基礎データ
進化
ゴース → ゴースト(Lv.25) → ゲンガー(通信交換)
概要
進化してより具体的な意匠になり、初代ポケモンと同時期に発売されたRPGの魔王のように胴体と手首が独立している。
暗闇で誰もいないのに見られている気がしたらそこにゴーストがいるらしい。
図鑑の説明の適当さが増して顕著に表れているポケモンで、進化後のゲンガーでも当てはまりそうな事が書かれている。(これは全世代のゴーストタイプにも当てはまる)
他のゴーストタイプ同様に壁抜けの術を得意としており、ブロックの壁だろうが御構い無しに移動できる。
月夜の晩に人を呪おうと彷徨ったり、人間の悲しみに反応して人を誘拐しようとする解説も見られるが、やはりゴーストポケモンはそういった感情をご馳走としているのであろうか。
名前の由来は幽霊を意味する「ghost」そのまま。何気にタイプ名と名前が完全に同一なポケモンは後にも先にもゴーストしかいない。(ナゾノクサやハガネールなどタイプ名と部分的に一致するポケモンはいるが)
分類がガス状ポケモンの通りタイプにどくタイプが付いているが、どくタイプの技は自力では覚えない。また、特性が「ふゆう」なのでどくびしを拾えない。進化させれば(第7世代以降)解除できるが。
ちなみに、この単語被り現象は和名のみかと思いきや英名でもこれとこれとこれが同じ単語("Psychic")だったりする。
なお、図鑑では舐められると魂を吸い取られ、死に至るという内容の説明が多く、段違いの恐怖ポケモンである。
にもかかわらずどこぞの主人公はゴーストに一回舐められたのに今の今まで健在。なんというチート。
一時期ではあったがサトシに同行したことがある。サトシは「ゲットした」と言うも、モンスターボールに収めずピカチュウのように放しているため、正式なゲットかどうか不明。仮にサトシの正式なてもちポケモンなら、6体の中に入ることができるため成り立つ。また、ゆうれいポケモンと呼ばれたこともある。ナツメとのバトル終了後、彼女とユンゲラーを笑わせることで間接的にサトシ達を救っている。ニャースに乗り移って会話した回もあった。
エスパータイプに対抗できるために、ゴーストわざを得意とするゴーストタイプのポケモンをゲットした方がいいというアドバイスをきいてサトシは奮闘した。ゴーストタイプのわざはエスパータイプのポケモンに効果がばつぐんだからだ。
しかし、ゴーストたちは、どくタイプも併せてあるために、エスパーわざを大きく受けやすい欠点もあるが、そこの説明はなかった。
とこのように、ゲーム版ではやたらと恐ろしい設定が付いて回るが、アニメ版に登場したゴーストのイメージが強かった為か、見た目は怖いが愉快なポケモンというキャラクター付けをされる事が多い。アニメ版での鳴き声はそのまんま「ゴースト」と発する場合もあるが、「ゴース!ゴースゴスゴス…」といった文字だけ見たら進化前と区別の付かない鳴き声を発することも。なお、笑い声の場合は「アーハッハッハッハッ!」だったりする。
ちなみに、明るい都会では絶滅の危機にあるという設定らしい。
ゲームでの特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
45 | 50 | 45 | 115 | 115→55(金銀から) | 95 |
ゴースが出る屋内フィールドでは必ず低確率で出現。
進化途中にもかかわらず「とくこう」が何と115もある。このため進化させずとも(特にシナリオでは)十分な火力が確保できるのは嬉しいところ。
耐久面には不安があるものの攻撃と素早さのステータスは並みの最終進化ポケモンと十分渡り合える水準だった事に加えてノーマル・かくとう技の無効化や当時とくこう・とくぼうが一括化されていた事である程度特殊耐久があった事から、ニンテンドウカップ99では出場禁止にされていたゲンガーの代役として比較的多く採用されていた(ユンゲラーも同じような理由で採用されることが多かった)。
第7世代からゲンガーが「ふゆう」でなくなったことで、何と通信対戦での差別化が果たされることになった。
(ゴースト・どくの複合はこの系統しかおらず、加えて「ふゆう」で弱点の1つを打ち消せるため)
……といっても耐久は紙同然なので「しんかのきせき」でも補いきれないのが実情ではあるが、下手な耐久振りで差別化を図るより、CS振りの方が扱いやすいだろう。
なお、『ダイヤモンド・パール』のもどりのどうくつでは、最奥部で異例のレベル66が出現する。
流石にゲンガーには劣るとはいえ、一進化ポケモンの中では特攻・素早さが十分高いので、
進化させなくともそれなりの強さを発揮できる。
キッサキシティではNPCがチャーレムと引き換えにゴーストを交換してくれる。しかし、このゴーストにはかわらずのいしを持たされている為、ゲンガーにはならない。これはリメイク版も同様である。
友達がおらず、wi-fiも繋がらないという厳しい環境下にあったプレイヤー諸氏は交換後に真実を知って落胆したという人も多かったのではないだろうか?一応、ダブルスロットでゲンガーを入手するという方法があるにあるのだが、それすらもできないプレイヤーにとってはゲンガーは高嶺の花であったに違いない。
浮遊している手首はかつて、ゲーム内でのみ赤く縁取られていたが、第六世代以降の3Dグラフィックではゲーム外同様普通の色になった。
関連イラスト
関連タグ
デスタムーア (最終形態の体の構造が同じ)
ブラックフォッグ (漫画版オリジナルの超強化個体)