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コント番組の編集履歴

2022-03-02 17:05:31 バージョン

コント番組

こんとばんぐみ

その名の通りコントがメインの番組。ただしコントのみを放送している番組はあまり多くない。

概要

コントを中心に映す、構成したバラエティ番組。1970年代から2000年代半ばごろまで非常に高い人気を誇った。コントは直訳すると「寸劇」なのでよしもと新喜劇のように長尺のものは基本的に含まない。

コントだけしかやらない番組は少数で、多くのコント番組はトーク・歌・クイズ・ゲーム・ロケ企画など様々な企画を織り交ぜている。

地上波で放送されるコントにはお笑い芸人のみでなく、知名度が高い歌手や俳優が出演するケースも多い。逆も然りで、松嶋菜々子篠原涼子のようにコントから出世してドラマの主演まで上り詰めた例もある。


1960年代からザ・ドリフターズの活躍によって人気を博し、1990年代前半まではバラエティ番組の花形ジャンルであった。しかし、テレビの絶頂期が過ぎ去り緩やかな衰退が始まると、コント番組も徐々に減少してゆくことになった。


一つのコントを作るのに大掛かりなセットが必要になるため、バブル崩壊を経て1990年代後半を境に、予算不足、自主規制やクレーマーに引っかかりやすいなどといった理由から、コント番組は姿を徐々に消していく。代わりに、予算を大幅にカットできる上に番組側が脚本を作る必要のないネタ番組や、企画バラエティ、トーク番組が増えていった。

2000年代でも『笑う犬』シリーズや『サラリーマンNEO』などが最後の輝きを見せたが力尽きた。ネットの普及でSNS炎上の危険性が増したこともあり、ますますやりにくいものになっている。


コント番組が過激な演出によって一部視聴者から叩かれるのはそれこそ黎明期からの伝統であり、これが直接の衰退原因というわけではない。むしろ、悪評が立つことでスポンサー企業が難色を示すことの方が問題なのである。インターネットが普及し、広告使用料がネットの方に流れてしまう昨今はテレビ局も資金難にあえいでおり、スポンサー企業の機嫌を損ねないよう萎縮してしまっている傾向にある。言ってしまえば、テレビの衰退がコント番組の衰退に直結しているのである。


ただしこの現状に不満を感じているお笑い芸人は少なくないため、なんとかしてコント番組を復権させようする試みもないわけではない。コント番組自体も完全に途絶えることはなく細々と続けられている。2010年代からはNHKがコント番組制作に本格的に乗り出した。


2020年には世帯視聴率よりも個人視聴率・コア視聴率が重視されるようになるという転機が起こりコント番組がわずかに増加した。少子高齢化の現在は高齢者向けの番組を作れば高視聴率を取りやすくなるが、それだとスポンサーがつきにくいうえに若者がどんどんテレビ離れをしてしまう。

また、コントが得意な芸人にはバラエティ番組の主流となっているアドリブトークを苦手とする人もおり、しかしこのままだとコントという才能を活かせず活躍の場がなくなってしまう。このような事態を防ぐために新たなコント番組は日々模索されている。


代表的なコント番組

※お笑い芸人の自らの持ちネタを演じる番組や、コントをメインとしていない番組は除く。ただし、当初はコント番組だったが後にコントをやらなくなった番組については記載している。

※年代は放送開始時による分類


1960~70年代

8時だョ!全員集合

欽ちゃんのどこまでやるの!

欽ドン!

ドリフ大爆笑

みごろ!たべごろ!笑いごろ!


1980~90年代

オレたちひょうきん族

加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ

志村けんのだいじょうぶだぁ

志村けんのバカ殿様

とんねるずのみなさんのおかげです

ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!

ダウンタウンのごっつええ感じ

デカメロン

笑う犬シリーズ

大爆笑問題

明石家マンション物語→明石家ウケんねん物語

三宅裕司のワークパラダイス


2000~10年代

ワンナイ

ココリコミラクルタイプ

はねるのトびら

ロバートホールリチャードホール

ピカルの定理

サラリーマンNEO

侍チュート!

松本人志のコントMHK

LIFE!

東北魂TV

七人のコント侍

中川家&コント

コントの日


2020年代~

ただ今、コント中。

新しいカギ


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