ラストラン(Last Run)とは、スポーツや交通機関等において、最後に走ることを意味する。
ラストランと呼ばれる事柄
- マラソン等のスポーツにおいて、選手が引退前に最後に走る競走。
- 競馬において、騎手または競争馬の引退レース。
- 交通機関において、バスや列車等が退役前に走る最後の列車。基本的に最後の営業運転(さよなら運転とも呼ばれる)のことを指し、廃車などのための回送や輸送のことを含むことは少ない。さよなら運転も参照。
- 交通機関において、路線が廃止、運行終了となる際の最終運行のこと。
※ラストランを行った馬や乗り物等の一覧を作成すると、膨大な量になってしまうため、個別記事の閲覧をお願いします。
ラストランが事前に公表される場合、ラストラン当日には最後の勇姿を見ようとするファンが多く集まる傾向にある。
長年の活躍を称え、苦労を労うために、引退式が行われたり、花や記念品がスポーツ選手やラストランを行う乗り物の運転士に贈られることも多い。
乗り物の場合、「さよなら運転」と称した臨時便を運行し、営業を終了することもある。
乗り物に関しては、近年はCOVID-19感染症拡大防止や、運行上の安全の観点からラストランを非公表とし、引退後に発表する例も増えてきた。(東京メトロ、京浜急行など)
全てのことに言えることだが、故障や怪我などで再起不能になり、そのまま引退を迎えるケースもある。特に競走馬の場合、予後不良という最悪なケースもありうるので、普段から後悔の無いように活躍を応援することが大切である。
特異な例としては、2020年3月8日にラストラン(及び引退セレモニー)が予定されていた700系新幹線が、COVID-19感染症拡大を受けて中止になってしまったということがあった。