声:緑川光(1991年アニメ版)/下野紘(2020年アニメ版)
概要
ロモス王国出身。20歳。パーティではさり気なく最年少。
真面目にしてればイケメンなのだが、顔芸が凄い。
初登場時は悪党としての面が強く、目付きがかなり悪かった。またダイを殺そうとするなど冷酷であった。
基本は剣を使って接近戦を行う。魔法もメラでデルムリン島の怪物たちを一掃したり、爆裂呪文(イオラ)も使えるなど結構強い。※ちなみに、でろりんのレベルは13。このレベルで爆裂呪文(イオラ)が使えるというのは逆にすごいのではないだろうか?(初出となるDQ3では勇者が覚える全体攻撃呪文であり、中盤からガンガン使っていける優秀な攻撃呪文)。
恐らくは、少年時代は本当に勇者アバンに憧れ、真面目に修行もしていたのだろう。
ロモスの町の宿でダイ一行と再会した時は、『かつての悪行から反省して、【真の勇者】を目指している』とのこと。
その後は、ダイ一行に『ここであったのも何かの縁だ! 一緒に飲んだり、飯食ったりしようぜ!』と席を増やしたり、ワインを用意したりとしていた(意外と御祭り好きなのかもしれない)。
ロモスの町を出発してから別の町で、仲間達と一緒に大道芸をやって資金を稼ぎ出していた。
そこからしばらくして、小舟に乗ってパプニカを目指していたのだが、巨大な何かを観たため進路を変更、魔王軍との戦闘を退けながらオーザムにてビバークしていた。
『立てよォダイ!!
届いたぜ お前の想い! こんな北の果てにも ちゃんと勇者サマはいるから安心しろぃ!!
…偽物(ニセモン)だけどなぁ!!!!』
ダイの願いを叶える為に、野営地から一行を連れて飛び出した。
黒の核晶に氷系呪文を使うことにためらうまぞっほを一括して勇気を与えた。そういう意味では、でろりんもまた勇者になったと言える。
2021年末に発刊された「ダイの大冒険オフィシャルファンブック」の三条先生談によると
ずるぼんとは実質カップルな腐れ縁的な感じとのこと。
『まー他にもっといい女いたら乗り換えるけど、こいつは自分にメロメロだからしょうがないよねー』と互いに思って居るらしい。
余談
- 1991年版にて、でろりんを演じた緑川光氏は、兼ね役でパプニカ三賢者のアポロ(2020年版では阪口周平氏が演じる)、劇場版『ぶちやぶれ!!新生6大将軍』の氷炎将軍ブレーガン、CDシアターではドラクエⅢの勇者アレルとドラクエⅥのテリー、そしてヒーローズ以降はドラクエⅣのクリフトを演じている。
- 2020年版にて、でろりんを演じる下野紘氏はライバルズから少年ヤンガスを演じている。
関連タグ
勇者(DQ3):モデルとなった人物。上記余談にあるように1991年版にて、でろりんを演じた緑川光氏はCDシアタードラゴンクエストⅢで彼を演じている。
ボッツ:漫画版ドラゴンクエストⅥの主人公。逆立った髪型に顔芸が得意という点が共通。