概要
星川博士・みどり夫妻が作り上げた万能助手ロボット。一人称は「僕」で、学たち兄弟からはもっぱら通称の「アーサー(※1)」と呼ばれている。
助手ロボットとして作られただけあってIQ300と高い知能を有し、さらには料理から家事まで何でもこなせるだけの性能を備える。また固有の武装として、両目の点滅で衝撃波を発生させる「アーサーフラッシュ」を使用する事ができる。
惑星シドンに移住した星川一家と共に平和に暮らしていたが、銀帝軍ゾーンによってシドンが攻撃を受けた際、幼い星川5兄妹と共に地球に避難させられた。
以来20年に亘って、親代わりとして星川兄弟の成長を見守るとともに、彼らを教師として戦士として立派に育て上げた。兄弟たちからも家族の一員として皆に慕われ、ED映像でも示されている通り家族アルバムにもずっと一緒に写ってきた。もっとも温厚ながらも教育熱心な上、兄弟たちが成人してもなお子供扱いしてお節介を焼きがちなため、時には彼らから煙たがれる事もある。また、自分は本物の両親ではないという不安も抱えていた事もある。
ゾーンという20年前からの因縁の敵が地球にも出現し、星川兄弟がファイブマンとして戦うようになってからは、指揮官的なポジションとして後方支援にも従事するようになり、時には巨大ロボを操縦しファイブマンをサポートする事もある。
アースカノン
第12話にて新たに獲得した能力で、アーサー自身の変形によって完成する大型のバズーカ砲。
使用の際にはファイブマンの呼びかけに応じ、マグマベースより飛来しつつ変形、レッドによるターゲットロックを経て10万度もの猛烈な火炎ビームを発射、銀河闘士を粉砕する。
アースカノンへの変形機能は開発当初より備わっていたようで、ビリオンとデンキウナギンの攻撃からファイブマンを庇って大破し、発明好きの太郎少年に修復された(※)のをきっかけに、自身すら知らなかった変形システムの存在が判明。アーサーの指示で太郎がメモリの切り替えを行った事でシステムを使用出来るようになった。
物語前半から中盤にかけて必殺武器として多用され、数々の銀河闘士を撃破。物語後半ではスーパーファイブボールやファイブテクターに必殺武器としての役割を譲る格好となったものの、物語終盤のビッグガロアン戦では操縦席への奇襲攻撃に活用され、ファイブマンの逆転に一役買っている。
(※1 由来としては戦隊名にも使用されている地球/大地を意味する英語の「Earth」、もしくはそれと英語圏で使われる人名の「Arthur」とのダブルミーニングであると考えられる)
(※2 この時修復されたアーサーは一時的に記憶を失っており、太郎から「ジロウ」と名付けられその弟分となっていた。またその間には当時流行していた「茶魔語」を多用していたりもするが、これは流行りネタであるのと同時に、その元ネタのテレビアニメ版に演者の松本も出演していた繋がり・・・なのかも知れない)
関連タグ
マーフィーK9 - 同じく必殺武器に変形するサポートロボット。名前がカタカナ+アルファベット+数字という類似点もあるが、アーサーが人形なのに対しこちらは犬型という差異もある。
スーパー戦隊最強バトル!! - 同作のトーナメント参加チームのうち、「サポートチーム」の一員としてアーサーが名を連ねている。
戦隊における司令官・博士ポジションの人物・キャラクター