテーマソングとして採用されることが多く、五十年にも渡って愛されている。


プロ野球ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)所属時の愛甲猛の応援歌として使われた。


1996年には、アニメ『みどりのマキバオー』のオープニングテーマとして起用され、走れマキバオーと改題された。フジテレビ系列で放映されたため、歌も当時のフジテレビアナウンサー3人(うち二人は競馬実況も経験)が担当、中盤の語り・実況も担当している。

歌詞は「コウタロー」の部分を「マキバオー」に差し替え、歌詞も増えている。序盤と中盤のセリフ部分は実況パートや当時の東京都知事青島幸男をイメージした語りになっている。


2013年、スズキ自動車の次世代環境技術『スズキグリーンテクノロジー』のCMに起用された。


2018年には、ゲーム『ウマ娘プリティーダービー』のCMにも起用され、走れウマ娘となっている。

歌詞の一部はコウタロー(マキバオー)と変わらないが賭け事や騎手がいない世界なのでコウタロー(マキバオー)に合わない歌詞はウマ娘専用の歌詞へ大幅にアレンジされている。BGMや合いの手は走れマキバオーに少し近くアレンジされている。

伝統の都知事ネタも「たづなさんの好物」という形で残された(ラーメンは小池百合子の好物)。


2021年にはサントリー『BOSS』のCMにも起用されたが、改題はない(差し詰め『走れサントリーまたはBOSS』だろう)初の商品企業も出走。

歌手はウマナミでお馴染み淡谷三治氏でナレーションは杉本清氏を起用。


歌詞は今まで以上に短いが働く人達にエールを送る歌詞に大幅アレンジされている。そしてジオラマに競馬はもちろん、各職業の制服を着た人が走る姿が…。

そして珍しく都知事ネタが存在しない。やはり世界観と合わなかったのだろう。


マキバオーも含めば原曲が三回連続でアニメ、CMのカバー曲を作られるのはかなり稀である


関連タグ

競馬

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