概要
黒の組織に「スコッチ」のコードネームで潜入していた警視庁公安部の警察官。享年25〜27歳。
長野県警捜査一課警部・諸伏高明の実弟。降谷零とは幼馴染で、降谷からは「景(と書いて『ヒロ』)」と呼ばれ、景光は降谷を「零(と書いて『ゼロ』)」「降谷」と呼んでいた。また、降谷と伊達航・松田陣平・萩原研二とは警察学校の同期で、同じ警視庁警察学校鬼塚教場に在籍していた。
幼い頃に両親が殺害され、兄・高明とは別に東京の親戚に引き取られ疎遠になるも連絡や手紙のやり取りは行なっていたが、公安に配属された事で「警察官を辞めた」と告げて音信不通となる。
公安としての潜入先である黒の組織でスコッチとして活動するも、NOCとバレたことで情報漏洩を防ぐために拳銃自殺をはかって殉職。数年後に降谷経由で景光の遺品であるスマホが高明に渡り、スマホにある黒いシミ(=血痕)と銃弾の跡、裏に彫られていた独特の「H」の文字(=景光が自身のサインで使っていたもの)から、高明は景光が公安に配属され殉職したと確信する。
過去
22歳で警視庁警察学校に入校。降谷零・松田陣平・萩原研二・伊達航は、同じ鬼塚教場に在籍していた同い年の同期。
降谷が松田のことを調べていた際、事前に萩原から松田の過去を聞きに行くなどのサポートをする場面があり、それ以外にも、降谷が美味しいと評価したお通しを「これくらいならオレでも作れるから」と料理を教える約束をしたり、降谷がRX-7に興味を持っていることにすかさず気付くなど、彼との付き合いの長さと仲の良さが窺える。
正義感は強いが、幼少期に両親が殺害される現場を目撃したことによるトラウマを抱え続けている。トラウマはかなり根深く、警察学校に入学してからも夢で見たり、犯人の可能性がある男について聞き回ろうとするもフラッシュバックにより恐怖で固まって喋れなくなった事もある。警察学校入学当初はその事件の犯人は捕まっておらず、1人で犯人について調べていたり、松田達の会話で犯人の特徴に当てはまる人物が出てきた際は血相を変えて問いただす場面もあった。
街中で幼い少女とすれ違ったことでその少女と似た少女の葬式に参加した記憶を思い出し、その後、以前フラッシュバックで固まってしまい犯人探しがうまくいかなかったバイク店へ1人で向かうが……。
余談
赤井と降谷の確執の原因として存在そのものはかなり以前から示唆されていたが、彼自身のデータは驚くほど少なく、アニメ登場後も長らく本名が不明であった。
「景光」の由来は、担当声優の緑川光と彼がガンダム作品で演じたヒイロ・ユイ(ヒイロ→ヒロ→景)からじゃないかと噂されていたが、本当にそうらしい。
また、登場当初から「高明と目つきがソックリ」などの指摘が上がっており、彼と何かしらの関係があるのではと一部で囁かれていたが、この2人のように偶然だという意見もあった。
立ち位置上のモデルとしては、高明のモデルである諸葛孔明の兄弟・諸葛瑾であると推測される(あちらが兄であるのに対し、こちらは弟であるが)。
関連イラスト
高明や安室ら警察学校組と一緒のイラストが多い。