「―――何故私を…連れて行って下さらなかったのですか……!…夜一様―――――…」
「“暗殺”と呼ぶには 派手過ぎる」
プロフィール
概要
護廷十三隊の二番隊隊長。また、隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長を兼任している。外見は小柄で華奢な女性。というか、一見すると中性的な美少年の様に見える。
代々処刑・暗殺を生業としてきた蜂(フォン)家の出身で、本名は蜂 梢綾(フォン シャオリン)。この一族は刑軍に入隊することが義務付けられており、入団時に名前を捨て曽祖母の使っていた「砕蜂」の号を継いだ。
四楓院夜一の元部下であり、彼女の事は夜一様と呼びながら心底敬愛していたが、突然失踪してしまったことにショックを受け、彼女を恨み、夜一と呼び捨てするようになり、現在の性格になってしまう。
そして夜一を自らの手で捕まえるという執念から司令官の座に上り詰めた。尸魂界篇では夜一と対決し、一時は夜一を圧倒するも敗北。夜一に敗れるも本当の想いを打ち明け、夜一様と和解した。以降は彼女への敬意を隠さず、熱狂的に慕うようになり、再び夜一様と呼ぶようになる(とはいえ尸魂界篇以降は過去篇除くと原作だと殆ど絡まなくなったが)。
尸魂界の争乱後は夜一に付き従っており、黒崎一護に「隊長ってヒマなのか?」と疑問に思われたりする場面が小説版に存在する。
基本的に無表情でクールに振る舞い、善悪に関心が無く、護廷十三隊の使命・矜持に従って行動をする傾向にある。
それ故に、邪魔となる者に対しては味方であろうとも本気で排除しに掛かる事も厭わないなど、冷淡な面を持つ。その一方、非常事態には部下の命を優先させるところもあり、完全に冷酷というわけではない。部下の大前田希千代とは、こき使ったりと普段の扱いは雑だが、信頼関係は成り立ってる模様。元上官の大前田希ノ進に対しては立場が逆転した今でも敬意を抱いている。
夜一様を慕う反面、彼女の失踪の原因になった浦原喜助は嫌悪している。喜助と通じていたハッチの事も嫌っており、バラガン戦では彼から持ちかけられた共闘を渋っていた。千年血戦編やアニメでは平子真子にも嫌悪感を持っている様子が描かれていることから、夜一の失踪に関わった仮面の軍勢自体を嫌悪しているようだ。
カラブリ漫画では夜一様への崇拝振りが遺憾なく発揮されている。
休日は夜一と共に戦う日を夢見て瞬閧の練習。
二番隊舎はいつ夜一が来てもいいように全室全フロア全面床暖、自動開閉ドア、冷暖房完備。費用は大前田に出させている。
夜一様の弟である四楓院夕四郎に対しては親戚の叔母さんのような感じで接している。
白打で戦うことが多く、近接格闘においては夜一様と互角かそれ以上に渡り合い、動きも素早い。
空座決戦篇ではジオ=ウェガと対決し勝利。
バラガンには敗北しかけるも、途中でハッチが加勢したことで一杯くわせることに成功。
千年血戦篇ではBG9と対決したが、卍解を奪われて敗北。卍解無しでも戦えるように修行し、再戦では無窮瞬閧で一時優位に立つも、彼には歯が立たず瀕死になる。その後、浦原の侵影薬により卍解を奪還したことでBG9を倒すが、そのまま気絶し、雛森桃の治療を受けた。
瀞霊廷通信で「暗殺道」「ニャンとしても命にかえて」を執筆している。
冷静沈着でクールな砕蜂に憧れてる者は多く、ファンクラブが存在している。
ネコグッズがしばしば隊舎に届く。
夜一が関わると性格が変わることは、幸い一般隊士などには知られていない。
斬魄刀
始解は『雀蜂』
解号は『尽敵螫殺』(じんてきじゃくせつ)。
解放すると刀が右手と一体化し、中指の位置から針状の刃が出現する。
能力は『弐撃決殺』。
対象に攻撃を加えるとその部分に『蜂紋華』と呼ばれる紋様が出現し、再度その部分を攻撃することで対象を死亡させる事が出来る。
以前は蜂紋華の出現に時間制限があったが、現在ではその弱点も克服している。
【卍解】は『雀蜂雷公鞭』。
卍解すると右腕が巨大な砲台状になり、顔部分を守る盾も出現する。
その能力は『ミサイル発射』。
右腕から超強大な威力を持つミサイル状の物質を発射し、辺り一帯を殲滅する。
隠密機動を軸とした彼女の戦法とは全く真逆とも言える卍解であり、使った後の反動で彼女自身も吹き飛ばされてしまう代物である。
また使用限界も三日に一発と非常に燃費が悪い。
始解が「弐撃決殺」ならば卍解は「一撃必殺」といった感じなのだが、釣り合わなさに難儀している模様。
技
瞬閧
夜一との対決で披露。しかし夜一の瞬閧のほうが格上だったため敗北した。
無窮瞬閧
BG9との対決で披露。しかしBG9に有意義なデータとして受け取られた(見切られた?)ことで敗北した。