CV:KENN
概要
暁の血盟の執務長を務める、シャーレアン出身のエレゼン族の男性。
フルネームは「ウリエンジェ・オギュレ(Urianger Augurelt)」。29歳。クラスは巴術士。
旧FF14より登場しており、第七霊災の到来を予言する謎の賢人として各地に出没しており、思わせぶりな台詞から当初は黒幕疑惑をかけられていた。
師であるルイゾワの孫、アルフィノ・アリゼーの後見役的な立ち位置にあり、つき合いは相当古い。
主にエーテル絡みの調査や歴史資料の検索といった裏方的な仕事に回ることが多く、他の暁のメンバーと比較してあまり光の戦士と会うことがない。
しかし、ここぞという時に重要なアイテムや情報を渡しに来る、ある意味おいしいポジションでもある。
なにかと詩的で迂遠な言い回しを好むため、ただでさえ難解な問題が余計難しく聞こえることもしばしば。
一方、余裕がない時には要点をさっさと言おうとする癖がある。
過程より結果を重視するタイプであり、最良の結果を得るためならば味方にも損失をもたらすこともある。
故に暁のメンバーからもとらえどころのない人物として扱われているが、幼馴染のムーンブリダにだけは弱く、彼女がいるとペースを乱されてしまう。
クロニクルクエスト「蛮神の脅威」(極蛮神シリーズ)および「古の神々」(三闘神シリーズ)では主要キャラをつとめる。
ネタバレ
新生編ラスト、追われる身となった「暁の血盟」メンバーにあって、唯一砂の家に滞在していた事から難を逃れる。
しかしその後、敵であるはずのアシエン・エリディブスに呼び出され、「星の運命」について明らかにすべく、これに応じている。
その後は砂の家に結界を張り、無人であるように見せかけていた。
「蒼天のイシュガルド」においては、アシエン・ラハブレアとアシエン・イゲオルムが教皇トールダン7世を操らんとするが、イゲオルムは光の戦士により討滅され、ラハブレアも「騎神トールダン」へと変貌したトールダン7世により斃される。
これを受けてエリディブスが闇と光の均衡を取るべく動き出し、グブラ図書館の禁書庫にてエリディブスから偽典「ゲルンの託宣」を提示され、世界の成り立ちについて知る事となる。
この現場をアリゼーに見られていたが、アリゼーはウリエンジェの人となりを知っており、あえて問いただす事はしなかった。
その後、第一世界から原初世界へとやってきた「闇の戦士」関連のクエストにて、初めて素顔が明らかとなる。
覆面で顔を隠しているが、物言いからして大体バレバレだった。
アシエンと手を組み、光の戦士と敵対する闇の戦士との傍に立ち、闇の戦士の目的を手っ取り早く達成させる為、光の戦士を直接殺す事を持ちかける。
闇の戦士が光の戦士を襲撃した際、ようやく覆面を外し、全てはこの瞬間の為だったと宣言し、光の戦士の側に立った。
倒しても倒しても「超える力」で復活する闇の戦士との壮絶な戦いを経て、アリゼーの大技によって追い詰められた闇の戦士は、彼らが持っていた光のクリスタルを掲げる。
そのクリスタルをハイデリンに還元する事で、「星の代弁者」となっていたミンフィリアをハイデリンから切り離す事に成功。「光の氾濫」を止める為にミンフィリアと共に闇の戦士達は第一世界へと渡り、彼らの悲願である「第一世界の救済」へと繋がった。
「紅蓮のリベレーター」では、サンクレッド、アルフィノと共に後方支援に回る。
終盤、人為的に「超える力」を得たフォルドラ対策として、かつてムーンブリダが開発した「エーテルジャマー」の改良版を光の戦士に渡す。
予知で攻撃を無効化するフォルドラに対し、一時的にではあるが「強制的なエーテル酔い」という絶大な効果を発揮し、彼女を生かしたまま捕らえる事に成功した。
その後、帝国との本格的な戦争を前にして、暁の賢人が次々と昏倒するという謎の現象が発生。
これは第一世界から光の戦士を召喚しようとした水晶公の召喚術に巻き込まれたものであり、サンクレッドに続き、ヤ・シュトラと同時に第一世界に魂だけが召喚された。
「漆黒のヴィランズ」においては、同地で3年間という時間を過ごしている。
その間妖精郷イル・メグの「篤学者の荘園」を住居とし、第一世界の研究を進めていた。
新たなジョブは占星術師。
曰く「先行き不安な流れの中で、運命を読み、切り開くため」シャーレアンに伝わる占星術を研鑽したという。
衣装も大きく変わり、常に素顔の状態となっている。
暁の賢人にあって、自身を召喚した水晶公の真意を唯一伝えられており、その壮絶な重大さに苦悩しながらも彼の協力者となった。
これにより終盤、水晶公が取った予想外の行動に驚き止めようとする仲間を制止している。
またムーンブリダがアシエンの魂を捕らえる為に制作した「白聖石」をウリエンジェも開発。
水晶公とベーク・ラグの協力を受け、召喚された賢人達が元の世界に戻る為の「ソウル・サイフォン」の完成へと繋がった。
第一世界にミンフィリアを送り出した事について、彼女の名と魂を継承する少女に重責を背負わせた事に責任を感じていた。
自己と「ミンフィリア」の存在について悩み苦しむ彼女とサンクレッドに「謝る事しか出来ない」としつつも自分なりの助言を行い、優しく笑いかけるなど、思いがけない一面を見せた。
また「希望の園エデン」では光の戦士やサンクレッドと共に彼女の戦いに助力し、保護者としての顔を見せている。
「泳ぐくらいなら水の上を歩く魔法を開発した方がいい」と豪語するほどで、本当に開発してしまった。
因みにどれぐらいカナヅチなのかというと、暁の血盟のメンバーが海に投げ出されてしまうとある場面で、アルフィノが辛うじて岸まで泳ぎ着いたのに対し、ウリエンジェは漂着と言っても過言ではない状態でたどり着いていた程である。
「暁月のフィナーレ」フルトレイラーではサンクレッドと共にラザハンを訪問しており、「この地に束の間の平和はもたらされた……されど終焉は近づいています」と意味深な台詞を口にしている。